花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

青森・津軽海峡を眺めて津軽海峡冬景色を歌う?(6)

2013-06-14 | 花・風景・旅・他

長々と続いた青森旅行記もおわりです。


青函トンネル記念館から、なかなかもぐることのないはるか地下の青函トンネルの作業坑を見学した後は
あまりの寒さに竜飛岬をじっくりと歩くこともなくホテル「ホテル竜飛」にチェックインして温泉にドボン!




このあたるで大きな宿は「ホテル竜飛」しかありません。

なんと、このホテルは青函トンネルの真上に建っているのだそうです。
そしてホテルのロビーではホテル下を列車が通過する際に天井に設置された照明が7色に変化して
どこからか列車の汽笛と走る音がかすかに聞こえてくる。。。。

どっから音が伝わってくるの?(ちょっと疑り深いので)





列車の通過中に緑やら紫やら色が変わる天井の照明
一色で点滅くらいの方がシンプルでいいんじゃ?
とつい余計なことを考えてしまう




翌朝はいよいよ






ホテルのカラオケじゃなくて本物を!











歌碑があります

近づいてボタンを押すと大音量で音楽が流れます


「ああぁあぁ~~~つがるぅ~かいきょ~う~・・・」
冬じゃないので「ふ~ゆ~げ~~しき~~~」と歌えない






波のイメージとは思いますが
ロールケーキの断面にしか見えない私は食いしん坊でしょうか?







階段国道

国道とされているのに車が走れない、そこは階段!





実は、タイトルには「津軽海峡を眺めながら津軽海峡冬景色を歌う?」とありますが、歌いませんでした。

だって、あの歌詞は青函連絡船から見て歌っているんですもの。

っていうか、うちの家族ってそんなノリのいい人たちじゃないので。




そうして津軽半島を離れ青森に戻り「青森ねぷた」の展示を見て(2の記事に写真アップ)







かつての青函連絡船
メモリアルシップ八甲田丸








さて、旅は終了。




青森ねぶたの展示は新青森駅周辺の「ねぶたの里」に行きましたが、青森駅近くに駅から歩けるであろう
距離の場所にある「ねぶたの家 ワ・らっせ」という青森市文化観光交流施設にも展示がありますので
そちらの方がいいのかもしれません。

観光客が少ないせいもあってかねぶたの里の方はなんとも活気がなく、青森ねぶた、弘前ねぷた、
五所川原ねぷたと見学した中では印象が薄くなってしまいました。



それにしてもこの旅、電車ストップして新幹線に間に合わないかも?というアクシデントから始まったわりには
計画したタイムスケジュール通りにすべてうまく運んだ奇跡の旅(大げさ?)でした。



そうそう、奇跡といえば「奇跡のりんご」絶賛放映中ですね。

奇跡のりんごは無農薬でりんごを栽培するなんて無理、と言われながらも年月かけて苦労して無農薬りんごを
実らせたという弘前のりんご農家さんがモデル。


弘前で奇跡のりんごを使ったお料理やお菓子が食べられるフレンチのお店があるのですが叶わず。
(通販もあるんですけどね)


先日映画の宣伝関連でTVにそのお店が紹介されていて、食べたかったなぁ。。。と未練たっぷりです。

また行くか。。。

青森・津軽海峡を眺めて津軽海峡冬景色を歌う?(5)

2013-06-13 | 花・風景・旅・他
長らく放置状態で・・・いつまで青森県にいるのやら。


とっくに帰っているにもかかわらずいっこうに記事が進まず。



さてさて、五所川原を離れいよいよ津軽半島の先端、竜飛崎に向かいます。


途中しじみが名産である十三湖で休憩を取り、しじみ汁をシミジミと(ダジャレです)すすり。















どこに行っても岩木山がうつくしい~






十三湖から竜飛崎方面へは山道をくねくね
雲海広がる世界
寒い!!





ずっと平坦な津軽平野を走ってきたので山道が新鮮に感じます。

そしてたどりついたところは・・・





ここはどこ?
この扉は??






車から乗り換えるものは・・・もぐら?







