花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

6連休

2008-04-30 | 週末ごはん・お酒
リンゴをかじると歯茎から血が出ませんか? なんてCMがむかーしむかーしありましたけど、


山芋をすると手が痒くなりませんか?(つまらない展開ですみません)

気をつけて気をつけてやっていても、魔が差すときはあるもんです。

昨日もすり鉢でスリスリしていたら・・・山芋を持つ右手がつるりんっと滑って山芋が左腕の素肌にジャーンプ。 床に落とさないよう腕で抱えてしまったからさあたいへん。 


かゆい
かゆい
かゆい
かゆい
かゆーーーーーーーーい!!


腕真っ赤っか。


あわてて洗い流しましたけどやっぱりそんなもんじゃムリ。
酢で洗うとおさまるって聞いたことがあるのでお酢をちゃぴちゃぴと腕に塗ってみたものの・・・痒みは止まらずそれどころか、皮むき器で削ってしまった小指の傷にしみるのなんのって。
もう、踏んだり蹴ったりです。


この痒み、山芋に含まれるシュウ酸カルシウムの針状結晶が皮膚を刺激することで起きるのだそう。 でもってシュウ酸カルシウムは酸に弱いのでレモンや酢で軽減できるらしいのですが。。。
そういえば、同じシュウ酸カルシウムを含む里芋でもたま~に痒くなりますね。



では、週末ではなかったので本日は「休日ごはん」です。


「食べたい」からではなく「作ってみたい」のでお料理をすることが多々あります。 ふき味噌もその一つ。 

季節ものって期間が限られている分だけ特に「作りたい」と強く思ったりするようです。





ふきのとう7~8コくらいでちょびっとの試作です。

自己流ですが、ふきのとうを水にさらしてアク抜きしたら、鍋にごま油を入れ、刻んだふきのとう、お砂糖、みりん、出汁、お味噌をぜーんぶ鍋に入れて火にかけて練り上げるだけ。  ふきのとうの緑が濃くきれいになったらできあがり。


いい加減に作ったけど超おいしいです。
ごはんを食べるお箸が止まりません!


ふきのとう 40~50g(水にさらしてアク抜きしてから刻む)
ごま油少々
砂糖  大さじ 半分強
みりん 大さじ 半分強
出汁大さじ1強
みそ30~40g


こんな分量だったかと思いますが、いいかげんです。
レシピがちゃんと書けない私ですのであとはご自分で調整してみてくださいませ。



さて、わたくし明日から6連休でございます。 うほほ・・・世間様から非難囂々受けそうです。

でも、だからといって海外旅行とか温泉旅行とか行っちゃうわけでもなく、小出しにケチくさく近場をうろちょろする予定。




では、GW明けまでお休みなさいでございます。




菜の花も花の時を終えて実をたっぷりと抱えています




いちぢく
成長記・・・といきたいとこですが
赤の他人のお家の木なので




こちらも通りすがりのご近所の桜
さくらんぼがなってるーーーー






GW突入

2008-04-28 | 花・風景・旅・他
GWとはいえ働きづめの方も、どどーんと大休暇の方も、いかがお過ごしですか?

私は今週1日おきのお仕事。。。 忙しいんですが、なんとなく気の抜けたような仕事ぶりです。 いかん、いかん。

電車も心なしかすこーし空いているような。



この土日もどんよりと過ごしてしまいました。



休みはうれしいけど、
「飲みに行けないのがツライっ!!!」



せいぜいウォーキングをまじめにしてダイエット生活しようっと。
(とかいいながらシュークリーム食べちゃったよ)



そんなウォーキング中に撮った何気ない写真です。



マッチ棒?




さくらの枝についた小さな小さなサクランボ
これは大きくならないんでしょうねー






そして・・・
荒川のホームレスもついにこんな小屋まで建てちゃった!?




