花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

グラタン好き?

2008-12-26 | 週末ごはん・お酒
クリスマスの昨日は会社帰りに美容室♪
カット&カラーで最後はちょっと髪をクルクル巻いてもらって・・・

さぁ、パーティーにオ・デ・カ・ケ!




ではなく、仏教徒なので(←負け惜しみ)そのまま家に帰る。
で、野菜たっぷりラーメンをすする。  




都内のデパ地下はまるでクリスマスなんてなかったかのように今日は会社の納会セットなんて売ってるんでしょうね。  そしてもうお正月のセットも。




今年のお仕事は今日で終わり。
いつもより長いお休みに入ります。 

そしてこのブログもたぶん来年までお休み。
ときたま携帯から更新するかもしれませんが。


みなさまいつもおつきあいいただいてありがとうございます。
来年もタイトル「花暦」と関係のない記事や写真だらけのノンベイ生活を綴ることになるかと思いますが、変わりなく寄っていただけるとうれしいです。

どうか明るい話題がたくさんできる年を迎えられますように。





では、今年最後の「週末ごはん」です。

昨日の画像と同じ?って言わないで~~~
うち、グラタンが流行ってるんです。





クリスマスイブに作ったきのことショートパスタのグラタン

グラタン皿なんてしゃれたものがないので備前の片口で
(口が心配なのでアルミ箔で器の縁だけ覆ってオーブンにかけてみたり。。。)








グラタン皿買わなくちゃ。

備前の片口をオーブンに入れるのを見てダーリンが「大丈夫なの?」と心配するので、「1,200度以上の高温で時間をかけて焼かれるものだから200度程度のオーブンくらい大丈夫でしょ。」と私。 (電子レンジにはかけません)

それって無理やりな理屈でしょうか?
(ガラスは割れるものねぇ。。。)



しめじとハムを使ったグラタン。

マカロニかペンネで作りたかったのですがあいにく在庫切れだったのでユリの形をしたパスタで。



ダーリン「これ、おいしい! また作って」


ホホホ、そりゃおいしいでしょう。
きのこはシメジしか見えないけど乾燥ポルチーニを戻したものとその戻し汁もたっぷりな上にトリュフオイルまでかけてるんですから!


写真に香りが出ないのが今日ばかりは残念です。

牡蠣が来た!

2008-12-25 | 週末ごはん・お酒
昨日のクリスマスイブはまだ本調子でない私のせいでケーキなし。。。
お仕事日だったこともあり質素なクリスマスパーティーです。

クリスマスプレゼントもなし
お花もなし


クリスマスプレゼントとお花は体調に関係ないと思うんだけど?
ナゼか質素にと言ったら全部省略されてしまった。


いいんです、だって仏教徒だもん(の割にはあんまり信心深くないけど)

テーブルに並んだお料理を見て・・・

======
葉っぱとトマトのサラダ
切っただけのハム
帆立とたこのレモン山葵ドレッシングがけ
きのことショートパスタのグラタン
軍鶏のソテー
ビール&ワイン
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「いつもの週末と変わらなくない?」 by ダーリン


