雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

古代ブログ 44 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 27 古代の「あらたま川」<再録 >

2018年04月18日 22時39分03秒 | 遠州古代史

古代ブログ 44 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 27 古代の「あらたま川」<再録

 あらたま川は、いまの天竜川です。流路が変わっていく謎は別にとりあげたいと思います。

 まずは古代の名前から。以下、再録。

「遠州古代史 古代の天竜川「あらたま川」の語源は…
2011年09月13日 05時23分09秒 | 遠州古代史

 今年2月1日付け「遠州の遺跡・寺社 47 浜北・あらたま公民館の万葉石碑」で以下のように書きました。

 「『万葉集』の「巻 第十一」の2530首目が、以下の歌です。
 
 原文 「璞之 寸戸我竹垣 編目従毛 妹志所見者 吾戀目八方」 
 読み 「麁玉(あらたま)の、寸戸(きへ)が、竹垣(たけがき)網目(あみめ)ゆも、妹(いも)し見えなば、我(あ)れ恋ひめやも」」
  ( 以上、「遠州の遺跡・寺社 47 浜北・あらたま公民館の万葉石碑」 )

 この「麁玉(あらたま)」ですが、ここでは地名ですが、古代の天竜川は「あらたま川」と呼ばれていることは有名です。

 では「あらたま」の語源はというと、やはり「あら」+「たま」でしょうね。「たま」は、当然、古代ではいろいろな所に出てくる、水を支配する「玉」のことでしょう。

 坂上田村麻呂の「あらたま川」伝説では、田村麻呂は、川を支配する女性の龍と結婚して、田村麻呂の子が、その母の持っている水を支配する「玉」を受け継いでいます。

 関東には「多摩川」と「荒川」がありますが、関東の多摩川の語源も「玉」という可能性があるのではないでしょうか?

 そこで、もうひとつの「あら」は何か、です。

 関東の「荒川」のことを調べると、「荒川」=「荒ぶる川」という解釈が多いようですが、ほんとうでしょうか?

 8月20日に「遠州古代史 浜松「曳馬」と古代の「檜前」 その1」で書いたように、浜松付近や関東に移住した朝鮮系の「あや族」「あら族」が故郷を偲んで、「あらたま川」や「あら川」と命名した可能性を考えることは可能だと思います。

 しかも坂上田村麻呂伝説で描かれたのは、現地の水の支配権を持つ女性の龍と、朝鮮系の渡来人の結婚でした。

 つまり「あら」と「たま」の結婚です。
 
 そこから「あらたま川」の名前が生まれたという仮説を立ててみました。

 朝鮮系の移住民が、単独で孤立して移り住んだのではなくて、現地の住民と平和に混住して新しい融合文化をつくっていった。
 
 そのシンボルが坂上田村麻呂伝説であり、「あらたま川」の命名であったのではないでしょうか。」

 


雨宮日記 2018年4月17日(火) 「ピース浜松 市民の平和ブログ」を作る

2018年04月17日 21時04分51秒 | 雨宮日誌


雨宮日記 2018年4月17日(火) 「ピース浜松 市民の平和ブログ」を作る

 「ピース浜松 市民の平和ブログ」に記事を5つ掲載する。ほぼ同じ記事を「サイトA」と「サイトB」に載せる。

 これから掲載したいものをいろいろ夢想できる。おもしろいなあと思う。

 右半球ものー映像情報だけではない。左半球ものー文字情報もいろいろ。

 「ピース浜松 市民の平和ブログ サイトB」は4日間(4日目の途中まで)で始まってから、132回のアクセス数。まあまあかなあ。

 今日は夕方から雨。

 


新・本と映像の森 128 瀬名秀明『インフルエンザ21世紀』文春新書、<再録249>

2018年04月16日 21時16分16秒 | 本と映像の森

 新・本と映像の森 128 瀬名秀明『インフルエンザ21世紀』文春新書、<再録249>

「2013年04月14日 20時59分34秒 | 本と映像の森
本と映像の森 249 瀬名秀明さん『インフルエンザ21世紀』文春新書、2009年12月20日第1刷発行