まったく、わざとらしいほどのボロ小屋です
どうやらTVで使うのセットのよう
何の番組でしょう?
フジTVのようです

どなたかドラマかバラエティでこの小屋を見かけたら教えて下さい

お休みの前に

2008-04-25 | 花・風景・旅・他



昨年買った’97のワイン


10年前のワイン。。。10年前何をしていたっけ?


あまり変化のない生活を送っているので10年前と言ってもピンとこない。
ただ、年齢が10歳若かったことだけはたしかです。 


当たり前だけど年齢も体力もお肌もやっぱり10年若かったわけだ、と思う。
今にさほど不満があるわけではないけど、やっぱり10歳分若々しく思い起こされる自分がそれだけでなんとなく元気そうにまぶしく思えたりもする。
まぁ、10年前だって世間的に十分おばさんな年齢ではあるけれど。


きっとあと10年後、10年前である今を思い出そうとしたとき同じように10若い今の自分に同じ気持ちをいだくんだろうなー。

「10歳若かったらできたかもしれない」 そんなことばかり思っていてはこの先何の望みも持たず何も興味を持たず何もせずいることになってしまうかも。


あと10歳若かったらあれができかも、これもできたかも、と考えることがいかにナンセンスなことか、やらないことの言い訳でしかないことはわかっているんだけど。
10年後の自分が輝いていられることを思い描いて今からできること。。。

うーーーん、難しい。



そんなことを考えながら飲むワインのお味は?

・・・飲み始めたらすっかりそんな思いは消えとんでおいしくおいしくいただいておりました。



では、今週の最後は旅行の一コマ(ひとつじゃないんだけど)。
























以下はちょっとオモシロ写真



とんびが鈴なり
電線・・・重そうです。大丈夫なんでしょうか?




元伊勢籠神社の4代目神主さんの像だとか




何か御利益があると思ってか?
みなさんカメの鼻っ面をなでていくんでしょうね
すっかりピッカピカ




ここにもカメ・・  
そしてカメの上にカメ・カメ・カメ




旬のもの

2008-04-24 | 週末ごはん・お酒
旬のものを食べるって体に元気をもらえるような気がします。
エネルギーいっぱいで育ったものを食べるってこと、それだけでパワーが出そうです。 (とかいいながら今日も午後眠くてしょうがなかった私)


竹の子なんてあっちゅー間に1メートル2メートル伸びて、見上げても先がわからないくらい立派に成長しちゃうくらい。

あぁ、私もあと5㎝くらい成長したかったわ。(できることなら膝下5㎝プラス)



今ものすごーーーーーーーーく竹の子狩りに行きたいんです。
どこだってあるじゃないって言われそうですが。 どこでも掘っていいってもんでもないし。 



でもって、「週末ごはん」はデパ地下で買った京都産の竹の子
関東でよく売っているのとちがって小ぶりで甘味香りたっぷりです。



だ~いすきな焼きたけのこ
これは米ぬかで茹でて一晩置いたものをグリルでタレをつけながら焼いてます
タレは、お醤油、みりん、味噌少々
香ばしく焼き上げましょう




ウドにEXV.オリーブオイルなんかかけちゃったり
ビネガーと塩も少々



ぼたんざくら

2008-04-23 | 花・風景・旅・他
今日はポカポカあったか陽気。
お昼寝したくなっちゃいますね。
今日はランチでワインを2杯。。。 午後が眠くてつらかったのなんのって。
そんなときに限ってめちゃくちゃ忙しかったり。


今日会社で、昨日の話題の黒鯛が844円だったという話をしたら、「それは絶対ニセモノだ」と言われてしまいました。  そんなの言われたってわかんないもーーーん。 最近は養殖だってしてるらしいしニセモノとは限らないと思うんですが。  


