東北アルパインスキー日誌 ブログ

東北南部の山での山スキー、山歩き、山釣りなどと共に、田舎暮らしなどの話を交えながら綴っています。

湯殿山東斜面の大規模な雪崩 東北 山スキー 2012年12月30日

2013年01月12日 | 雪崩

石跳川から姥ヶ岳に登った際に目撃した湯殿山東斜面の雪崩。雪崩は東斜面の全体に及んでおり、破断面は1.0m位で石跳川まで達しているように見える。

東斜面は毎年3月~4月頃にブロック雪崩が発生するが、1月にこのような大規模な雪崩を目撃するのは初めてだった。この時期は毎年悪天候で視界不良が続いているが、毎年この時期には石跳川まで達する大規模な雪崩が発生していると思える。

29日の午前中には知人が目撃して既に雪崩跡はあった様で、30日の午前中に自分が見た時にはその後山頂付近から雪崩が発生し、更に規模が広がったように思われます。

また、29日の山頂付近の画像を見ると、それ以前にも表層が流れたような痕跡が有り、複数の弱層ができていた可能性も有り、2回~3回位の雪崩が発生したのではないかとも考えられます。

29日以前は積雪量が多くその前には比較的気温が高かったので弱層ができていた可能性があります。積雪が安定するまで、東斜面をトライする際には慎重な判断が必要です。


12月29日 山頂付近 (大場さんより)


12月30日


12月30日 山頂付近



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