 中国で鳥インフルエンザ(H7N9型)の人への感染が拡がっています。今日14日現在で、これまでの上海市周辺から北京・河南省へも広がり、感染者は55人で、死者は11人です。

 それで、これまで読んだ本数冊から、これが最良だった本を紹介します。

 著者の瀬名秀明さんは「パラサイト・ィブ」で有名な作家、瀬名さんが30人以上の医師・科学者・ジャーナリストにインタビューし、2009年のブタインフルエンザ「パンデミック」に始まり、ウイルスと人のかかわり、パンデミックにどう対処するのかをリアルに追求した本です。

 瀬名さんは、大学で薬学研究科博士号をとっていて、この本の作者としては最適の方です。

 ノウハウものではありません、もっと深い、一人ひとりに考えることを求める本です。

 そして専門家のプラスマイナスも教えてくれます。つまり「専門家」といえども、その問題について熟知しているわけではないということ。

 いくつか、重要な概念をあげておくと、

 ① ウイルスの構造。糖や脂質。これが遺伝変異をおこすことで、突然、人への感染が始まります。

 ② ウイルスの種類、高病原性鳥インフルエンザウイルスは「H5N1」です。香港カゼは「H3N2」です。

 ③ WHOの「フェーズ」概念。いまのところ、中国の国境を越えて、地域を越えて世界に拡がっていないところからも、「人から人への感染」は起きていないとされています。

 そして、だいじなのは、たんなる「医学的」「生物学的」対応ではなく、「社会的」「政治的」対応をどうするのか、人間と人間のマンツーマンでの対応をどうするのかが、求められているというのが、瀬名さんのいちばんの主張だと思います。

 だから、専門家だけに頼るのではなく、専門家と共に、専門家と手をつないだネットワークを構築することが、インフルエンザウイルス問題だけに限らず、原発問題でも、いろんな問題でも全て求められているのだと思います。

 いまのテレビやネットの「ニュース」では、そういう解明が欠落しているので、自覚した個人が自分で探さないといけない、そういう社会的段階です。

 「ウイルス」の問題を追っていくと、「生命とは何か」「生命の進化の謎」までいくのですが、「本と映像の森」で追っかけていきます。」

 


雨宮日記 2018年4月15日(日)の2 「きらくら」は面白い

2018年04月15日 21時45分22秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2018年4月15日(日)の2 「きらくら」は面白い

 日曜日の午後2時から、NHKFMでクラシック番組「きらくら」を今日か明日に毎週聴いている。

 今日おもしろかったのは「空耳シリーズ」でショーソンの「交響曲 作品20」の「第3楽章」を全部聴かせてくれた。

 有名な「ぞーさん、ぞーさん、おはなが」のメロディが何回も出てくる。

 ネットを調べたら、かなり昔から有名でクラッシック番組でもやられたことがあるそうである。

 明日朝7時半から再放送されるので、興味のある方は聴いてみるとおもしろい。

 


雨宮日記 2018年4月15日(日)の1 朝5時。雨です

2018年04月15日 05時41分44秒 | 雨宮日誌


雨宮日記 2018年4月15日(日)の1 朝5時。雨です

 朝5時半起床。強い雨。ピーー、ピーーと電線が鳴っている。悲鳴をあげている。

 むかし、マンガで「共鳴り(ともなり)の術」というのがありました。白戸三平さんの忍者マンガでした。

 ずっと腰が痛い。外に出ないから日光に当たらないので骨が弱くなる?