言われてみればたしかに。。。



まだあんまりお酒は飲みたい気分にならないのですが、せっかくなのでワインをちょびっとだけ。  とはいえ、1杯半でギブアップ。

1杯半ってボルドーグラスになみなみじゃないですからね。
お行儀良く控え目に4㎝くらいが一杯ですわよ。


この私の変貌ぶりにダーリンは「元気になったときの反動が怖い」と申しております。  ええ、的を射ているかと。




さて、この間の週末、瀕死状態になる直前に毎年恒例の牡蠣がやってまいりました。
北九州の一粒牡蠣です。


普段なら生でペロリというとこですが、体調が思わしくなかったので。。。
もったいないながら加熱しました。






牡蠣のグラタン









材料は
玉ねぎ、椎茸、牡蠣、バター、小麦粉、牛乳、塩胡椒、パルミジャーノレジャーノ



いつものようにホワイトソースを作らない手抜きグラタンです。

フライパンでバターを熱し、溶けたら細切り玉ねぎを半透明になるくらいまで炒め、きれいに洗って水気をとった牡蠣、8等分に切った椎茸を加え軽く塩胡椒。

牡蠣から水分が出なくなったら小麦粉を振り入れてまんべんなくからむよう炒めます。

牛乳を注いでとろみがつくまで火にかけてパルミジャーノレジャーノも少々混ぜ込みます。 塩胡椒で味を整えます。


器に盛ってパセリ、パルミジャーノレジャーノを振ってグリルで香ばしい焦げ目がつくまで焼いたらできあがり。


牡蠣はそれでも水分が後からけっこうでますのでフライパンでよく炒めておきましょう。





残りは松前焼き
昆布を敷いて半蒸し焼きにしてみました




こうして加熱するのは本来なら加熱調理用の牡蠣が向いてます。
生食用だとちいさくちいさく縮んでしまうことがありますので。

米坂線に乗る!-6

2008-12-24 | 花・風景・旅・他
ご心配いただいてありがとうございました。
おかげさまで熱はほぼ平熱に近くなり節々の痛みもすっかり消え失せたので働きに出ております。
薬も飲まず底力(?)で治しました。 我ながら、あっぱれ!


食欲はないもののなぜか病中インスタントラーメンが食べたくなったり、鰻が食べたくなったり。。。食べられる元気はないのにね。
こんなときはやっぱり「鍋料理」が助かります。

お酒も4日も飲んでないと・・・あ、ちょっとうそです。最初にちょっと熱が出た日だけワイングラス一杯飲みました。
なんだかこのまま一生お酒無くても生きていけるんじゃないかと思っちゃいます。

大きな誤解とはわかってますが。



さあ、いよいよ「米坂線に乗った!」の最終話です。
・・・なんか間が抜けてしまってすみません。




村上町屋歩き
村上は新潟で一番古い城下町です。


村上は「町屋」再生プロジェクトが実施されており、昔ながらの町屋作りや黒塀を守ったり、また造ったりと村上らしい景観を作る運動がなされていて、時期により人形様巡り、屏風まつり等、町屋に展示物をして一般に開放され無料で見学ができるイベントがあります。

「町屋」とは京都によく見られる間口が狭く奥行きが長く店舗を表通りに、奥や2階を住宅にしたもので隣との境である外壁は隣家と共有されています。
お隣さんが建てかえをするときには壁を残してもらわないと、お家が大変なことになりますね。




この時期は何も催しはありませんが、古い町屋が何軒か貸し出され展示会などが開かれていましたし、お茶屋さん等のお店でも町屋を見せていただくことができるようです。
この街作りに対するお店や町の方々の意識の高さは感心します。 街作りって企画はもちろん住む人も訪れる人もみんなの協力がないとなかなかうまくいかないものなんですね。



九重園




村上は日本のお茶産地の北限と言われています。
というとあんまりおいしくないのかしら?と思いがちですがさにあらずなのです。

ちょうど家のお茶が切れていたので「九重園」に寄ってみました
九重園と書いて"ここのえん"と読みます。 お店の名前の由来はその昔お茶作りを教えに来た九兵衛さんの"九"とこのお茶園の当主重兵衛さんの"重"をとったそうです。 お店の方がお村上茶について、またお茶の説明も丁寧にしてくれます。 おいしいお茶をいただきながらちょっと休憩♪

お願いすればここも町屋を見せていただくことができるようです。






村上の鮭といえば有名店「味匠きっ川」(-きち-は"七"三つを書く)
お店の奥にはたくさんの鮭が熟成中

屋内とはいえ環境は鮭のために外と一緒







お店を出て街中をさらに歩いていると・・・




あっちの家の軒下に鮭・鮭・鮭





こっちの軒下にも





向こうにも








12月の村上は何軒もの家の軒下に鮭が吊される風景があります
今ではごく短い一角でしか見られませんが「鮭塩引き街道」と言われています

鮭の口先に小さな札がついているのは鮭の重さでしょうか?






