新・本と映像の森 129 日本地質学会監修『地球全史 スーパー年表』岩波書店、2014年
1枚で縦1020mm×横360mmに10の図で地質史を描いている。
この1枚の紙と24ページのカラー解説で成り立っています。この1ページの紙が、なかなか読み応えがあり、長時間かけて味読できます。
全幅30cmが 幅1cmが
レンズ1;宇宙史 150億年 5億年
ビッグバン、銀河の形成
レンズ2;地球史 50億年 1.67億年
太陽系・地球・月の形成、海洋の形成、隕石重爆撃、最古の生物化石、超大陸
レンズ3;顕生代 6億年 2000万年
古生代、中生代、大量絶滅、魚類、大森林時代、恐竜、裸子植物
レンズ4;新生代 7000万年 233万年
古第三紀、哺乳類、日本海の拡大、ヒマラヤ山脈、酸素同位体比
レンズ5;人類時代 600万年 20万年
ミランコビッチ・サイクル、鮮新世、イエローストーン火山、アウストラロピテクス
レンズ6;氷河時代 100万年 3.3万年
打製石器、北京原人、ナウマン象、松山地磁気、ギュンツ氷期、ミンデル氷期
レンズ7;最終氷期 20万年 6700年
旧石器時代、阿蘇2~4火山灰、トバ火山、慣例化
レンズ8;先史・文明時代 2万年 667年
中石器時代、農耕の開始、新石器時代、縄文海進、メソポタミア文明
レムズ9;歴史時代 2000年 67年
ローマ帝国、小氷期、ペスト発生、平安海進、白頭山噴火、ラキ火山
レンズ10;近現代 200年 6.7年
産業革命、クラカタウ火山、温暖化
むかし高校生の頃に、「地学」を勉強しました。あのころの「洪積世」が今は「更新世」となり、「沖積世」は「完新世」となりました。
それは後半の話ですが、「レンズ1」「レンズ2」あたりも様変わりしましたね。
何十年も経てば科学も進歩するものです。