 


雨宮日記 2018年4月14日(土) ビデオ編集日

2018年04月14日 21時07分59秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2018年4月14日(土) ビデオ編集日

 今日はビデオ編集。「ピース浜松 市民の平和ブログ」のミラーサイトをつくる。「ピース浜松 市民の平和ブログ サイトB」となる。

 これから、どういう風に発展していくか、自分でもさっぱりわからん。でも、おもしろい。

 ひとつひとつに画像をつけないとさまにならないので、「ピース浜松 市民の平和ブログ サイトB」では、映像のない分は生き物の写真をつけることにする。内容的な関連はないけど。

 


雨宮日記 2018年4月13日(金) 介護度の調査

2018年04月14日 21時00分19秒 | 雨宮日誌

 

雨宮日記 2018年4月13日(金) 介護度の調査

 年1回の介護度(現在「要支援2」)の調査の日。午前11時に調査員が来て、ケアマネさんも同席してくれる。

 びっくりしたことがあるが、ある事情で、後日、書くことにする。調べることもある。

 夜、高畑勲さんのアニメ「ホタルの墓」をテレビでやったのを録画する。いいアニメだけど、宮崎駿さんの説ではこの話には嘘がある。

 父が海軍将校なら海軍のネットワークで餓死させるはずがないと言うのだ。そのとおりと思う。

 以下、引用。

 宮崎「『火垂るの墓』にたいしては強烈な批判があります。 あれはウソだと思います。まず、幽霊は死んだ時の姿で出てくると思いますから、ガリガリに痩せておなかが減った状態で出てくる。
 それから、巡洋艦の艦長の息子は絶対に飢え死にしない。それは戦争の本質をごまかしている。それは野坂昭如が飢え死にしなかったように、絶対飢え死にしない。海軍の士官というのは、確実に救済し合います、仲間同士だけで。
 しかも巡洋艦の艦長になるというのは、日本の海軍士官のなかでもトップクラスのエリートですから、その村社会の団結の強さは強烈なものです。 神戸が空襲を受けたというだけで、そばの軍管区にいる士官たちが必ず、自分じゃなかったら部下を遣わしてでも、そのこどもを探したはずです。
 ……それは高畑勲がわかっていても、野坂昭如がウソをついているからしょうがないけれども。 戦争というのは、そういうかたちで出てくるものだと僕は思いますけどね。 だから、弾が当たって死ぬのもいるけれど、結局死ぬのは貧乏人が死ぬんですよ。」

 


過去現在未来のメモリーノート 9 哲学・経済学の学習 1 「体化物」の疑念について 20180413

2018年04月13日 16時23分26秒 | 過去現在のメモノート


過去現在未来のメモリーノート 9 哲学・経済学の学習 1 「体化物」の疑念について 20180413

 すこし「哲学・経済学の学習」を載せていくことにする。今日は、その1、「体化物」について。

 マルクス『経済学批判』にも、マルクス『資本論』にも出てくる概だが、なぜか『経済学批判』岩波文庫「事項索引」にも、『資本論総索引』「事項索引」にも出てこない。

 ボクが見つけた主な所を掲載する。

 「商品交換がそのもっぱら局地的な束縛を打破し、それゆえ商品価値が人間的労働一般の体化物にまで拡大していくのと同じ割合で、貨幣形態は、一般的等価物という社会的機能に生まれながらにして適している商品に、すなわち貴金属に、移っていく。」
 ≪ マルクス『資本論』1a、第2章 交換過程、死日本上製版 p151、原書p104 ≫

 「市場にあるすべてのリンネルは、1つの取引品としてしか通用せず、その各片はそれの可除部分としてしか通用しない。
 そして、事実、どの1エレの価値も、同等な人間的労働の社会的に規定された同じ分量の体化物にほかならないのである。」
 ≪ マルクス『資本論 第1巻』、、「第3章 貨幣または商品流通、第2節 流通手段、a 商品の変態」、Ⅰa p182、原書p122 ≫

 「したがって、資本は、A・スミスが言うように、労働にたいする指揮権であるだけではない。それは、本質的に不払い労働にたいする指揮権である。
 すべての剰余価値は、それがのちに利潤、利子、地代などの特殊な姿態に結晶化しようとも、その実体からすれば、不払い労働時間の体化物である。
 資本の自己増殖についての秘密は、解いてみれば、資本が他人の一定分量の不払い労働にたいし処分権をもつということである。」
 ≪ マルクス『資本論 第1巻』Ⅰb、「第5篇、第16章 剰余価値率を表わす種々の定式」、p908~909、原書p556 ≫