というわけで、ショックを受けたので本日は食の話題から離れます。


その花の様子から「ぼたんざくら」とも言われますが、一般的には八重桜。
ソメイヨシノの後に開花期を迎える八重桜の写真を撮ってきました。


種類はカンザン、イチヨウ、エドザクラ、ヨウキヒ、とあったんですが・・・すいません、どれがどれだかわからなくなっちゃった。














こうしてツボミを見るとバラみたいです
そういえば、桜ってバラ科だったっけ






そして、2月に剪定した枝をもらってきたメルロー。
まだまだちっちゃい葉ですがしっかり「ぶどう」らしくなってきました。
枝は10本ばかりあるのですが、なんと発芽率100%!!
ぶどうの生命力の強いこと。



4月15日撮影



4月20日撮影


早く土に植え替えた方がいいのかしら?

鯛7段活用

2008-04-22 | 週末ごはん・お酒
「あと1週間でG.WEEKだね」 (ワクワク)
「でも、そのもう1週間後にはG.WEEK終わるのよね」 (バッサリ)


もうすぐG.WEEKですね。
どこかお出かけ?
我が家はなーーーーーーーーんの予定もありません。

今年はホントーに美しいほどの飛び石です。
28日働いて29日休んで30日働いて1日休んで2日は働いて。。。
休みっぱなしも社会復帰できなくなりそうですが、1日おきってのもなーんだか気が入らないような。

私はどっかにふらふらお出かけしたいのですが、出不精なヤツがいるし、かといって自分だけ出かけてばかりいるのも気が引けるし。




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では、本日もはりきって「週末ごはん」のお話を。 本当に張り切ったんですよー、私としては。

土曜日にスーパーに行くと、なんと黒鯛がまるごと一匹(一尾)844円也!(大ぶりな物は千円強でした)


先日来、鯛の桜蒸しが作りたいとか、鯛飯が食べたいとか・・・(作り"たい"と食べ"たい"はダジャレの意図はないです)言ってたんです。 そんな目の前にお手頃サイズの鯛。

うろこだけひいてもらって自分でさばこうと思っていたのに買おうという言い出しっぺが「生ゴミが臭くなるからおろしてもらってできるだけここで捨てていって」とのたまわる。。。
そりゃ私だってお魚好きでも生臭いのはキライです。


かくして未だ魚をまともにさばけません、私。


とりあえずこんなふうにおろしてもらいました。

頭=真っ二つにかち割り
お刺身用骨なし半身
尻尾&骨付き半身を2分
白子


これを7段活用しま~す



昆布締め



まずは=2種、お刺身用の半身をさらに半分にして皮をひいて3/4を普通に、1/4を昆布締めに。
皮は捨てないで取っておきます。


=3番目、白子はさほどぷりぷりじゃなかったので頭と一緒にあら炊き。
熱湯にググらせて(←くぐらせての間違いだけどおもしろかったのでそのままに)きれいにお掃除してからゴボウと一緒に煮付けます。
本格和食の作り方ではしっかり味つけしますが、うちはお砂糖はだいぶ、お醤油はちょっと控え目。






骨付き半身も結局(皮をつけたまま)骨から身をはずします。
=4番目、身の半分はにんにく、塩胡椒でソテーしてネットで購入したトリュフソースをトッピング。
これって、こんなゼイタクソース使っちゃってちょっとズルいかしら?



骨と残り半分の身は焼きます。







=5番目、焼いた骨半分で潮汁風に。
(半端に切れ端になってしまった腹の部分も焼いてお汁に)
針生姜少々とセリを彩りに。


=6番目、あとの焼いた骨半分と身は鯛ご飯。
炊飯器にお米、出汁と薄口少々、そして焼いた鯛の骨と身を乗せて炊くだけ~♪ 



残っていたタケノコも一緒に炊き込み




=7番目、そして、最後には皮です。
これは利休焼き(八幡巻き)にしてみました。


出汁、醤油、砂糖を1:1:1に練り胡麻少々を加えたつけ地に1/4細切りにしたウドとともにつけてしばし置き(ウドはつけすぎないように)4本合わせて元通りの姿にしたウドに斜めに巻き付け焼きます。