1日1組限定の宿
井筒屋

ここはかつて松尾芭蕉が2泊したという「旅籠久左衛門」跡だそう





旅館の玄関先にて





まだまだ旧家も見たかったしグルメ歩きもしたかったのですが時間切れ。
もっともっと1日中かけてお散歩したい町でした。
お散歩は足に自信がないという方はルネッサンス号という循環シャトルバスがありますのでそれを利用すると便利です。






お土産は「味匠きっ川」で買った鮭の生ハムとからすみ風白子

それに・・・

TVでも紹介されたという村上牛を扱う「肉の山信」で人気のハンバーグ(1コ450円)と、牛刺し(1,980円/100g)を夕食用に買って帰りました。




ハンバーグ
良質の脂がたっぷり
油をしかずフライパンでそのままじっくり焼いて(添付の作り方は仕上げがレンジでチンでしたが)

フライパンに残った脂で野菜炒めがおいし~~~♪

でも調味済みのハンバーグはちょっと好きではない我が家なのでした





牛刺し
生姜醤油でいただきました

ダーリンは生肉はちょびっとしか食べないので私の独壇場




すっごく食べたくて買ってもらったのになぜか牛刺しを何度も「馬刺し」と言い間違える私

「ええかげんにせーよ」と買った主から怒られましたが。。。そんな彼もなぜだか鮭をサバとずっと言い間違えておりました。

はい、似たものどうしで。



終わり

長々とおつきあいいただいてありがとうございました。

クルシンデマス

2008-12-22 | 携帯投稿
一昨日の夜から寝込んでおります

インフルエンザではなさそうです

一昨日は上がったり下がったり、昨日は上がる一方だった熱も今日はようやくだいぶ下がって37度代になりました


が、体を分解できそうなくらい関節という関節が痛くて医者にも行けません
もともと薬飲む気がないからいいんですけど



そんなわけで、旅の続きは今日も明日もお休みです
すみまっせーーん


眠れないのがツライです…ボソッ


で、オヤジ的ダジャレ
ベリークルシンデマス
(メリークリスマス)
笑えなーい

外の雨と同じくらいさぶいダジャレ

心はこれくらい元気です

米坂線に乗る!-5

2008-12-19 | 花・風景・旅・他
昨日は親会社&グループのクリスマス会
抽選会で図書券をいただいちゃいました♪
2日続けて小当たり獲得です。
このまま運気を盛り上げて年末へと持って行きたいでーす。

しかし・・・翌朝出社してその話題になった時
「よし、昼飯おごってもらおう!」と言った常務・・・・
そのセリフに「図書券じゃ食えないだろう」と返した専務・・・・

わたくし、心で泣きました。

そしてその後、ふと思ったこと


図書券じゃシャンパンは買えないよね?
ほぼ同じ穴の狢です。





では、長い長い旅のお話です。 一泊二日をどこまで引っ張るか?

やっとタイトルの「米坂線に乗る!」編です。




米沢駅ホームにて
雪かきの準備
こんなカラフルなスコップなら楽しい?(なわけないか。。。)





米坂線は山形の米沢と新潟の坂町をつなぐ約2時間走るローカル線です。
桜や紅葉の名所もいくつかあり季節の良いときには途中下車してみたいものですが・・・おそらくそれはきびしい。
この線、米沢~坂町をフルに走る本数は1日に5本だけなのです。


そんなですから、どんなオンボロ電車かと思ったら、あら、意外にも新しい。




米坂線
最近導入されたばかりのハイブリット車両だそうです





米坂線車窓シリーズです
バスといい電車といい寒い冬ですから窓越しの写真











のんびりのんびり
田園風景を見ながら走るうちにだんだんと雲に切れ目が見え始めました


晴れ女パワー炸裂?









やがて田園は山に変わり小さなトンネルをいくつも通り渓谷の景色から里山を見て、ようやく町に出ました。 坂町です。
ここで酒田方面の電車に乗り換え村上で降車します。



村上は新潟で一番古い城下町。


新潟と言えばおいしいお米!村上と言えば鮭!