 「この等式の系列では、鉄、小麦、コーヒー、炭酸カリ等は、たがいに一様な労働、つまり金に物質化された労働の体化物としてあらわれ、そこでは、それらのさまざまな使用価値で表示されている現実的労働のすべての特質は、まったく消えている。
 価値としては、これらは同一であり、同じ労働の体化物または労働の同じ体化物、すなわち金である。同じ労働の一様の体化物として、これらは、ただひとつの区別、つまり量的な区別だけを示している。」
 ≪ マルクス『経済学批判』岩波文庫、「第2章 貨幣または商品流通、1 価値の尺度」、p75~76 ≫

 つまり労働が物質化して「体化物」になるということらしい。労働の「物資化物」という意味なら「物化物」または「質化物」だろう。

 ただ「物化」という言葉は、すでに「疎外」にかかわって使われているし、「質化物」では何のことかわからないような感じがする。

 それでよく似た概念、「物体化」を縮めて「体化」として、「体化物」という用語を使ったのではないかと推測する。

 

 < 補足 20180413 18時54分 >

 あとで思いついたのだけど、「体化物」は、「対象化物」のことかも知れない。これが、一番妥当な訳語解釈かも。

 


新・本と映像の森 127 鎌田浩毅『富士山噴火』ブルーバックス <2010の再録>

2018年04月12日 20時18分54秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 127 鎌田浩毅『富士山噴火』ブルーバックス <2010の再録>

「本と映像の森9 鎌田浩毅さん『富士山噴火』ブルーバックス
2010年02月25日 17時18分07秒 | 本と映像の森

 講談社、2007年11月20日第1刷、940円+税

 富士山の本の第2冊目です。2004年に、富士山が噴火したらどの程度の溶岩がどこまで流れるか、火山灰はどこまで降るかなどの火山噴火の影響を「富士山ハザードマップ」が公表されました。
 
 この本は、火山学者の著者が、溶岩流・噴石・火山弾・火砕流・岩なだれ・泥流・火山灰についてそれぞれ詳しく解説しています。

 溶岩流の危険があるのは、富士山周辺の静岡県東部と山梨県ですが、問題は溶岩流だけではありません。

 とくに火山灰について、江戸時代の170年の宝永噴火で、横浜で10センチ、江戸で5センチの厚さに火山灰が降り積もりました。
 火山灰とは、ようするに溶岩が固まったガラスの細かい破片です。

 もし現代で富士山が噴火したら、この火山灰が風にのって遠くまで降り、江戸時代には無かった現代のいろいろな機械に大きな影響を与えます。

 少しの火山灰でも室内に侵入し、コンピューター内部に侵入するとトラブルの原因になり、工場や会社や家庭に大きな影響を与えます。
 車の内部に侵入するとエンジントラブルが起きます。航空機も同じです。

 危機管理対策として、とくに静岡県東部や関東地方では火山灰対策が必要です。
 (画像は公式に発表されている富士噴火の降灰マップです)」

 


 雨宮日記 2018年4月11日(水) 雨上がり

2018年04月11日 20時52分32秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2018年4月11日(水) 雨上がり

 朝は雨、午後にあがったので、則子さんに本屋さんへ本の注文に行ってもたう。ヘーゲル『精神現象学』ほか。

 新聞には「首相案件」メモの文書が載っている。自衛隊文書問題もやはり、出てきた。稲田防衛大臣もかやの外に外されていた?

 すべて安倍首相の「コントロール」の下におこうとした?

 それとも乱脈状態になっていた?

 沖縄は、彼らの「コントロール」の下に取りもどそうとしているのにね。

 

 朝は雨、午後にあがったので、則子さんに本屋さんへ本の注文に行ってもたう。ヘーゲル『精神現象学』ほか。

 新聞には「首相案件」メモの文書が載っている。自衛隊文書問題もやはり、出てきた。稲田防衛大臣もかやの外に外されていた?

