花暦 [ hanagoyomi ]

週末しかまともな料理をしない
ノンベイで食いしん坊なオンナの
「週末ごはん」とお気楽日記

「白でもなく黒でもなく」<望月ゆうさく>を見に大道芸ワールドカップin静岡2016

2016-11-21 | 大道芸
気づいたら半年ぶりの記事になりました


静岡に愛すべき酒飲みの友がいるということもあってすっかり恒例になったこの時期の静岡行き

今年は期間4日の内、後半しか行かれなかった大道芸WCです

応募で叶った日本中の大道芸パフォーマー、世界の招待パフォーマーが駿府公園~葵区中心地そして清水でパフォーマンスを繰り広げる大イベント

たまたま旅行中に立ち寄った2013年に最初に見て印象的だったパフォーマー望月ゆうさくさんをそれからずっと追っているがそのたびに違う姿を見せてくれる

今年は公演日でパフォーマンスのプログラムを変えたのだそう
その作品の印象は「今年の彼はすごく攻めてる」


私が見ることができた後半2日間のプログラムは
やはりこの大道芸WCに過去に出演したパントマイミストKAMIYAMAさんの「クローンズ」のオマージュで、望月ゆうさく氏の視点で現代のサラリーマンや社会をディアボロを使い表現したという作品

ジャグリングにタップを入れたり映像を合わせたり、とどまることなくいつも進化し続けている彼だが、今回はジャグリングというジャンルでとらえると「型破り」とも思える

そもそも競技としての「型」はあっても演ずる「型」なんてないのだろうけど


以下、私なりの感想(決して評ではありませぬ)をつらつらと

思い違いがあるかもしれないし、あまり詳しく作品のあれこれ書かない方がいいんじゃない?と思う方はどうぞすっ飛ばして画面を閉じてください。



タイトルは「白でもなく黒でもなく」































メガネにスーツ姿
手にしたディアボロ 

(初めて見る方のために:ディアボロとはお椀を2つつけたような形で紐で高速回転させ高く投げたりキャッチしたりする別名中国独楽)


成績向上を強いられるサラリーマン
聞こえてくるのは顧客を増やせ、という指令
ジャグラーもまたディアボロやボール、ピンなど道具の数を増やしたり難易度や高技術を求められる
まったく異なる職業なのに似たような苦悩に責められる姿


必死であったり苦悩したり茫然としたり、という表情、表現力がすごい
挫折して倒れ込む場面は見るにいたたまれずつらくなる

こんな苦しい表情で演ずるジャグラーっていないだろう


この作品で面白いと感じたところは、一般にジャグラーが失敗ととらえられるドロップが必ずしも作品上の失敗にはならず成功でも失敗でも問題なくストーリーは成り立つと思えること

見かたを間違っているかもしれないけれど、失敗が許されないという演技の中で実は失敗から解放されているような

とはいえ、4つものディアボロを飛ばすというウルトラ技をみごとやってのけるところはさすが



苦悩の先に・・スーツを脱ぎ捨て解放されたようにディアボロを回し、飛ばすうち心を取り戻し表情が穏やかになりやがて笑顔に
見ている観客も同時に心が救われほっとして楽しい気持ちになって笑みがこぼれる


最後はいつもの美しいパフォーマンスで驚きと感激、拍手と歓声につつまれる




途中は見ていてその姿と表情に本当に胸が苦しくなって涙が出てくるほど
でも最後は心がすっと軽くなって感動と満足感でいっぱいになった



今後もこの方向性で、というわけではないだろうし賛否はあるかもしれないが枠を超えた新しい世界をとても楽しめた




夜のパフォーマンスはまたがらりと変わり光と映像とジャグリングの作品
「UNIVERSAL MOMENT」
残念ながら暗い室内での開催のため撮影は不可

和紙に映る現実の光とそれをまた投影する柔らい光

これはもう万華鏡か満天の星空か
はたまた果てしない星の散りばめられた宇宙か

美しく幻想的な時間




まったく驚かされて楽しい




ブログ内「望月ゆうさく」関連リンク

2015 NOV 大道芸ワールドカップ2015in静岡(2)
2015 NOV 大道芸ワールドカップ2015in静岡(1)
2015 MAY GW in Fukuoka (5) キャナルシティ博多・ワールドエンタメフェス-2 
2014 NOV 大道芸ワールドカップin静岡2014 / 2
2014 NOV 大道芸ワールドカップin静岡2014にどっぷり/ 1
2014 MAY enra =Torque starter=
2014 APR 大道芸な週末(3) ヘブンアーティストat 上野恩賜公園
2014 APR 大道芸な週末(4) at 上野恩賜公園 -2
2014 MAY 大道芸を撮ってみる「その先にあるもの」
2013 DEC 大道芸を撮ってみる<望月ゆうさく>さんパフォーマンス