ということでお腹空いたのでいきなり駅前の石田屋旅館の食堂に飛び込んで「はらこ飯」。

普段"いくら"はあまり食べないんですが、おいしいですここのはらこ飯。







キノコの酢味噌がけや海老出汁のお味噌汁もついて破格の1,050円なり。
ただ、私もペロリと軽く食べられるご飯の量なので男性にはもの足りないかもしれないです。
ちなみにビールを注文したらスーパードライでした。 でも大瓶。


腹ごしらえ(腹6分目くらい?)もできたので城下町散策にでかけ・・・ようというところでいきなり酒屋さんでストップ。



お酒に惹かれたワケじゃないのです。
"酒"と"鮭"をひっかけたような鮭と川流のデザインの看板を見て写真を撮っていたら中からお店の方が・・・






酒のきっかわ

日本酒・地酒もワインも豊富です





てっきりお酒を勧められるのかと思ったら「お時間あったら写真を見ていって」と。
お店の入り口にはA3サイズくらいの見事な夕日の写真が飾られてます。
ほどなくご主人が出てきて他にもファイルされた写真を多数見せていただきました。


みごと!!

ここは近くに夕日が美しい"笹川流れ"や海岸沿いの瀬波温泉があるので好条件の日には時折写真を撮りに行くのだそう。 それでも気に入った写真はそうそう撮れないとか。

まるで夕日の写真館にいるようなひとときでした。



まだ来週続きます。
すいません

米坂線に乗る!-4

2008-12-18 | 花・風景・旅・他
昨日はお仕事忘年会。
お客様への手土産をミッドタウンで買ったら福引きみたいなものをやっていて"ヘッドスパ"無料券が当たり。

スタッフの方の驚き気味な「おめでとうございます!」の言葉に「へ?そんないい"当たり"なの?」


・・・ヘッドスパってなんですか?
頭皮をキレイにしてくれたりマッサージしたりトリートメントしたり、かしら?
ブローは別料金とか、そんなことないわよね。(どこまで貧乏?)


期限は来年1月いっぱいまで。
ミッドタウンにヘッドスパしにいくだけじゃ修まらずやっぱりその後飲みに行っちゃうんだろうなぁ。。。






さて、旅のお話の続きです。

前日の自転車で筋肉痛になるに違いないと思っていたのに温泉が効いたのかまーーーったく平気。 でも、お尻は痛いです。

固いところに座ると・・・痛いっ。 
違うのよー、そういうのじゃないのよー。



バスに揺られうとうとしている間にどんどんと山の中へ。
白布温泉に到着です。 雪は道路端に残っているもののまだそんなに積雪はない様子。

宿でチェックインして荷物を置かせてもらったら裏山へ真っ先に行きます。









ひっそりとした森の中
お気に入りの場所なのです










旅館の裏手の山に入りまずは白布三十三観音にご挨拶





三十三観音は今日宿泊する旅館/東屋の二十四代当主が石工を連れて
西国三十三観音を巡礼して分霊を受けて1729年に建立したもの







こちらは笹野観音住職が四国八十八カ所霊場を巡礼して
分霊を受け昭和50年に安置されたそう


八十八カ所霊場めぐりまでここでできてしまいます♪







まるであったかな羽織をつけたような。。。
すいません
不謹慎ながらも頭の上に苔の芽が出ているのが
うっすら髪がはえてるように見えてしまって







では、宿に戻ってお風呂に行ってきまーす。


天窓近くからドドドドッと轟音をたてて流れ落ちる3本の打たせ湯(打たせ湯としては強すぎるくらいの湯量)が温泉成分で真っ黒くつるつるになった湯船に注がれものすごい量のお湯があふれ出しています。
外気が天井あたりから新鮮な冷たい空気がかなり降りてくるので熱めのお湯も入って慣れればけっこう長湯できます。
透明なお湯にわずかに白い湯ノ花がふわふわと
あ~、たまりませーーーーん♪(←思い出すだけで癒されます)

宿の部屋数が多くないせいか?みんな露天風呂に行ってしまうせいか?けっこうこのお風呂を独り占めできる確率って高いのです。

ザバザバという湯の流れ落ちる音以外なんにもない。。。
ふわぁ。。。。とリラックス


ただ、難を言えばシャワーは一つだけでしかもなかなかお湯が出てこない。
他のガランはいまどきめずらしくお湯と水が別々の蛇口から出るので自分で桶にミックスして使います。

そのうち桶を二つにして片方を使っている間にもう片方にお湯をためるというワザを。

いいえ、不便さだって情緒です。
私たち、便利なことに慣れすぎているんです。これに文句を言っちゃいけません。これすら宿の価値なのです。
・・・好きとなるとこうなります、私。





