新鹿山荘控帳

山荘管理人が季節の移ろいを、書きとめました
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ヤマビルに噛まれた跡がかゆい

2016-07-12 20:54:08 | アウトドア
何年振りかで昨日、ヤマビルにかまれました。

事情はこんなことです。
全く獲物はなく、いるのはホオジロばかり。ウグイスは姿が見えず。イワツバメは若鳥がおらず、親が飛び交うばかりです。
だらだら下る坂道の途中にそのあたりでは一番高い山に登る登山道の入り口があります。
第一歩から丸太で作ったきつい階段になっています。さらにいつも逡巡するのは大きな看板の「ヤマビル注意」です。
その看板の下のには、ヤマビル忌避剤のスプレーを入れたボックスがあるのです。ですから二の足を踏んでいたのです。

ですが、昨日は何も獲物がありません。朝一番で来たので、まだ時間は10時過ぎです。思い切って登ってみることにしたのです。
私も自前のヤマビル対策はしています。山の作業員の方から教わった食酢をスプレーに入れたものです。化粧に使う小型のプラスチックのスプレーです。
お酢を靴にじゃぶじゃぶ吹き付けて登り始めました。

この山は登山口から比高差で200m位でしょうか。ただ全部丸太の階段です。登れども登れども階段です。クモの巣がかかっていたところを見ても最近誰も登ってないようです。ご存じの通りこういった階段は、適正な段差を考えて作られていません。どうして一段一段が高いのです。ひざに負担がかかります。トータルの階段工事費を浮かすために、階段の数を減らし間隔をあけているのではと疑いたくなります。

その間鳥の姿はありません。ウグイスの鳴き声は聞こえるのですが。
途中のベンチもない階段が続きます。そんな空地もない急な道でした。
そのうち登る方向に木々の間から何となく空が透けているようです。あすこまで行けば頂上かと思うところにベンチが二つありました。
眼下にダム湖や周遊道路が木々の間から見え、風もわずかですが通ります。

ここで初めての休憩をとベンチに腰掛け、ペットボトルのお茶を飲んでいると、左足の脛がもぞもぞします。
あ!と思いズボンをまくり上げると、ヤマビルがいるではありませんか。まだ取りついたばかりでしょうか、まだ爪楊枝くらいの細さでした。
ライターで炙ってとも思いましたが、まだ食いついたばかりだと思って手で払い落としました。
血もほとんど出ません。あれだけ靴がびしょびしょになるほど酢をかけたのに、ひょっとすると草の上に居たのが移ったのかもしれません。
この日はこのまま何事もなくすみました。何年ぶりでしょうか、確か今回で三回目です。
帰り道も逆に段差があるため、膝に負担がガンガンかかり久しぶりに膝が笑いました。

ところが今日になって傷口がかゆいのです。ヤマビルの傷はなかなか治らないのです。
噛んでも痛さを感じさせない、血を固まらせない酵素のようなものを出してから血を吸うそうです。
もし噛まれているのを気が付かなければ、爪楊枝の太さから歯ブラシの柄の太さ位に丸々と太るそうです。

最近キャンプやBQブームです。「ヤマビル」の生息地に出かけるときはご用心♪♪


噛まれてすぐだったので傷口はこのくらいで済みましたが、ヤマビルの酵素?は注入されています。かゆいです。
でも一回も掻いていません。こうなったら我慢比べです。


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