両方とも青山学院大学の『爆走』により、いとも簡単に塗り替えられました

ここは青学に拍手を送るしかありませんね

そのアクシデントにもめげずに、明治・東洋を抑えて2位に入ったのは地力がある証拠です。
東洋大学は、合格点は2区の服部勇馬だけですね。7区の服部弾馬も、8区の今井もすぐ駒澤に追いついたものの、終盤に引き離されました。
駒澤大学の強い精神力を見習うべきでありましょう。
復路の結果
6区:高橋③ 区間8位 1位との差 1分30秒 初箱根が6区では可哀想だが、やはり力不足
7区:服部弾② 区間3位 1位との差55秒 3位でもトップとの差が55秒では・・・。兄貴の域にはまだまだ達していない。
8区:今井④ 区間6位 1位との差32秒 駒大大塚に直ぐ追いついたが、やはり終盤離される。
9区:寺内③ 区間9位 1位との差2分23秒 初箱根が9区と言う東洋大学の層の薄さの象徴的区間 2分以上の差は勘弁して。
10区:淀川④ 区間5位 1位との差28秒 良くやりましたが、今年で卒業です。
大会総論
①出場チームを以前の『15』に戻すべし
箱根駅伝の人気がうなぎ登りになるに従い、参加校も増加の一途を辿っています。復路の一斉スタートに14チーム、優勝の青山学院との最終タイム差などを考えると、出場に相応しくないチームが多く見られます。歴史ある箱根駅伝の威厳を保つ為には出場校を絞る事が肝要です。箱根駅伝で大学の名前を売って、宣伝効果を狙うような大学は要りません。
②学生連合チームは廃止せよ
未だにその存在意義が解りません。箱根駅伝の醍醐味や悲喜劇は、4年間一緒に苦楽を共にした仲間が襷を繋ぐ事で生まれます。弱い大学の選手に門戸を広げると言う事なのでしょうが、それで走って選手は満足できるのか?寄せ集めメンバーでキチッと練習出来て、万全の体制で参加してるのか?
③外国人留学生は最短区間しか走れないルールを適用すべき
本来なら外国人留学生は廃止すべきと言うのが持論ですが、百歩譲って、実業団駅伝に習って最短区間しか走れないようにすべきです。
高校駅伝も花の1区は外国人は走れなくなりました。外国人留学生のお蔭で箱根駅伝に出場出来たり、本戦でシード権を獲れたりするのは、日本人選手のためにも良くありません。
東洋大学について
設楽兄弟世代が卒業した後は、戦力低下は分かっていたはずですが、スカウト・育成両面で立ち遅れています。
佐藤スカウト担当コーチは、強豪校の有名選手をスカウトするのではなく、無名校の無名選手を入学させ育てる事を旨としていましたが、
初優勝後は、そのやり方は他の大学もやっています。その都道府県の最強校からも、どんどん入学させるべきです。
埼玉栄・中京大中京・西京・鹿児島実業などのトップ校からは最近は来てません。
又川嶋監督時代は良く来ていた、富山商業・智弁学園などもご無沙汰しています。
最後に高校生ランナーへ
昨季まで、東洋大学は選手層が厚いと言われ、優勝したのもその厚い選手層のお蔭でした。
しかし今回のレースを見ても解るように、東洋大学はかなり選手層が薄くなりました。1年生から箱根路を走る事も夢ではありません。
進路で迷っているアスリートは、是非『東洋大学』も選択肢に入れて欲しい。