皮をひくのがへたくそな私はうーっすら身が皮に残っているのでちょうど良いのです。 うふっ。

皮香ばしく、ウドがしゃきっとしておいしーーーー






のはずだったのに、うっかりウドをつけすぎてしんなりさせてしまって大失敗。
味はよかったんだけど。  
黒鯛ってくらいで皮が黒いわけですからあんまり色は美しくなく・・・やっぱり普通の鯛がいいのかもしれません。

 

しかし、これだけ食べ尽くせば鯛も成仏してくれるかも。
あ・・・いつもはこんなやらないですからね。

もう大変だったんですから、料理本3冊とくびっぴき。

山菜たんまり

2008-04-21 | 週末ごはん・お酒
杉花粉は終わったと思ったのですが、風の強かった一昨日どうも目が痒くて鼻水が・・・  杉花粉アレルギーの人はひのきに対してもアレルギーであることが多いそうです。 私もごく軽度であるもののひのき花粉にたしてもアレルギー反応を起こします。 でも、去年までは自覚するほどじゃなかったんだけどなぁ。 
まだまだ薬飲まなくちゃダメかしら?


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久々の「週末ごはん」です。

福島から山菜がたっぷり届きました。
・・・たっぷりすぎる量です。

山うど、行者ニンニク、しどけ、セリ、こごみ、香茸


さぁて、どうやって食べるかなー?


香茸は乾燥されていてすごく強いポルチーニのような香りです。
まずは和風きのこパスタに。





こごみは酢味噌で



酢味噌は玉味噌をお酢でのばしたもの。
玉味噌だと酢味噌がとってもまろやか♪ ひと味違います。
これ、1ヶ月くらい保存がききますし、あるといろいろ応用がきくスグレものです。


玉味噌の作り方は、白味噌(西京)、みりん、卵黄、酒、砂糖を合わせ火にかけて炊き上げます・・・とか書きつつ、これは横浜の居酒屋さん「ととや元」でお裾分けしていただいたもの。  自宅じゃ卵黄を入れて炊きあげるなんてことなかなか。
卵黄一個分を入れる味噌の割合は2人家族じゃちょっと使い切るのが大変ですから。 

おまけに、私は卵黄だけとか卵白だけとか使うお料理って苦手なのです。


うどは皮を剥いて酢水にさらしてこれも酢味噌。
和えると時間とともに水分が出てしまうので酢味噌をつけて食べるようにします。
これは「ととや元」風ね。





うどは後日また違うお料理にも登場。



うどの皮はごく一般的にきんぴらです




しどけはちょっとクセがありますがポン酢でおひたし。


さて、問題は行者ニンニク。
実は買ったことないのでお料理するの初めてです。

醤油漬けにしたり、餃子に入れたり(行者にんにく餃子ってダジャレみたい。。)、天ぷらというレシピも見ましたけど結局手抜きして炒め物。





生のままだとまさににんにくの香りですけど炒めるとなんとなーくおソースの香り?  不思議な味でした。  今度焼きそばやチヂミに入れてみようかな?


送り主様、ありがとう~~~♪
またよろしくネ(←どこまでも図々しい私)



明日は鯛7段活用・・・をアップするかも。

丹後半島城崎温泉親子旅-4-

2008-04-18 | 花・風景・旅・他
丹後半島~城崎温泉親子旅

訂正のお知らせ
先日アップした「またのぞき」の写真を"またのぞき"らしく修正しました。(でもあまり見ないでください ^_^;A)
「いさざ」の情報を<いさざ=別名しろうお>に訂正しました。


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観光ツアーというのはどうしても希望しない場所までセットについてくるものです。
別に行きたくもなかった「鳴き砂文化館」。。。 
丹後半島の"琴引浜"は日本全国何カ所もある鳴き砂の浜の一つで島根の"琴ヶ浜"と同様「日本の音風景百選」に選ばれています。

