風のささやき 俳句のblog

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初夏の風、重ねた布団で絵本の子、何時の間に寝た、髪だけ左右す 【短歌】

2024年05月21日 | 短歌

その日は天気も良く
朝から布団を干しました

そうして午後の時間に
布団を部屋の中に入れて積み上げると
それを目指してやってきた子供

陽射しを沢山吸い込んでいるので
温かく、フカフカの布団の中に
早速飛び乗り体を埋めました

本当はそのまま布団を
敷いてしまおうかと思っていたのですが
子供が干したての感触を楽しんでいるので
そのままにしておきました

気が付くと本を読んでいた子供は
いつの間にか目をつむり
気持ちよさそうに寝ています

動かなくなった子供の
髪の毛だけが
部屋に入る風に揺れていました



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