11時前にバス停に立った。前回待呆中に犬を散歩させてるご婦人に会い、挨拶とバス便についてもどかしながらの会話をした。バスは通るけれど行き先は知らないと気の毒そうな顔をされた方で再度出会った。「前回はやっとバスが来て何とかなりました。日に2回お散歩なさるんですね」と挨拶すると「老犬で退屈するので3回することもあるわ。今日は時間は大丈夫?」等々やりとりをした。娘にも「今日は上手く行けそう、逆向きのバス停にいるから」と、2ケ月レンタルの携帯で告げた。前回は都合のいい同行者を得たけれど、ランチも水すらも切らし、日照りの中を歩いたことを知っていたので、今日はLenoxに行った方がいいと教えてくれた。更に詳しく、一番前に乗り’降りるとすぐのエスカレーターを上がる。目前のホテルに入るとモールに繋がっていると。
30分近く待ってバスに乗った。次々乗客は降り私一人残された所で老婦人が乗って来てバスは止まった。不安になった私は黒人ドライバーに「駅に行きたいのだが」と聞くとウンと頷き、その老婦人が差し入れたクッキーを2人で頬張りながらお喋りをした後出発した。どうやらそのバスはUターンをしたようで、回り回って私が乗った場所を再度通り、マタマタ次なる駅に私を運んでくれた。モールは客で賑わい、四方を各種のファーストフードに囲まれ席で9弗の寿司(中国人経営)を求めた。ネタは酢でしめられ、袋入りは醤油かと思いきや塩だった。
今日も駅で拾われる約束だったが、何ともバスが変で、フリー切符だから失敗してもトライを繰り返そうと4時前には帰ることにした。駅につ着くと4台のバスが並んでいた。どのバスのドライバーに尋ねてもそこには行かないと言う。確かにここで降ろされた事はないのだ。そう思い直し又電車に乗ってもう一つ前の駅に引き返し、再度停車中のドライバーに尋ねる。列の途中で長問答はどうかとの思いもあって、何度か時間をづらしなが試みたけれど、NOを繰り返されるのみ。困りに困って娘に電話すると、正確に調べてあって「132番なら間違いなく通る。通じなかったら、ドライバーと私が話すから変わって」と言う。これで解決とばかり安心して見ていたら、ドライバーは頭を振っている。変わった私に「話にならない!悪いけど元の駅に戻って!私が拾うから」と言う。そして子供の迎えた足で私を拾い。。。「本当に困った国!困った人達!悪いけどとりわけ黒人の人達は先ず先にNOを言うの!ここに来る途中その132番のバスとすれ違ったわよ!!馬鹿が威張って馬鹿を通シテンダカラ!英語を喋れているだけじゃないか!それがそんなに偉いのか!!」とプリプリに怒りまくっていた。確かに私の知る限り、空港や交通機関では圧倒的に黒人が多く、接客での日米差は大で否めない。(写真はモール街から市街地を望む)