梅園は花より多い人の群れ香る寂しさそれぞれ咲かせる【短歌】

晴れた日の
梅園を一人歩きました

白や紅の梅が香り高く咲き
沢山の人が木の下に集い
花に魅せられていました

空は雲もなく暖かな陽射し
梅見には絶好の日よりだったのですが

抱えた寂しさが
そんな人の多さに
ますます膨れ上がり
梅を楽しむこともできず
足早に梅園を後にしました

それぞれがそんな寂しさを
抱えていることは
よく分かってはいるのですが