なるほど「もぐら」なので地下に向かってもぐっていく






着いた場所は竜飛崎ではなく・・・
いえ竜飛崎付近と言ってもいいのですが
そこは地下124mのトンネル

青函トンネルの工事に伴い作られた作業坑です



訪れたのは「青函トンネル記念館」
トンネルの立体模型や工事の様子などを見ることができます

さらに

上の写真のようにケーブルカーで青函トンネル工事の作業坑まで降りて見学ができます


ケーブルカーで地中深くゆっくりと降りていくのはなぜだかちょっとドキドキ


(注:青函トンネル作業坑見学は青函トンネル記念館の入場料とは料金)




工事に使われた機器・工具などとともに当時の写真や解説がみられます




青函トンネルは1963年工事着工-貫通1985年の大事業で1988年に営業が開始されました。
着工は北海道側の吉岡だそうです。

見学した坑道は実際に列車の走る本坑、作業坑、先進導坑と3つのトンネルが掘られたうちの作業坑で
本坑と横穴でつながっていて非常時には本坑から避難できるようになっています。

点検などの作業員のためにか?作業坑出入り口には自転車が十台余り駐められていました。

全長53.85m、本坑の一番深い部分は海底から100m下、つまり海抜マイナス240mです。



竜飛崎は竜が飛ぶように強い風が吹くことからとも言われているそうです。
本当に風が強くて冷たかった!



まだつづく。

青森・津軽海峡を眺めて津軽海峡冬景色を歌う?(4)

2013-06-04 | 花・風景・旅・他
<たちねぷた>に誤字がありましたので訂正しました。





ババーーーン!


さて何でしょう?


くま! なんですが、そうじゃなくてね



ねぶた または ねぷた であることはわかりますよね?


これはねぷた です。



「ねぷた」は「ねぷた」でも





見上げると首が疲れてしまいそうなほどドデカイねぷた




なんと高さ23m重さ19トン!!!

大!迫!力!






これが五所川原の立佞武多(たちねぷた)です







Wikipediaより写真拝借





五所川原駅近くに目立つ立派な建物、それが「立佞武多の館」。

館内の広く吹き抜けになったところに3台の高さ22m越えの実際に祭りで曳かれるねぷたが展示されて
いてその周りをぐるりと歩けるスロープが作られ、その高さを実感しながら360度の角度から見ることができます。


五所川原の立佞武多の記録は明治40年頃からで、豪商や大地主の富や力の象徴として高さを増していったのですが、
電気の復旧による電線のため小型化されていき、さらには戦後の大火により設計図も斜視も焼失し姿を消して
しまったそうです。


その後1993年に設計図と写真が発見され94年に復元(このときはまだ7m)、街も電線地中化され98年から
たちねぷたが復活されました。


毎年8月4~8日に、展示されている3台の巨大ねぷたの他、中型、小型あわせ15台前後のねぷたが練り歩く、
立佞武多まつりの掛け声は「ヤッテマーレ」(やってしまえ)でケンカねぷたとも言われるもの。






さて、この「立佞武多」どうやってこの建物から出すのでしょう?

なんと。。。 建物の壁は一部が可動式でスロープも跳ね上げられてねぷたが出陣していくのだそうです。
かっこいいですねーーー。


You Tubeに動画がありました↓↓(音が出るので注意/リンク切れがありましたらすみません)
<出陣1/館の扉オープン>YouTube
<出陣2/いざ出陣>YouTube




























おまけの金魚ねぷたちゃん




ド迫力です。

あー、絶対このねぷたが曳かれるところ見てみたい!!!



館内の巨大スクリーンに五所川原の四季とねぷた、そして天井に天の川などの映像が時間によって
流され、またねぷたのお囃子の体験などもできて楽しめます。


ちなみに、この巨大ねぷたは毎年1台ずつ3年に一度作り替えられ、役目を終えたねぷたは焼かれ昇天する
のだそうです。




思い出しながら興奮気味に書きまくりましたけど・・・

おさらいです。

それぞれのねぷた・ねぶたの形や掛け声の違いを大まかに


<<青森>>
ねぶた
ラッセラーの掛け声で飛び跳ねる
立体的な大型15台以上と中小の地域・子供ねぶた
(縦型だったこともあるが電線が増えたため高さ制限される)


<<弘前>>
ねぷた
ヤーヤドー
扇型の大型ねぷた60台前後と立体数台に小型


<<五所川原>>
ねぷた
ヤッテマーレ
立体的な非常に高さのある縦型3台、他中小型


これは弘前が出陣、五所川原が合戦、青森が凱旋、を表すとも言われているそうです。





ねぷた・ねぶた地図

青森と弘前しか知らなかったけど青森中たっくさんのお祭りがあるのね





こうして巨大ねぷたに大興奮した後は


静かに文学にひたりに金木町へ






太宰治記念館=斜陽館(生家)

ファンとアンチとわかれるであろう太宰ですが
家族関係や生活や作品の一部が紹介されていたり

紹介されている作品の一部を読み始めるとけっこうはまるかもしれません





というわけで、ようやく津軽海峡へ。

つづく




立佞武多の館のブログ見てたらお囃子体験中の自分たちの写真が載ってた!
恥ずかし~~~~~~(自分でしかわからない程度だけど)

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