風のささやき 俳句のblog

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桜舞う陽ざしよ 病んだ風景も 悔いなく朽ちる まどろみに抱け【短歌】

2022年02月15日 | 短歌

心の中に巣食う痛んだ風景が
時折、頭をもたげて苦しくなります

普段そんな痛みは
忘れたように生活しているのですが
心弱った折に顔を出して
胸の中を占拠します

病んだ風景を悔いも痛みもなく
朽ちさせる柔らかな陽ざしにまどろみたいと
春の日に散る桜を見ながら思います



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