雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

遠州の遺跡・寺社・地名 114 東区上西町の「富士神社」東向き

2013年10月17日 21時11分35秒 | 遠州古代史

遠州の遺跡・寺社・地名 114 東区上西町の「富士神社」東向き

 この前、探査に行ってきました。東区上西町の神社です。東向きでした。つまり、お参りをする庶民は真西、夕陽の方向を拝みます。

 祭神は「木之花咲耶姫命 このはなのさくやひめみこと」です。この「コノハナサクヤヒメ」は、富士山の火山信仰と関連して、東海から関東に分布する神だと思っていますが(ちゃんと調べてないけど)、とすると、疑問がわきます。

 『古事記』『日本書紀』では、誰が見ても「西日本」、たぶん「九州」に「天孫降臨」したニニギが現地の豪族の娘、コノハナノサクヤ姫と結婚した家系が天皇家の始まりです。

 同じ「コノハナノサクヤヒメ」ですが、一方は九州、他方は東海から関東、「同名」だから「同じ神」というのは早計、即断ではないでしょうか?

 こういう疑問を最初に文章として述べたのは、たぶん、古田武彦さんと思いますが、違っていたら、ご教授ください。

 むしろ、こういう推定が成り立つのではないでしょうか?

 日本古来の「聖なる山」である富士山の神、「コノハナノサクヤ姫」の聖性は、古代人の誰も否定できないので、7世紀の『古事記』『日本書紀』創作者は、日本列島の本来の支配者「山住の神」とその長女「コノハナノサクヤ姫」を、アマテラスからの系譜の下に、「結婚して」「従属した」という説話で組み込んだ、と。

 『古事記』『日本書紀』が「創作小説」ではなく「伝承」「説話」の集大成(盗作)であることの証明は、古田武彦さん著『盗まれた神話』(ミネルヴァ書房から201年に復刊、2800円+消費税)を参照してください。

 なお古田武彦さんの「『東日流外三郡誌』は偽書ではなく真実の古文書である」という説は真実ではないとボクは判断します、念のため。どうか、誰が言っているかではなく、その人が言っている内容で個別に判断していただきたいと思います。カール・マルクスさんの言うことでも、まったく同じです。

 

 


雨宮日記 10月17日(木) 火山灰地の「山津波」

2013年10月17日 14時54分39秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 10月17日(木) 火山灰地の「山津波」

 「この世界では(この日本では)、想定をはるかに上回る現象が起きる場合がある」ということを実感しました。

 大雨だけではないですね。大雨と火山島の火山灰地での「泥流」=「山津波」がまさに「海津波」のように市街地を襲いました。

 というより、そういう「海津波」の場合の低地、「山津波」の場合の斜面の火山灰地の下に住宅地=市街地を作ってしまったこと、その是非も問題になるでしょうね。

 「どうやって山ができるか」「どうやって平地が出来るか」など、地質学的な常識に、行政も市民も無知であることが根本問題ではないのでしょうか?

 「避難勧告」「避難指示」を出したかどうかは、「後知恵」での論議のように思います。

  ☆

 午後、上島付近を車で走っていて、すごい爆音、それもかなり急にキーーんと高音がでてくるあの音。ファントムだともっと重低音だけです。これは航空自衛隊の一番騒音がうるさい戦闘機F15だろうと思って見上げたら、やはり見慣れた2本の垂直尾翼、F15でした。

 浜松基地の航空祭「エアフェスタ」が日曜日なので、日曜日まで、毎日うるさいです。

 うるさかったら電話で抗議しましょう、浜松基地に。電話で「なんとかしろ」「やめさせろ」と浜松市に伝えましょう。