4区までは、やっぱり駒澤でしょうがないと思って居ましたが、青山学院大学3年生の神野選手がドエライ事を簡単にやってのけましたね。
青山学院大は3年生に有力選手が多く、来年は間違いなく優勝候補だと思って来ましたが、1年早くチャンスが巡って来ました。
原監督も、記者会見やトークバトルでも余裕綽々でしたものね・・・。
コースが少し変更になり、200M長くなった5区をあの柏原竜二の記録を破りました。
久し振りの優勝を狙う明治大学は4分59秒差の2位、連覇を狙う東洋大学は、6分49秒差の3位に着けています。
このタイム差は、青山学院に何かアクシデントでもない限り、簡単に逆転出来るものでは無いですね。
ここで、今日の東洋大学の選手の成績を振り返って見ましょう。
1区:田口④ 区間4位 1位との差12秒
1区は3年連続です。力はあるものの仕掛けが早すぎて、最後に差を着けられるのは昨年と同じパターン。
でも実力は区間3位~4位だと思っていたので、想定内の走りでした。
2区:服部勇馬③ 区間1位 2位との差11秒
駒澤の村山謙、城西の村山紘、明治の大六野、早稲田の高田などを抑えての区間賞(東洋大新記録)はさすがでした。
設楽兄弟より強くなるのは間違いない
3区:上村③ 区間6位 1位との差54秒
当日変更で3区へ。優勝を狙うにはここは服部弾で行くべきだったと思います。
調子が良かったのかも知れませんが、3区は重要な区間です。上村は昨年9区で健闘しましたが、
あれは多分に先頭効果もあり、2位にかなり差を付けての走りだったので、過大評価されています。
残念です。
4区:櫻岡② 区間4位 1位との差47秒
初出場で区間4位ですから、しょうがないです。駒澤と青学の1年生が強すぎました。
5区:五郎谷④ 区間11位 1位との差 5分59秒差
最初で最後の箱根でしたが、後半ガタンとスピードが落ちました。
やはりいくら山の適性があっても、平地での走力がある程度ないと5区は任せられませんね。
これで5区は 柏原→定方→設楽啓→五郎谷と4年連続4年生が走った事になります。
言葉を換えれば次の5区は又違う選手が走らなければならないと言う事であり、東洋大学は柏原以降、5区の育成には失敗し続けているとも言えます。(設楽啓太は区間賞を獲りましたが、あれは5区育成の結果ではない)
明日への展望
前にも述べた通り、東洋大学の逆転優勝は、青学に何か「ヤラカシ」が無い限り難しいです。
ただ復路には高久・今井・服部弾の経験者が居りますので、明治を逆転して2位になる事は十分可能だと思います。
6区はエントリー通りに高橋で行くのか?(私は渡邊だと思います。)復路のジョーカーの服部弾をどこで使うか?(7区でしょうね)
最後まで『鉄紺の誇りを胸に』
その1秒を削り出して欲しいです。
今日の教訓、駒沢の2区の村山、駒沢の5区の馬場や同じく5区の早稲田の山本を見ても解るように、
以前 その区間で好走した事があるからと言って、又好走出来ると言う保証はありません。可能性がある限り諦めないで欲しい。
私の戦前の東洋大学の順位予想は、往路5位、復路4位、総合5位でした。予想が大きく外れる事を切に希望するものであります。