 すべて安倍首相の「コントロール」の下におこうとした?

 それとも乱脈状態になっていた?

 沖縄は、彼らの「コントロール」の下に取りもどそうとしているのにね。

 


古代ブログ 43 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 26 東区上新屋町の荒神社<11の再録>

2018年04月10日 21時41分44秒 | 遠州古代史


古代ブログ 43 浜松の遺跡・古墳・地名・寺社 26 東区上新屋町の荒神社<11の再録>

「遠州の遺跡・寺社11 東区上新屋町の荒神社
2010年05月03日 19時20分18秒 | 遠州古代史

 上新屋町(かみあらやまち)251の7番地の荒神社に行ってきました。
 「あらじんじゃ」ではなくて、「こうじんじゃ」です。

 場所は、南北に走る広いバイパスで、信号の北東に「炭火焼肉 火の国中田店」があり、信号の南東に「浜松上新屋郵便局」があるところ、信号で西へ曲がって、すぐ南へ曲がると右側に見えてきます。 

 神社は南向きです。 

 祭られている神様は、スサノオノミコトでした。

 ネットで「荒神社」を調べると、瀬戸内海付近に多い神社で、いろいろな信仰が入り交じっているようです。

 なぜ「荒神社」と書いて「こうじんじゃ」なのかも不明です。

 この「荒神」信仰の系統で子どものお宮参りのときに「×印」などの「あやつこ」という印を書くとウィキペデイアに掲載されていました。

 雨宮的には、「あら」「あや」というと、やはり朝鮮半島東南部の「あや」国、「あら」国を連想するのですが、無理でしょうか?」

 


新・本と映像の森 126 テレビドラマ「アンナチュラル」

2018年04月09日 20時03分55秒 | 本と映像の森


新・本と映像の森 126 テレビドラマ「アンナチュラル」

 TBS系、毎週金曜夜、3月16日にすでに終了。実写ドラマ。

 舞台は民間の医学施設「UDIラボ(不自然死究明研究所)」。そこで「不自然死(アンナチュラル・デス)」を解明する所員の苦闘を跡づける。

 解剖医の三澄ミコトや中堂系、協力者の六郎など、ボクが熱い共感を寄せるのは、彼らが「正義の味方」だからではない。

 逆に、彼ら自身も普通ではなく「アンナチュラル」だからだ。医者の三澄ミコトは幼い頃、両親の心中に巻き込まれ、自分も殺されかける。

 中堂系は恋人の女性を殺されて、その犯人を追うことだけが人生の生き甲斐になっている、「このクソ!」が口癖の偏屈な医者だ。

 若い男性の六郎は医者志望だが、雑誌編集部がUDIラボの内部情報を求めて送り込んだ「内通者」だ。

 みんな「アンナチュラル」ななかで、彼らは「君たちはどう生きるか」。

 おもしろいのは「君はどう生きるか」ではない。「君たちはどう生きるか」である。この問題にチーム「UDIラボ」が解答を出すことを迫られる。

 三澄ミコトは?中堂系は?そして六郎は?

 ぼくが一番感情移入するのは、気弱で姉さんぶるミコトを秘かに恋する六郎ですね。中堂には感情移入できないでしょ。

 そして、「内通者」六郎は、チームから追放されるのでしょうか。

 なお、厚労省元官僚の「所長」も好い味出してましたね。

 続編を期待します。それも六郎とミコトの仲が進展するようなやつ。

 


雨宮日記 2018年4月8日(日) 図書館に行く

2018年04月08日 21時59分06秒 | 雨宮日誌


雨宮日記 2018年4月8日(日) 図書館に行く

 月1回、図書館へ行く日。則子さんとタクシーに行き帰り乗って行く。2人で十数冊借りて帰る。

 図書館の本って、たくさんあるよね。死ぬまでにたくさん読みたいな。

 今日は『アリストテレス全集 1』も借りる。「カテゴリー論」と「命題論」。すくなくともヘーゲル(いま悪戦苦闘して読んでいる)より、ずっと読みやすい。これを読んでいくと面白いと思う。