冷えた体を温泉で温めたあとは恒例のスパークリングワイン、ボトル飲み!
ちょっと残る苦みが気になりますがキュっと飲むにはいいですね。

(注意:200mlです)






このあとお夕食~♪


お待ちかねの"よねざわぎゅう"ですよー。



すきやき♪すきやき♪ルンルンルン♪






家ではまずやらないすき焼きです。(前回はしゃぶしゃぶ)


鯉の洗いや揚げた岩魚のあんかけなどなどの懐石仕立てのお料理に米沢牛の[ステーキ][しゃぶしゃぶ][すきやき]が選べます。

米沢牛はやっぱりおいしいのだ~

でも、すき焼きはどうしても甘辛であり、他のお料理もすべて少し甘味の入った調味がされているので途中で食が進まなくなってしまうのです。
初めて泊まった時の芋煮や岩魚のお刺身にすき焼きがついていたお夕食の方が好きだったなぁ。とゼイタクを。。

昨年も思ったんですがなんだか米沢牛に重点が行き過ぎて(しょうがないんだけど)他のお料理がいまひとつ。
とはいえ、宿泊料金が2人一部屋休前日泊で1人当たり15,900円(しかもインターネット予約はここから500円引き)のレベルとしては上出来です。


何よりこの宿は惜しげ無くドバドバと温泉が注がれる歴史あるお風呂と米沢牛を味わうだけでも十分泊まる価値大なのです。


翌朝、「ドドドドッ」という音に目を覚ましました。

「何?今の」
「誰か階段から落ちたんじゃない?」


こんなのんきなことを言っていると・・・部屋の外を見たらあ~らビックリ! 
人が落ちたんじゃなくて雪が落ちたのね







一面真っ白な雪景色。 さっぶーーーい。 まだまだしんしんと降り続いています。
山の天気というのはこういうものなんですね。






お隣の茅葺き屋根の西屋さん
(以前は茅葺きの宿が東屋/中屋/西屋と並んでいたのです)






あぁ、今日はさすがにお天気ダメかしら?予報はどうにか雨/雪から午後回復のようですがどうなんでしょう。


朝食後、チェックアウトして路線バスで再び米沢へ。
どこもかしこも真っ白。 バスも慎重に徐行運転です。









白い景色がとってもきれいでした。
遠くに見える桜の木は、満開の花をまとっているようにさえ見えます。

山を下り市街地に入るにつれ雪はやみ、積雪も減り。。。 


いよいよ新潟に移動です。

やっと!  "米坂線に乗る!"
ようやくタイトルにたどり着いたわ!

米坂線に乗る!-3

2008-12-17 | 文化・茶道
第三話まで来てまだタイトルにたどり着いていません。。。
すみません。


米坂線に乗る!-3
奥羽本線で高畠から米沢に移りました。


米沢駅に降りるとなぜかホッとする私。
なんか「田舎に帰ってきた~」という気分なのです。
駅前にそう高いビルもなく空と山の風景が見渡せるせいなのかもしれません。

まずはいつもの通りを歩き・・・




駅からすぐの音羽屋旅館
古そうな大正浪漫っぽい建物がいつも気になります
登録有形文化財らしい





まだまだ歩く先は長いのでここでちょびっとエネルギー補給
「峠の力餅」米沢支店

名物はお餅(羽二重)に餡の入った"峠の力餅"
同名のものが新幹線が止まらない峠駅近くの最上屋本店でもあります
よく似ていますがそれぞれの店で作っているため値段も味も異なるようです





じんだん餅(ずんだもちのことでしょう)
甘さ控え目なずんだ餡には豆のつぶつぶの食感

同店で以前食べたずんだ大福の方が好きだなー
このほかにやわらか~いできたて粟餅も食べました



米沢といえば"米沢牛"ですがまだちょっとガマンして、山形と言えばやはり"蕎麦"でしょう。
ランチはクチコミで最近人気の「そば工房蓼」に行ってみました。



そば工房蓼(TADE)





