写真は主菓子(懐石の後、お濃い茶の前にいただきます)です。
表千家は初釜の定番は「常盤(ときわ)饅頭」で白い薯蕷饅頭に中は白餡を緑に染めたもの。千年変わらないという翠の松に白い雪がかぶった様子らしいです。
なのですが、これは中が色とりどり。
常盤饅頭はけっこう大きめ(小ぶりな大福くらいの大きさ)なので懐石の後ではかなりつらい。 食べられない場合はお持ち帰りしてもOKなのです。
ちなみに裏千家さんは花びら餅(菱葩餅)。
白い求肥(又は餅)の中に紅の求肥がうっすら透けて見え、中心には味噌餡、甘炊きのゴボウが両端が出るように包まれています。もとは宮中のおせち料理の一品だったようです。 お正月限定で和菓子屋さんで見かけますよね。
他にもそれぞれ流派によってお好みがあるとか。
この後のお濃い茶のお茶碗は普通お正月のおめでたい時ですので「島台茶碗」といって大小重ねの楽茶碗で内側はそれぞれ金箔銀箔が張られているものを使いますが今年はなにぶん借り物揃えなのでお目見えしませんでした。
余談ですが、この金銀箔はお茶筅を使っている内当然薄くなりますので(これがかすれた感じがなかなか味が出て好きなのですが)そうするとまた箔を張りに出すのだそうで。金銀の華やかさは好き嫌いあるかもしれませんが、渋も派手も好みな私は好き。。。
初釜も含め、お茶事は私の中では「懐石」がなんといってもメインですが、本来は「お茶」がメインです、あしからず。
さて、終わったあとは三々五々ってことで解散したわけですが、いつも同じ日にお稽古している3人でお茶をしに行きました。 どこにするかなー、と、久々に
「新宿タカノ」フルーツパーラーに。
バイキングの方は40分待ちの大人気ですが、他の席はすぐ入れました。
バイキングのフルーツバーは男性だけのお客さんはダメなのです。 女性のみ、または女性同伴でないと入れないのですって。
お腹はもういっぱい!
のはずだったんですがメニューを見ていたら「イチゴおいしそー」
とついつい・・・
結局、得意の「別バラよねー」ということになり、苺のトライフル(カップの中に苺ゼリー、苺スポンジ、カスタードクリーム、クラッシュドパイ、生クリームが段々に入って、苺がトッピング)と紅茶、コーヒーセットにしちゃいました。
さて食べよう、としていると誰かが肩をポンとたたくので振り返ると
先生とお社中ご一行様が・・・「それおいしそうね、私たちも同じのにしましょう」
柿傅からタカノは割合近いとはいえ、一同が集まるとは思いもしませんでした。
それにしても恐るべし女性の別腹
そして目の保養に1階のグッチ(バッグ)のお店に。
「高くて手が出ません~~~」
ここって黒コート着たお兄さんが常時ドアの前に2人立ってドア開けしてくれるのね。びっくり!(セツナイ仕事な気もする・・・)
着物でお出かけしてご飯食べてお茶飲んでデザート食べただけなのになぜだかひどくくたびれた一日でした。