*望月ゆうさくさんは世界で活躍中の映像パフォーマンスユニットenraのメンバーでもあります


寒中お見舞い申し上げます

2016-01-21 | 大道芸
あっという間に年始からもう3週間

新年のご挨拶を失礼させていただいて、皆様には寒中お見舞い申し上げます。



そして間もなく・・・あれから1年

もう1年です。

ああすればよかったんじゃないか。思慮が足りなかったんじゃないか。配慮も足りなかったな。

などなど、なんにしてもいまだ後悔ばかり。

後悔してもどうにもなることでもないので、もう少ししたら、良いことだけ思い出していければ、と願ってます。


この一年、ちっとも喪中らしくなく、まあ親不孝者、不届きものと言われそうなほどあっち行ったりこっち行ったり、あれやったりこれやったり。


実家は浄土真宗なので喪中も忌中もないそうなので気にすることでもないのでしょう、と都合よく解釈。 
世間様に合わせて喪中のハガキは出しましたけど。



ということで、お正月のご挨拶も別段普通にしていいらしいのですが。。。




さて、こちらももう10日も過ぎてしまいましたが、





さいたま新都心に河童出現!!!





さいたま新都心にて開催された「さいたま新都心大道芸フェスティバル」の1シーンです





セクシーDAVINCI

多くの人を惹きつけるセクシーっぷり
(ピンボケでごめんね)












ダメじゃん小出






サンキュー手塚






フィナーレ







もちろんこの人もいました

加納さんを探せ。。。






観客に面をかぶせやらせておいて眺めている青いジャージ

加納真実さん




たくさんたくさん笑わせてもらいました


加納さんの「洗濯」見たいなぁ。。。(わかる人にしかわからない話ですみません)





こんなお気楽ものですが、今年もご贔屓によろしく御願い奉ります。




大道芸ワールドカップin静岡(3)

2015-11-17 | 大道芸
すっかり東京近郊は朝晩が寒くなりましたね。

・・・と先週下書きをしていたら、今日はなんだかポカポカ陽気。


いつもならベランダのオリーブの実が熟して、鳥に取られる前に収穫しなくちゃ!という時期
なのですが、今年はいろいろあって私が手間をかけてやらなかったせいかカイガラムシや
すす病の被害が出てしまいました。

ごめんね。

自然に生きる鳥たちはすごいですね。
決してこういう病気にかかった木の実は食べに来ない。

薬品は使いたくなかったけどしょうがない。。。消毒しなくちゃー



さて、大道芸ワールドカップ2015ももはやずいぶん前のことのように感じてしまうのですが

まだ2週間半?もう2週間?
気が早いけど、来年もまた行きたいな。






空中を舞ったり
火花を散らしたり

優雅なのに大迫力


家康公四百年祭
徳川家康公顕彰四百年記念事業
スペシャルプログラム
シアター トル THEATER TOL



まわりは大勢の人でしたけど遠くからでもよく見えました
というか・・近いと首疲れる?





バルーンパフォーマーのSyanさん

和装で和のバルーン・洋装で洋のバルーン
どちらもステキでした

いくつもの細長いバルーンで魔法のように
あっという間に形を作り上げます






この体はいったいどうなってるの?
柔らかいにもほどがある!なジョーダンマクナイトさん






大きい人と小さい人の遭遇(小さく見えるだけで普通です)
スティルト=足長のSPEC

もう一人緑の人はお散歩中

後姿は to R mansion






妖精のように愛らしいスティルト
見かけた人は必ずといっていいほどパチリ

近くにいたお婆さんが
「あんな顔がわからなくなるほどお化粧しなくてもかわいいのにねぇ」と






あなた・・・それ必要? ^_^;

観客が持っていたパフォグラスを
(人だかりの向こうもよく見える)
取り上げて何を見てる?