 哲学の本は中央図書館では、カウンターからいちばん遠く、いちばん済にあって、いちばんヒトの来ないところだ。まあ、しょうがないかな。

 3冊、言語学の本を予約して帰る。

 タクシーから馬込川に、まだオオバンが残っているのが見えた。

 我が家のクスノキにアゲハチョウが舞ってきた。今年は初めてアゲハチョウを見た。


新・本と映像の森 125 眞淳平『人類が生まれるための12の偶然』岩波ジュニア新書、<56の再録>

2018年04月07日 21時15分56秒 | 本と映像の森

新・本と映像の森 125 眞淳平『人類が生まれるための12の偶然』岩波ジュニア新書、<56の再録>

 岩波ジュニア新書626、岩波書店、2009年、231ページ、定価本体780円、

 以前に古い「本と映像の森」で採り上げたのは、2010年7月ですから8年前です。
人類誕生に至る「偶然性」を正面から扱った本として秀悦でした。

 ただし、これが「偶然」なのか「必然」なのかは、いろいろ意見のあるところでしょう。

 人類の誕生は「神の恩寵」であるという方もいらっしゃると思います。

 真摯な討論をして欲しいと思います。

 それと眞淳平さんの論には、最期の人類誕生のところの偶然性が「偶然12 定住と農耕を始める時期に温暖で安定した気候になったこと」となっているけど、そうかなと疑問に思う。

 それとサル人類ではなく、たとえば恐竜人類の生まれる「偶然性」「可能性」もあったのでは、ないかと思う。

 このような問題を扱うには、「偶然性」「必然性」「可能性」を全面的に考えることが不可欠と思う。いつか、それを自分でやってみたい。

 以下は再録。

「2010年07月02日 05時25分02秒 | 本と映像の森
本と映像の森56 眞淳平さん著・松井孝典さん監修『人類が生まれるための12の偶然』岩波ジュニア新書、2009年6月26日第1刷、231ページ、定価780円+消費税

 この宇宙(ユニバース)の太陽系の第3惑星・地球に炭素生命が生まれ、進化して知的生命体となったのは、必然でしょうか、偶然でしょうか、あるいは両方?

 偶然1 宇宙を決定する「自然定数」が現在の値になったこと
 偶然2 太陽の大きさが大きすぎなかったこと
 偶然3 太陽から地球までの距離が適切なものだったこと
 偶然4 木星・土星という2つの巨大惑星があったこと
 偶然5 月という衛星が地球のそばを回っていたこと
 偶然6 地球が適度な大きさであったこと
 偶然7 二酸化炭素を必要に応じて減らす仕組みがあったこと
 偶然8 地磁気が存在していたこと
 偶然9 オゾン層が誕生したこと
 偶然10 地球に豊富な液体の水が存在したこと
 偶然11 生物の大絶滅が起きたこと
 偶然12 定住と農耕を始める時期に温暖で安定した気候になったこと

 こういう問題について、すこしづつ考えていきたいと思います。]

 


雨宮日記 2018年4月6日(金) お医者さんに行く

2018年04月06日 20時33分22秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 2018年4月6日(金) お医者さんに行く

 定期的な診察で助信町のクリニックへ行く。則子さんが一緒に行ってくれる。行きも帰りもタクシー。

 遠鉄助信駅前の地下通路は埋め戻して、きれいになった。ミサイル攻撃の可能性はないから、地下はなしにしてもいい、という自治体の判断でしょうか。

 帰りのタクシーの運転手さんが趣味「バードウオッチング」と書いてあるので、嬉しくなって、話がもりあがる。

 午後は雨が降り始めて、明日朝まで雨。

 「庭」の植物たちも、いっぱい花が咲いてきた。