玉川上水の辺りでハナミズキと共に

春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえてすずしかりけり (道元)

スピードに付いていけない

2012年06月21日 | アトランタ便り

 わからない。分らない。今まで私は何をやってきていたのだろう?。この解らなさは何だ?。断続的ながら、細々ながら何年も私は「英語(会話を含め)学習をやって来た筈の積り」であった。日本では発語には困難を覚えたけれど、聞く方は何とか聞ける筈であった。。。のにそれがこの始末。孫達が家庭内で交わす2人間の会話(娘が言ってた通り、ほぼ全部英語)すらたまにヤット耳に留まる程度なのだ。自ら選び取った道とはいえ困難な状況にある娘が、私の思う程私の困窮をおもんばかれれないのは、私の英語能力に対する過信があるに違いない。

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  これまでも訪米の度に異なる空港に着陸する必要があり、しかもそこには必ず彼女らが待ち構えおり、以後私は従っていれば良かった。それが今回は今までと違う。彼女はシングルマザーという立場なのだ。自分のことで余計な負担を掛けてはいけないという私の覚悟もあった。だから駅から地下鉄直行で最終駅に着けば、会社から迎えに行くという彼女の言に従ったのだ。聞き返されながらの問い掛けに言葉を返されても私の耳には止まらず通過するのみ。スピードが早過ぎ、私の耳は置いてけぼりを食う。重量オーバーのタグを貼られた重いケースと共に移動が始まったばかりの私のアトランタ生活は、ショッパナで頼みとする手帳をチケット売り場の片隅に置き忘れて始まった。それでも空港職員に「空港に着いた。これから地下鉄に乗る」旨の電話を娘に入れてもらっていた後で良かった。パスポートでなくて良かったと胸をなでおろした。

 地下鉄の最終駅に降りた私は20分待って娘に拾われた。ヤットの思いで着いた私の胸中はそれはないだろうだった。そこでこそ私は待ち構えられていると勝手にアテにしていたのだから。それから15ー6分。アパートに着いた。引っ越したばかりとは聞かされていたけれど、食卓といくらかの食器類、子供の衣類以外はダンボールの中であった。今までと違い飛行機疲れは少なくホットしていた私は、これから娘とこれらの荷解きが始まるとその積りになっていた。すると娘曰く「これから会社へ戻るわ!休んどいて!」だった。一瞬ポカンとしながらそう!と言い、ダンボールを除けて寝る気も起こらず、ボツボツと一人でソチラの荷解きを始めた。帰宅した娘曰く「日本人の上司に貴女も凄いけれど、お母さんも凄いのねと言われたわ」と必死の私と、楽天家だからこそこの国でやっていける娘とのしばしの道行きが始まった。 

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アトランタでお手伝い

2012年06月21日 | アトランタ便り

ある事情があってしばらく掲載を休止していた。未だ迷いはあるものの、自分の為に再開を試みようという心境にもなっている。私の訪米は昨年は多用でならず、一昨年は娘たちが帰日したから3年ぶりになる。今回の私の訪米は予定されていた事ではあったが、在米中の娘の状況の方は激変し「ほぼ離婚が成立する」という状況の只中にあった。従って私の役割も結果的に多様性が必要とされている。子供の夏休み入りと重なり、「母さんが来てくれなければどうなっていたか」なんて娘は言い一応の謝意は表明している。しかし言語は当然として、車無きアメリカ不自由生活の私の身を何処まで理解できているの?と思える事も多々あるが、寛容第一にと自分を諭すことにしている。

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「ここアトランタに到着してから20日経った。娘が新しく買い換えおいた新しいPCを一週間待ってヤット業者がやって来て昨日つないでくれた。引っ越してきたばかりの新しいアパート。娘は仕事に出て不在のまま彼女と電話でうちあわせた作業内容でするのだという。しかも午前午後と違う作業員がやってきて夫々が違う作業をやって行った。2LDKの部屋を眺め回し、回線が限定されているようで、取り合えずと食卓の上にTVとPCを乗せたままコンセントとあれこれ接続して10本ものワイヤー(日本でも私が一番煩く思えていた)が巡らされた。回路がやっとつながり、その後自分でヤットコサットコの操作を経てこの編集画面に辿り着いたばかりだ。印字だけでも大ごとで、画面が拡大したり、消失したりの上、マウス操作ではなくキーボード画面での操作なので、この上なく時間を要してしまう。写真のアップなど、今の段階ではとても出来ない。

引越し荷物の中に置いてけぼりを食わされて始まった今回の凡そ「2ケ月に及ぶの私のアメリカ滞在記」。次々と話の種は尽きそうにもないけれど、これまた何処迄レポートすべきか、今回はその辺の按配もせねばならない。PCの新機種は東芝で日本製ならと信じている私だが、たったこれだけ書くのに活字がとんでもない所にチン入したりして、修正にも同時間かかったと言えば少々オーバーだろうか?次回の発信までにPCがもう少し安定してくれることを願っている。

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