大道芸ワールドカップといえばこの人

ダメじゃん小出さん
スパイスがかなりきいたコメディ(コメディージャグラー)

最高の人気です






加納真実さん

青いジャージの人です

何度見てもやっぱりおもしろいんだなー

ちょっとシュールな笑い






とまあ国籍もジャンルも個性も様々な人たちを贅沢にも見まくれる大道芸ワールドカップなのでした



静岡の夜・・・につづく



望月ゆうさく / 大道芸ワールドカップ2015in静岡(2)

2015-11-10 | 大道芸
夢のように楽しかった静岡からもう1週間が経ってしまいました


タイトル・・・ストレートに、大好きなパフォーマー「望月ゆうさく」さん

世界一情緒的にも美しく魅力的にディアボロをまわす人!と思っています




一昨年、たまたま旅行中の静岡で時間つぶし程度に初めて大道芸WC開催中の駿府公園を
訪れた時、ものすごい人垣の後ろからちらっとだけ見えた袴姿の SAMURAIスタイル が
印象深かった

初めて見るディアボロも


昨年は衣装も構成もがらりと変え技術も飛躍を見せてくれたと思ったら

さらに今年はハイジャンプ的(←勝手な私の印象)な変化

静岡で初めて披露するために作ったという新作でした


静岡出身、子どもの頃からこの大道芸ワールドカップを見てきたというだけに
このステージへの思い入れは格別なのでしょうね




テーマは彼が東京芸大時代に調べたディアボロの歴史


この形状をした輪鼓(りゅうご)という道具は奈良時代に中国から日本に渡り

室町時代にはこれを芸とする放下師(ほうかし)という業師がいて輪鼓を家紋と

するものもあった


といったナレーションとともにパフォーマンスが始まります






中世に遡り・・・

烏帽子姿の背には家紋のような模様

ディアボロが紐を滑る音が中世へいざなうよう









そして時は現代に


タップ&ディアボロ










演出がすはらしかった!

その場に本当に室町から現代への時間の流れがあったような気がしました

と・・・勝手に感じただけですが


ここで初めてディアボロを見た時の不思議な感覚が腑に落ちた感じです



それに

いいこと言ってたなぁ。。。(これはご本人の口からでないと)








4つのディアボロを回し飛ばすというとてつもなく難易度が高い技も








ナイトパフォーマンス

映像とジャグリング・光を合わせた独自の世界


これを直に見られるのは貴重




本当に独創性があっていつも先を目指す姿勢とそれを実現して見せてくれることに
感心します。






VISUAL POI(ビジュアルポイ)・・でしょうか?



ポイはマウイ族が儀式に使用していたがジャグリングの道具として広まり形状もいろいろ

光るものもあり、これはLEDが内臓されたバトンを振り回すとその軌道に文字・模様が
描かれるプログラムをしたもののよう





大好きな人はやはりたくさん見ていただきたいので。。。



<フォトチャンネル>

望月ゆうさく / 大道芸ワールドカップ2015in静岡

(大きい画面にできます)





序盤で、その歴史について書かれた紙をひらりと蒔くシーンがあり・・・
パフォーマンス後持って行っていいということで拾いたかったんですが
わたくしどんくさいし、お子様方が駆け寄っていくところいい大人が
分け入ることもできず。。。

あ~、あれにサインしてもらいたかったなぁ





パフォーマーは最高によかったのに
今年買い換えたカメラとレンズでレンズ換えに痛恨のミスがありなんとも歩留まりの
悪い結果となってしまいました

でも、この目でしっかりと見てきたからいいんだけどね♡



ちなみに、テーマを盛り込みパフォーマンスがよりいっそう引き立つこの衣装は舞台
・ダンス衣装を多数手掛ける[undaily gate アンデイリーゲート]のオーダーメード
だそうです

ほんっとステキです



では、他のパフォーマーさんたちにつづく

大道芸ワールドカップ2015in静岡(1)

2015-11-05 | 大道芸



最終日11月3日
大勢の観客に囲まれて
望月ゆうさくさんパフォーマンス




今年も行ってきました!

総評・・・重かった!!(カメラが)

事実ですが。

本当の総評は・・・もちろん、楽しかった!!!


