風のささやき 俳句のblog

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愛しげな風が愛でゆく稲穂かな【季語:稲穂】

2017年08月26日 | 俳句:秋 植物

あぜ道を歩きました
時折、足音に驚いて
飛び上がるバッタ以外には
物音を立てるものもいない
静かな午後のひととき

随分と実ったものだと
稲の穂先に触れていると
実った稲穂を愛おしむように
風が吹きました

あたりは秋の気配
その実りの恩恵を
もうすぐ口にできるのでしょう

(Haiku)
Heavy rice heads bow,
Golden harvest whispers time,
Gentle breeze kisses.