でも、その浜にはいかず鳴き砂体験のできると~っても便利な(?)鳴き砂文化館。
琴引浜を歩くならまだしも・・・と思っていたのですが日本の各地の砂、海外の砂など見たり、砂粒と見分けがつかないほど小さい1ミリ以下の貝を砂の中から探したり、けっこう遊べる場所でした。  対岸の国からの漂流物や海に捨てられたゴミを食べて死んでしまったウミガメなども紹介されています。



1ミリあるかないかの大きさの貝
それでも顕微鏡で見るとちゃんと巻き貝の形と模様がわかります
小さすぎてピントあわず。。。




そしてまたまたバスに乗り込みますが、このころになるとだんだんと睡魔が。。。
しかし、ガイドさんは一生懸命話をしてくれる。 大勢が乗るバスツアーなら大半が寝ても誰かが起きてガイドさんと会話もできますが、たった3人では寝るわけにいかず。


眠い・・・寝ちゃイカン・・・   戦いです。
つらいのなんのって。

もっとも、おかまいなしに寝てる人も約一名いましたけど。



バスはやがて海岸沿いを離れ兵庫県に入り最後の観光スポット、豊岡の「コウノトリの郷」に着きました。
「コウノトリの郷公園」では国の天然記念物であるコウノトリを飼育し、産卵孵化させて育て野生に帰すということをしています。





園内には常時十何羽かのこうのとりが飼育されていますが、餌の時間になるとどこからともなく野生に帰されたものまで集まってきます。
さらに違う鳥まで。。。(コラコラ、あんたらの餌じゃないっちゅーに)




なんか多くない?
色違わない?

上空にはとんびまで餌を狙ってます












つかま~えた~♪



ここで観光は終わり、「丹後浪漫す号」は城崎温泉へと走ります。
この1日観光バスは城崎温泉で下車することもできれば、そのまま乗車して追加料金なしで天橋立まで戻ることもできます。 


丹後半島をぐるり観光できるこの「丹後浪漫す号」、曜日によっては昔なつかしいボンネットバスが登場します。
情緒たっぷりにボンネットバスで半島を巡るのもまた楽しいでしょう・・・が、長時間の乗り心地には問題があるようで。
城崎温泉の仲居さんも言ってましたがボンネットバスで着かれたお客様はみなさんだいたい疲れ果て到着するとか。








城崎温泉は志賀直哉や島崎藤村、他の文豪が訪れた地であることと外湯めぐりで有名です。
普通温泉地の外湯というと昔からある小さなお風呂であることが一般的と思いますがここの外湯はすべてスーパー銭湯級の大きさでゆったりと入れます。
そして情緒たっぷりの温泉街にはおきまりの遊技場もあり、7カ所ある外湯は23時まで営業しています。

















駅から宿までは電車の発着に合わせて各旅館までバスの送迎があり、お宿によってはチェックアウト後に駅前の荷物預かり所に荷物だけを運んでくれて(預料1コ50円)手ぶらで観光できます。 


宿についてお風呂に入ってから夕食をとり、少し休んだところでせっかくなので温泉街をぶらぶら歩きながら外湯めぐりをしましょう。
とはいえ・・・7カ所全部入ったら湯あたりしそうなので2カ所だけね。  美人の湯と言われる「関所の湯」と一番古い開湯だという「こうの湯」に入りました。
外湯はもちろん有料ですが泊った宿で無料券をくれました。


翌朝、チェックアウトをして荷物を駅に運んでもらい、身軽になって歩いて駅にむかいます。  まずは城崎ロープウエイで展望台に上がり街を見下ろしてみます。



ロープウエイ乗り場の近くにあった温泉腰掛け
椅子の木の隙間から湯気

・・・ビニールを敷かないとお尻塗れます





温泉街の向こうに見える円山川、さらにその先には日本海が




下界に降りたらお土産屋さんをのぞきながらのんびり駅に歩いていきます。


















焼鳥ならぬ焼豚?焼牛?いえいえ、おせんべいなんです。


おせんべい屋さんのいい香りにつられて思わず。。。串焼きぬれ煎餅?