変わらぬもの、新しいもの、進化しているもの

いろいろ観て

エネルギー大放出と大吸収の連続でした。



追々写真をアップしますのでしばらくまたお付き合い下さいませ。






事件、というほどではないですが多少いろいろありまして。


まずは開催日の10/31~11/3、てっきり連休と思い込んでいたら、
あ~らまぁ、2日って平日だったんですね。

あやうくずる休みするとこでした。

直前の30日17時チョイ前に気づいてあわてて無理やり休暇申請。



そして、帰りはホテルチェックアウト後、荷物を預けた駅の
コインロッカーの鍵を開けようとして間違えてキャリーケースの
キーを出してしまって大慌て。。。

そりゃあ開かないわけです。


さらに新幹線に乗ってから重たいカメラをケースの方に移そうと
したら今度はキャリーケースの鍵がない!!

バッグのサイドポケットの中もバッグの中もぜーんぶ探しても
ないないない。


落し物で探し出して戻ってきたとしてもそれまで待つのはいやなので
(洗濯物がっ)もうここは開き直って「ファスナー式だから生地部分を
切れば開くわ」と男らしく(?)解体に踏み切る決意をしたのでした。



とはいえ、家に帰って、解体前に念のためもう一度確認を・・
とキーを探したら



あら、あった。


切る前に見つけてよかったよ~~~

えらいよ、アタシ。(そもそも最初に見つけられないのがあんまりえらくない)


ご存知の方もけっこういますが、ワタクシかなりのボケっぷりです。


そんな休み明け、出社したら

部内の人たちがみんな大道芸ワールドカップに行ってたことを知ってましたとさ。^◇^;


お土産なくてゴメンナサイ


そんなこんなで・・・つづく


ヘブンアーティスト TOKYO 2015 (5)ソシアルダンスだってあります~いつしかナイトパフォーマンス

2015-10-29 | 大道芸
まとめ写真は最期にフォトチャンネル貼り付けます





ソシアルラテンダンス
JimexLatino

ブラックプールにも出場したことがあるというお二人

かっこよくて

楽しくて

屋外でこういう見事なダンスを見る機会はなかなかないですね




場所は変わり

時間も変わり





観客が喜んで盛り上がればパフォーマーも熱が入りサービス

かくしてスケジュールは少しずつずれて・・・



イベント終了時間も過ぎてから始まったパフォーマンス


でもお客さんはみんな楽しみに待ってる





Performer SYO!さん

バランスを取りながらのジャグリング

できるんだとわかっていてもヒヤヒヤ

そして成功で拍手喝采







Yo-Yo Entertainer TOMMYさん

ヨーヨー世界大会チャンピオン連覇
シルクドゥソレイユ登録パフォーマー






公園内の他のポイントはすべて終了している中

ナイトパフォーマンスかっこよかったです



人だかりもここだけ

なんとなくお客さんも一体感





ヨーヨーって紐から離れるのもあるんですね

たぶん私が無知なだけ・・





楽しい3日間のイベントでした



ヘブンアーティスト TOKYO 2015 (4) 白かったり青かったり色々だったり

2015-10-29 | 大道芸
このブログではすっかりおなじみ


何度見ても楽しいパントマイム





シルヴプレの新作






加納真実さん

このポーズでわかる人はわかる♪







to R mansion



パントマイムと言っても多種多様
それぞれにみ~んな楽しいのです





(これだけスマホ撮影)

パフォーマー パーツさん
& 東京人形夜

ネタバレになるので多くは書きませんが・・・
初めて見たのでびっくりした!




まだつづく

ヘブンアーティスト TOKYO 2015 (2) 夕暮れパフォーマンス

2015-10-29 | 大道芸
遅い遅い夏休みを2日間、ようやく取りました。

10月末までが夏休み取得期間です。もうとっくに夏は終わったけどやっぱり夏休みなのです。

こんな月末せっぱつまって半ば意地になって休んだので、自業自得ですがいっそがしぃ~~~!


夏休みの話題はまた後日に。(あるのかないのか?)



さて、ヘブンアーティスト TOKYO 2015 の続きです。



夕暮れ時

ほのかな光

幻想的に

優美に

はかなげに



ただよう色香


そんな雰囲気に引き込まれる和風手品





izumaさん


表情から指先の細かいところまで繊細な表現に見とれました