残念ながらスーパードライですが・・・ 米沢バージョン"直江兼続"プリント





付だしは甘露煮





せっかく山形なので
せっかくお蕎麦なので
やっぱり地酒でしょう。。。 

山形県内でもちょっと離れた庄内のお酒ですが






山形=板そば?
盛りよりボリュームアップ

あら・・・山形のお蕎麦にしちゃちょっと色白ね


お店の人から聞いたワケじゃないので定かではありませんがクチコミ情報によるとここは十割の更科とのこと





更科と言えば真っ白な透明感のある細い蕎麦を思い浮かべますが(違います?)ここはうっすら色つきでポツポツと茶色い粒子も見られます。
食べるとずっと更科らしいコシ・歯ごたえ。  見た目のイメージとはちょっと違います。
ダーリンは視覚と違う味&食感に"今ひとつ"という印象なよう。

おいしいと思うのですが山形=藪系の田舎蕎麦と勝手に思いこんでいると期待と違うものということになります。

これは好みの問題ですね。


お店の方の接客は感じよく、お庭の見える座敷でのんびりとできるお店です。



さて、腹ごなし~
歩け・歩け・・・


米沢には古い木造の家や店がまだ多く残されています














米沢に来たらはずしてはいけないのが上杉神社
米沢城趾の松が岬公園内にあります
神社もまわりの木も雪の装備をしています





上杉謙信を祀る神社で以前は米沢藩の名君と言われた上杉鷹山も供に祀っていましたが現在は鷹山公は敷地内の松岬神社に祀られています。

公園内には伊達政宗生誕の地という碑もあります。


米沢市内は来年のNHK大河ドラマ「天地人」の舞台となるためにどこも盛り上がっているようです。  こんな看板あったっけ?なものがいくつも。

「天地人」の主人公は米沢藩初代藩主上杉景勝の重臣・直江兼続






バスの車窓より



さて、米沢駅から西吾妻連峰方面へとバスに乗ること約50分。 だんだんと道路や木々の根元に雪が増えていきます。
このずっと先の道路はすでに冬季閉鎖されています。



やっと白布温泉に到着。
ここはドラマ「天地人」の主役・直江兼継が鉄砲を密かに作らせたというところ。




直江城州公鉄砲鍛造遺跡の碑






白布温泉を訪れた時の前記事↓↓↓


2004年3月
雪に覆われた白布
米沢の歴史もちょっぴり書いてます


2005年7月夏の白布



2007年10月
秋の白布1

秋の白布2

秋の白布3




米坂線に乗る!-2

2008-12-16 | 花・風景・旅・他
何を好きこのんで冬のさ中寒い場所に旅行を?

いいえ、寒いから寒い場所の温泉に行くんです!



週末の天気予報、米沢も新潟も曇り時々雨とか雪とか・・・
しょうがない、冬の東北や北陸の晴天率は低いのだ。 だから雪だって積もるわけだし。

そうあきらめつつも友人達の晴れパワーにすがり、女子フィギュアをTVで見ながら「真央ちゃんが転ばなかったら明日は晴れる」なんて妙な願掛けもしてました。

困ったときの神頼みどころじゃありません。


宿泊先-米沢市(山形)の白布温泉を訪れるのはもうこれで4度目になります。
そんなにいいところ?と言われれば・・・「私にとっては!」


しかし、今回は山形新幹線つばさで、山形の温泉に行くだけでなく、米沢と新潟の坂町を結ぶローカル線/米坂線に乗って南山形を横断して新潟の村上へ行き、新潟経由で帰ろうというのです。
くどいようですが、鉄道オタクではありません!



さて、米沢はもう何度も行って歩き尽くしたとも言えるくらいなので今回はちょっと足を延ばし新幹線の次の停車駅"高畠"で下車します。


おぉ、やっぱり南東北・山形は寒い。

この高畠駅、おとぎの国のお城みたいな建物で、温泉施設までついてます。 でも温泉は宿までオアズケ。

一番の新幹線で到着したので駅近くにある「高畠ワイナリー」も高畠出身の童話作家の「浜田広介記念館」もまだ営業時間前、そこでレンタサイクルを利用して、昭和49年に廃線になった山形交通高畠線の跡地を利用して造られた"まほろばの緑道"をサイクリングします。 ・・・やっぱり鉄道好きと思われそうだなー

12月の東北でレンタサイクルなんて
そんな物好き私たちくらいしかいないですね、はい。
雨が降りそうな雲の下をサイクリング♪サイクリング♪
風が無く穏やかな天気とはいえ、さっむいで~す。 


駅でマップをもらい、昭和の趣残るという高畠中央通り別名「昭和縁結び商店街」へ行ってみたものの・・・なーんか中途半端。
たしかに古そうな商店やら看板やら残ってはいるもののまばらで商店街というイメージすらピンときません。 どこにもある古びたというか寂れた街並み?