城崎温泉は地域が一体となって観光客へのサービスを徹底している居心地の良い温泉場でした。

こうして無事2泊3日の旅はオ・シ・マ・イ。



ご参考までに、

天橋立(宮津)は茶六別館=ちゃろくべっかん泊
城崎温泉(きのさき)はときわ別館泊

茶録別館は温泉ですが循環濾過
ときわ別館の温泉は掛け流し循環濾過併用
城崎温泉は源泉を持つ宿はなく町が管理して各旅館に配泉しているとか。

泉質にこだわるなら城崎温泉の近くに湯村温泉があります。


どちらもサービスは抜群に良くいい宿でした。
ただ、お料理については茶六別館が群を抜いて良かったのでときわ別館の影が薄くなってしまいました。 

茶六別館ではお風呂に飲料水が用意されているし、部屋にもポットで氷水のサービスがあり、朝刊も用意されていました。 


部屋やお風呂の使い勝手も茶六別館に軍配です。
もっとも茶六別館は3人一部屋平日泊で1人22,400円、ときわ旅館は同じ平日泊1人16,800円と差があります。 どちらの旅館もスタッフの対応はとてもいいです。


丹後半島城崎温泉親子旅-3-

2008-04-17 | 花・風景・旅・他
丹後半島~城崎温泉親子旅


第三話です。

北近畿タンゴ鉄道=略してKTR、お客様の快適な楽しい旅をお約束致します。
って・・・・・関係者じゃありませんが、応援したい気持ちです。

天橋立を後にして舟屋が海岸沿いに並ぶ伊根町に向かいます。
おっきな観光バスは3人貸し切り、海沿いの風景を独り占め・・・いえ三人占めにしての快適ドライブです。

関西の方を十把一絡げにしては失礼かもしれませんが、丹後半島出身のベテランガイドさんはさすが関西の方、オモロイおねえさんでした。
おばちゃんって言いたいところでしたが、どうやら私とそう年は変わらなそう。(つまり私は自分をまだオネエサンとと思っているわけだ)


さて、いつかこの目で見てみたい、と思っていた伊根町。
NHKの朝の連ドラ「ええにょぼ」、いしだあゆみさんがヒロインになった「寅さん」
どちらを思い出されます?  どちらも知らない方・・・いらっしゃる?






朝の連ドラが放映されたころは狭い道に観光バスやマイカーが押し寄せたいへんな大渋滞がおきたそうです。 現在はバイパスができて比較的楽に行き来ができるようになったとか。

では、遊覧船に乗りましょう。

舟屋とは住宅の2階が住居、一階部分が船の格納庫で海に向かって底が斜めになっており船が容易に出し入れできるようになっている独特の建物です。
この辺の家は舟屋と道路を挟んで向かい合ったところにも住居を構えることもあり道の向こうこちらの玄関が向き合った造りになっているそうです。







どこも同じではありますが、遊覧船といえばカモメ。 ここでもそれようの餌(鳥専用塩分カットえびせん)を売っています。 ただし、ここではカモメではなくウミウなのです。
ここでウミウに餌をあげるときはとんびも狙ってきていますので注意しましょうね。 とんびは危険です。


こういう場合、ありがちなのが後から写真を見てみたら鳥の写真ばっかりだった・・・なんてこと。 私も昔はそんな経験が。







いくら見ていても飽きない風景。
遊覧船から臨む舟屋の街並みは別世界のようです。
ただ、現在では船が大型化して舟屋の1回に入らなくなったので外に繋留しているお宅がほとんどのようです。
(別世界のようですがちゃんと皆さん暮らしていらっしゃるのでのぞき込んだりことわりなく内部を撮影するのはマナー違反です)




