遅くなりましたが10月30日に菩提寺で行われた晋山式の報告をいたします。最初にお断りしますがどんよりした曇り空できれいに撮影できず、本堂での儀式は撮影を遠慮しておきましたので、私の普段の報告とは格段に画像が少ないです。
まず最初に、晋山式とは曹洞宗に於いて、住職の任命を受けそのお披露目の儀式として行われるものです。住職さんの代替わりの儀式ですから、めったに見られない貴重な儀式と言うことになります。当日では、30年に一度と言うことで話題になっておりました。なお住職さんは3年前?にすでに住職に就任されています。

式に先だって稚児さんたちがお寺まで行列をします。顔がわからないように遠目の画像を使いました。
この行列の最後尾に正装した新命住職(新しい住職さん)、そして檀信徒の代表さんたちが行列を作ってお寺に入ります。

行列の最後尾に、住職さんが乗るかもしれない御籠が続きます。この籠は私が子供のころ本堂の隅の天井につるしてあったのを覚えています。なを、外見がきれいなのは、先代住職の晋山式の際(ちょうど30年前)修復されていました。

山門に入る住職さんを本堂側から撮影。

檀信徒の役員の方々が見守る中、本堂にお入りなります。
この後の儀式は撮影しておりませんので、行われた儀式について頂いたしおりを参考に解説いたします。一般檀家の私です。理解できないことからの間違いはお許しください。
【晋山式】
新命住職さんの就任式です。仏様や歴代住職に挨拶をします。
お寺に入るにあたっての挨拶、御本尊さまへの挨拶、お寺の土地や建物を守護している仏様への挨拶、達磨大師さまへの挨拶、両祖さまそして開山はじめ歴代住職さんへの挨拶がされます。
【晋山開堂】
新命住職さんは説法を行う場所を開きます。焼香をします。
一仏両祖に、ご開山はじめ歴代住職に、檀信徒の方々や各家の発展に、自分の御師匠さまに焼香されます。
【説法・問答】
その場に集まった僧侶の方々(私の想像ですが既に各お寺で住職になっている先輩住職のようです)が、問答を開始します。問答は特に禅の修行の関する質疑応答です。ほとんど専門用語で聞き取れませんでした。最後に質問された住職が、總持寺の修行のお仲間だったように聞き取れました。その辺はなぜかホッとした瞬間でした。
【結制】
晋山式は晋山・結制と案内されます。晋山式では一見の価値のある儀式です。
結制とは大勢の修行僧が一カ所に集まって修行するというお釈迦様が定められた修行の事です。
若い修行僧が集まった中で中心となる修行僧を「首座和尚」と言います。この問答の立ち合いを新命住職が務めるのです。
この問答がすごいのです。大きな声で禅の修行やさとりについてたたみかけるように質問していきます。首座も大きな声ではっきり答えますが、質問者は納得せずさらに質問を重ねます。仏教用語・専門用語で95%わかりません。質問者は次々と間を開けず質問を浴びせます。
言葉の格闘技のような緊張感が続きます。すごかったです。首座がよどみなく答えていくのがすごいです。
問答が始まる前に解説のお坊さんが、この「首座」大役を務めることが、一人前のお坊さんになる関門だそうです。
大勢の修行僧の中から選ばれて晴れの大役を務めるわけですから、長年の修行を認められたからだと思います。

檀信徒の中には撮影をする方がいて、私も1枚だけ新しい住職さんを撮影しました。衣の色が変わっているのに気が付きましたか。

儀式が終わってからの記念撮影です。永平寺・總持寺の両貫主さまのご使者をはじめ来賓の高僧の方ならびに説法問答に参加された御住職の方々です。
最前列の座っている小坊主さんは、実は大活躍されたのですが長くなるので割愛します。
また朱の衣の新命住職さんの右手前で座っている、白いたすきをかけたお坊さんがその「首座和尚」を務めた方です。
30年に一度の経験だそうですから、これでもうないでしょう。
まず最初に、晋山式とは曹洞宗に於いて、住職の任命を受けそのお披露目の儀式として行われるものです。住職さんの代替わりの儀式ですから、めったに見られない貴重な儀式と言うことになります。当日では、30年に一度と言うことで話題になっておりました。なお住職さんは3年前?にすでに住職に就任されています。

式に先だって稚児さんたちがお寺まで行列をします。顔がわからないように遠目の画像を使いました。
この行列の最後尾に正装した新命住職(新しい住職さん)、そして檀信徒の代表さんたちが行列を作ってお寺に入ります。

行列の最後尾に、住職さんが乗るかもしれない御籠が続きます。この籠は私が子供のころ本堂の隅の天井につるしてあったのを覚えています。なを、外見がきれいなのは、先代住職の晋山式の際(ちょうど30年前)修復されていました。

山門に入る住職さんを本堂側から撮影。

檀信徒の役員の方々が見守る中、本堂にお入りなります。
この後の儀式は撮影しておりませんので、行われた儀式について頂いたしおりを参考に解説いたします。一般檀家の私です。理解できないことからの間違いはお許しください。
【晋山式】
新命住職さんの就任式です。仏様や歴代住職に挨拶をします。
お寺に入るにあたっての挨拶、御本尊さまへの挨拶、お寺の土地や建物を守護している仏様への挨拶、達磨大師さまへの挨拶、両祖さまそして開山はじめ歴代住職さんへの挨拶がされます。
【晋山開堂】
新命住職さんは説法を行う場所を開きます。焼香をします。
一仏両祖に、ご開山はじめ歴代住職に、檀信徒の方々や各家の発展に、自分の御師匠さまに焼香されます。
【説法・問答】
その場に集まった僧侶の方々(私の想像ですが既に各お寺で住職になっている先輩住職のようです)が、問答を開始します。問答は特に禅の修行の関する質疑応答です。ほとんど専門用語で聞き取れませんでした。最後に質問された住職が、總持寺の修行のお仲間だったように聞き取れました。その辺はなぜかホッとした瞬間でした。
【結制】
晋山式は晋山・結制と案内されます。晋山式では一見の価値のある儀式です。
結制とは大勢の修行僧が一カ所に集まって修行するというお釈迦様が定められた修行の事です。
若い修行僧が集まった中で中心となる修行僧を「首座和尚」と言います。この問答の立ち合いを新命住職が務めるのです。
この問答がすごいのです。大きな声で禅の修行やさとりについてたたみかけるように質問していきます。首座も大きな声ではっきり答えますが、質問者は納得せずさらに質問を重ねます。仏教用語・専門用語で95%わかりません。質問者は次々と間を開けず質問を浴びせます。
言葉の格闘技のような緊張感が続きます。すごかったです。首座がよどみなく答えていくのがすごいです。
問答が始まる前に解説のお坊さんが、この「首座」大役を務めることが、一人前のお坊さんになる関門だそうです。
大勢の修行僧の中から選ばれて晴れの大役を務めるわけですから、長年の修行を認められたからだと思います。

檀信徒の中には撮影をする方がいて、私も1枚だけ新しい住職さんを撮影しました。衣の色が変わっているのに気が付きましたか。

儀式が終わってからの記念撮影です。永平寺・總持寺の両貫主さまのご使者をはじめ来賓の高僧の方ならびに説法問答に参加された御住職の方々です。
最前列の座っている小坊主さんは、実は大活躍されたのですが長くなるので割愛します。
また朱の衣の新命住職さんの右手前で座っている、白いたすきをかけたお坊さんがその「首座和尚」を務めた方です。
30年に一度の経験だそうですから、これでもうないでしょう。