県の重要文化財に指定されている三重塔を持つ"安久津八幡神社"や旧高畠駅が保存される"まほろば緑道高畠広場"に行ってみたものの道標もほとんどなく案内板もなく、"なんだかわかんなーい"場所だらけでした。

歴史資料館のようなところに行けばわかるらしいのですが、観光マップや移動所要時間の書かれたサイクリングマップなど作って頑張ってるのに緑道には道標や目的地までの距離などの標示がないなどわかりづらいです。


予算がないんでしょうか?
久々の自転車で泣きたいほどお尻は痛いし足も棒のようになるし・・・スタートですでに疲れ放題です。


たぶんこの季節に行ったのが間違いなんだと思う。
桜咲く季節やまわりの田んぼが青々とする時期や稲が色づく時、いっそ雪に覆われる2月ごろにでも行けばよかったんだわ、きっと。



でも、高畠の子供達はすれ違うとみんな気持ちよく「おはようございます」「こんにちは」と声をかけてくれます。 いい町だなぁ。

がんばれ高畠!!



昭和縁結び商店街にある龍寿院に安置される大日如来尊の大わらじ
ここは足を丈夫にしてくれるんだそうな。
長さ3.5mもあるわらじは1月の行事=大わらじみこし祭りで担がれるそうです






安久津八幡神社には本殿の"修理改築中/20年3月完成予定"という大きな工事計画の立て看板が建てられたまま。(今もう12月ですが)
鳥居近く、参道の両端にあまりにも目立つ横たえられた石の円柱2本のそばには「じじばば石」と書かれた札はあるものの名前の由来もどういうものかも説明無し。




安久津八幡神社の三重塔

 
これが「じじばば石」
帰ってからネット検索したら
昔おじいさんとおばあさんが鳥居を奉納しようとしたところ
鬼に邪魔をされて置き去りにされた石柱という説があるそう






池に落ちた松の葉が描いた流れ模様









旧高畠駅の駅舎




旧高畠駅は大正10年に高畠鉄道が創立され開業されたもので後に合併により山形交通が運営しましたが水害による一部区間の廃止から昭和49年に全線廃止となっています。
駅舎は保存のために移築され"まほろば緑道高畠広場"ができました。 小さいながらも高畠石の立派な造り

現在の「JR高畠駅」は明治33年奥羽南線米沢~山形間の開通でできた「糠ノ目駅」が平成3年に高畠駅と改名されたものだそう。(by wikipedia)






公園内に冬桜が




そうこうしているうちにだんだん空の雲が消えていきました♪

午前中に高畠を後にして奥羽本線で二駅の米沢に戻ります。 

お腹空いた! お蕎麦を食べに米沢駅に行こう。








すっかり気持ちよく晴れ渡った空


米坂線に乗る!-1

2008-12-15 | 花・風景・旅・他
ただいま~♪
米沢(山形)~村上(新潟)の旅から戻りました。

まずはコメント欄で強力な"ハレハレ波"を送っていただいたブログ[+++ ニョッ・記 +++]レフア★さんと、コメントはなくとも恐らくこれまた晴れ女パワーを私に飛ばしてくれたであろう[HAPPY DAYS]HEEさんに心から感謝をいたします。


おかげさまで天気予報大ハズレ、インド人もお釈迦様もびっくりの晴天に恵まれました。 しかも、夜から朝にかけての雪で冬の東北の姿を楽しむに十分すぎるくらいの天候にただただ感嘆するばかりです。


写真の整理をしつつまた旅の様子を今週はアップしてまいります。


というところで、まずはお味見程度に写真をふたっつ。






旅館の屋根からドサドサっと落ちる雪






なんだかわからないで見るとホラーですな~





あ、タイトルの「米坂線に乗った!」ですが、ワタクシ決して鉄道オタクじゃございませんので誤解無きように。(最近容疑が濃くなりつつありますが)