遊覧船を下りた後は少し高台にある「舟屋の里公園」から伊根湾を眺めましょう。






民宿を営むところもあるようですので、こんなところで釣りをのんびりできたら楽しいでしょうね。



では、丹後半島の突端、経ヶ岬に。
途中崖っぷちのくねくねと曲がる山の道路をスリル満点にバスは行きますが、それを忘れさせるほど道沿いの満開の桜がこの上なくきれいでした。


経ヶ岬灯台は丹後半島の最先端の海抜140mの断崖絶壁の途中にがあります。
残念ながらそこまで行く時間はありませんので少し離れたところにバスを駐めて眺めるだけ。
青空に山の緑、灯台の白がまぶしい景色は日本と思えない写り・・・のはずがあいにくのどんより空。 寒々した写真になってしまいました。

映画「新・喜びも悲しみも幾年月」の舞台であり、京都百景にも選ばれた経ヶ岬灯台は、全国に6つしかない最高級・第一等レンズ(フランス製)を使用しているそうです。。





ちなみに、観光宣伝ポスターはみごとな青空に真っ白な灯台で思わず行ってみたくなる写真です。



ちびちびと小出しな旅日記ですみません。
では、また明日、いよいよ旅も後半です。



=オマケ=




サカモトさん?

丹後半島城崎温泉親子旅 -2-

2008-04-16 | 花・風景・旅・他
つづきです。


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宮津の宿に荷物を置いた後は周辺を散策しました。

明治29年に建てられた木造のカトリック宮津教会。 毎週ミサが捧げられる現役の聖堂としては日本最古だとか。
フランスから輸入したガラスのステンドグラスと畳敷きの床が印象的。






丹後と言えばタンゴ・・・(しつこい?)ではなく丹後ちりめん。私も何枚か持っております。
というわけで丹後ちりめんのお店に行くもお休みのよう。さらに円山応挙の門下20人が手がけたという天井絵を見に智源寺に行けば改装中。
がっくり方を落としつつ、旧家をそのままに残し今もなお醤油造りを続ける袋屋さんと今では老朽化のため保存展示施設となっている三上家を見学しに向かいました。



今も醤油を作る袋屋




この袋屋さんの前で観光マップを広げていると、自転車で通りがかりのおばちゃんが「ここはお醤油屋さん、三上家はもうちょっと先」と声をかけていきます。
さらに三上家方面に歩いていってまがる路地を探していると聞いてもいないのに、三上家とも言ってないのにバイクの手入れをしていたおっちゃんが「三上家ならこっちからも行けるし・・・」と教えてくれました。
まぁ、この町のこのあたりの見どころと言えばそこしかないからなのかもしれませんが、観光客にやさしい町の人たち、うれしい出会いです。  



旧三上家



三上家は屋号を元結屋(もっといや)とし、江戸時代に廻船業、糸問屋、さらには造り酒屋も営んだという、宮津城下の町政に深く関わった豪商です。
1783年築の主屋に、新座敷、庭座敷、酒造施設、茶室など6棟で構成されておりその繁栄ぶりがうかがい知れますが家の人たちの暮らしぶりは非常に質素なものだったそうです。




酒造りにかかわる道具や施設



昭和30年代の米とぎ機






元は1776年に建てられたものの天明の大火で焼失、それを教訓に防火にすぐれた蔵作りになっています。 

観覧料は現在350円ですが、主たる部分をわかりやすく丁寧にガイドしてもらえるので一度は是非立ち寄っていただきたい場所です。


だいぶ空気も冷たくなってきたので宿に戻り温泉であったまります。 その後はお待ちかねのお夕食♪ お出汁が香りよい手間暇かけたお料理の数々・・・中でもイサザ鍋は絶品でした。
イサザは成長しても5㎝という透き通った体をした淡水魚でシロウオともいわれます。 また琵琶湖で捕れるイサザとは別物だとか。 死ぬと急激に鮮度が落ちるため生きたまま流通させるのだそう。
3、4月の季節限定ものです。


