新・本と映像の森 124 大泰司(おおたいし)紀之・本間浩昭『カラー版 知床・北方四島 ー 流氷がはぐくむ自然遺産 ー』岩波新書、岩波書店、2008年、196ページ、定価本体1000円
宮沢賢治の『銀河鉄道の夜』の設定で、でジョバンニのお父さんはラッコの密漁をしていて獄中にいるらしいとされています。
そのラッコがたくさん生息しているのが、この千島のエトロフ島とウルップ島です。
知られざる知床・北方四島の生き物をカラーで追った素敵な本。
紹介されている主要な生き物は……
ゴマフアザラシ
ゼニガタアザラシ
クラカケアザラシ
シャチ
ツチクジラ
マッコウクジラ
タラバガニ
ツノナシオキアミ
ハシボソミズナギドリ
エトピリカ
ケイマフリ
ウミガラス
オジロワシ
シマフクロウ
タンチョウ
クリオネ
ミズグモ
エゾシカ
ドブネズミ
キツネ
ヒグマ
カラフトマス
スケトウダラ
そしてラッコ
領土問題ではない千島列島を知るための適書だと思います。