雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 126 テレビドラマ「アンナチュラル」

2018年04月09日 20時03分55秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 126 テレビドラマ「アンナチュラル」

 TBS系、毎週金曜夜、3月16日にすでに終了。実写ドラマ。

 舞台は民間の医学施設「UDIラボ(不自然死究明研究所)」。そこで「不自然死(アンナチュラル・デス)」を解明する所員の苦闘を跡づける。

 解剖医の三澄ミコトや中堂系、協力者の六郎など、ボクが熱い共感を寄せるのは、彼らが「正義の味方」だからではない。

 逆に、彼ら自身も普通ではなく「アンナチュラル」だからだ。医者の三澄ミコトは幼い頃、両親の心中に巻き込まれ、自分も殺されかける。

 中堂系は恋人の女性を殺されて、その犯人を追うことだけが人生の生き甲斐になっている、「このクソ!」が口癖の偏屈な医者だ。

 若い男性の六郎は医者志望だが、雑誌編集部がUDIラボの内部情報を求めて送り込んだ「内通者」だ。

 みんな「アンナチュラル」ななかで、彼らは「君たちはどう生きるか」。

 おもしろいのは「君はどう生きるか」ではない。「君たちはどう生きるか」である。この問題にチーム「UDIラボ」が解答を出すことを迫られる。

 三澄ミコトは?中堂系は?そして六郎は?

 ぼくが一番感情移入するのは、気弱で姉さんぶるミコトを秘かに恋する六郎ですね。中堂には感情移入できないでしょ。

 そして、「内通者」六郎は、チームから追放されるのでしょうか。

 なお、厚労省元官僚の「所長」も好い味出してましたね。

 続編を期待します。それも六郎とミコトの仲が進展するようなやつ。