イサザと出汁、フキ程度しか入っていない小鍋に初めは「しょぼいー」とがっかりしたのが一口イサザを食べたらそのおいしいこと! お鍋は卵とじにしていただくのですが、魚の卵とじってあまり好きではなかった私がおいしさにノックアウトされました。 これはわざわざその地に行ってまで食べたい逸品です。 写真がないのが残念。

焼きものはサヨリを仲居さんがその場で炭火で焼いてくれるという贅沢ぶり。 しかも合わせサヨリといって開いて一夜干しにしたサヨリを2枚合わせて外は香ばしく中はしっとりと焼き上げるのです。

お風呂も心地よくつかえ、トイレには消臭スプレーつき、洗面も部屋に2カ所というすばらしいもてなしの宿でした。



では、いよいよKTRの運航する1日観光バス「丹後浪漫す号」で丹後半島を周遊します。
ルートは天橋立を見下ろせる傘松公園~舟屋が見られる伊根町~丹後の突端、経ヶ岬~鳴砂文化館~コウノトリの郷~城崎温泉です。

お客さんも全員乗車してさぁ出発!!

・・・・・ん? うちの家族3人しかいない。
ええぇぇぇーーーーーーっ!? 


たった3人に運転手(←あたりまえだけど)とガイドさんつき。 ずわい蟹(このあたりは松葉&間人蟹)のシーズンも終わり、春休みも終わり、ちょうど端境期のようです。

傘松公園のケーブルカー/リフト、伊根町の遊覧船、鳴砂文化館とコウノトリの郷の入館入園料こみで1人4,400円という格安なのにありがたいやら申し訳ないやら。


お楽しみの天橋立の前に元伊勢籠神社(もといせこのじんじゃ)で参拝します。
元伊勢とは天照大神が伊勢神宮内宮に祀られる前、一時的に祀った伝承を持つ神社・場所をいうそうで日本全国に何箇所かその名称をもつ神社があるようです。





では、いざ天橋立へ







さあ、天橋立見物です。 天橋立を隔てて昨日散歩した場所と対岸の笠松公園にケーブルカーで上りお約束の「股のぞき」をしましょう。



女たるもの、美しい天橋立の姿に負けぬよう美しく股のぞきをしなくてはいけません。
体力と柔軟性に自信のある方は是非美しい股のぞきをしてください。

まず、股のぞき台の上に立ち、天橋立の位置を確認します。 股のぞきしながら探すのは大変です(byガイドさん)
足を肩幅より少し広く開いて背筋を伸ばし手も同じ幅でバンザイをするように上にあげます。
膝と背を曲げないよう気をつけながら上半身を前に倒し前屈します。  このまま倒れると危険ですので手で足首の辺りを支えましょう。

はい、美しくできたでしょうか?

なにぶん股のぞきしている自分の姿を自分で撮ることはできないので私の美しい股のぞきという確たる証拠の画像がお見せできないのが残念です。




とかいいつつワンショット
ワタクシの足の間から


さすがに"股"をお見せするのはいかがなものかと思いましたので
だいぶ画像をカットしてわずかに足の内股部分だけ残しております
・・・お見苦しいものをお見せして失礼しました



では、お口直し











下りはリフトで。 生の絶景を眺めつつ下るリフトもまた楽しいです。


と、反対側の上りリフトに乗ったおっちゃんが「後ろ見てみ」と盛んに言います。
誰に言ってるのかわからずきょろきょろしつつ後ろを見るとビデオを回している(今時ビデオ回すっていわないか?)父の姿。  親子と察して、ビデオを撮る父に振り返ってあげなさいということだったようです。
まったく、関西のおっちゃんはおせっかい・・・いえ、心優しく親切です。







リフトからすっと降りてさっそうと歩くわが父
年取ってもこうありたいもの



では、次は伊根町へ、というところでまた明日。