jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

今日のDaysは・・・・MUSIC FOR SWINGING MODERNS / DICK JOHNSON

2012-10-05 | ジャズ・as

Bs361

 

 

 

所用の帰り、夕方、Daysに寄った。

 

ドアを開けるとP・ウッズが流れており、アルバムを見ると‘WARM WOODS’。

 

 

こうしたスタンダードなものが掛っているとは、意外でしたが、マスター曰く、「そんなことないですよ(笑)」でした。

いつも超マイナーな?レコードばかり(笑)、掛っているイメージが強いのですが、そうでもないようですね。

 

‘WARM WOODS’は好きな一枚で、随分以前の倉敷のジャズ喫茶での思い出が蘇ってきました。

 

そうこうしていると、マスターが取り出したのが、このMUSIC FOR SWINGING MODERNS / DICK JOHNSON。

これも好きな一枚。

 

エマーシーのオリジナル盤で、再発盤から買い替えたそうです。

もともとジョンソンのasの音色はやや高めなので、再発盤では高音がきつく、彼の良さが上手く出ていないとの事。

 

いゃ~、さすがオリジナル盤の「音」、高音のトゲもなく、瑞々しく、しかも弾力がありますね!

 

マスターも自分も好きなB面を聴きましたが、ホント、ジョンソンのプレイ、最高ですね。

甘そうで、甘くなく、しかもしっかりと歌い込んでいる。

ラスト・ナンバー‘You've Changed’なんか、もう絶品!

 

 

自分も、オリちゃんを見掛けたら買い替えよっと。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


IMAGES / PHIL WOODS

2008-11-13 | ジャズ・as

                  boston acousticsで聴いた今日の一枚

 

            Img022

                        images / phil woods   (Gryhon-RCA)    1975

 

 

as奏者で一番好きなジャズ・マンと言えば、ペッパーでなければ、マクリーン、キャノンボールでもなく、フィル・ウッズ。

じゃぁ、パーカーは?と問われれば、「そりゃ、別格」と躊躇なく答えます。

 

1969年、ジャズを貪り聴いていた頃、ウッズはそれこそドラマチックに僕の目の、否、耳の前に現れた。フランスで録音された‘ALIVE AND WELL IN PARIS’ だ。

自慢するつもりはありませんが、リアル・タイムでこのレコードを聴き、手に入れたのは恐らく、日本では最初の50番以内と思う。それ以来、ウッズを追っかけたものでした。

 

それは、それとして、この‘IMAGES’は、当時、SPに向かい合い、シビアな聴き方をしていた自分には、「タイトル曲はともかく、他はちょっとなぁ・・・・・」という感が強かったけれど、CDを久し振りに車に乗りながら聴いてみると、イャー、イイですね。ウッズとルグランの音楽観が見事に合っている。

75年のグラミー賞で‘Best  Instrument Composition’と‘Best Jazz Performannce By Big Band’の二つの賞を獲得しているのも納得できます。

 

本作は「風のささやき」、「ソング・フォー・ユー」、「思い出の夏」、「愛のプレリュード」といったその頃のヒット・チューンが収録されており、一部では好評を博したと思いますが、わが国では、グラミー賞ほどの評価は得られなかったと記憶しています。

事実、人気の「風のささやき」、「思い出に夏」はややメロー過ぎるかもしれません。

 

で、boston acousticsで聴いた今回、僕の好きな映画の一つ、「嵐が丘」の主題曲、‘I Was Born In Love With You’での情感溢れるウッズのasとルグランの見事なオーケストレーションに言葉を失いました。

ラストの‘Images’はウッズの歌心、テクニックが完璧に描き出された傑作。とても運転中に聴ける代物ではなく、慌ててハイウェイのSAに駆け込みましたね。

 

 

我が国で、ウッズの評価、人気はその実力に見合っていないのは、どうしてだろう?

ここが問題だ!ギャ、ハァ、ハァ。

 

 

いずれにしても、真夜中、車を静かに走らせて聴くジャズでは、最高の一枚でしょう。

ただ、オーラスではテンションが高まります。

 

 

 

 

 

 

 


paul desmond / take ten

2008-08-24 | ジャズ・as

                                    boston acousticsで聴いた今日の一枚

 

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               paul desmond / take ten (RCA VICTOR)  1963

 

 

 

二匹目のドジョウを狙ったのか、或はレコード会社の強い要請で渋々?吹き込んだのかは兎も角、今度は、自分のリーダー作で、しかもヒット倍増計画(笑)したアルバムが、その名もズバリ、この「テイク・テン」。更にシングル・カットを目論んで3:08で仕上げるという念の入り様です。

普通のプレイヤーだと、厭味と評されるけれど、万人から愛されるデスモンドは別格。

「テイク・ファイヴ」との大きな違いはds。ここではC・ケイ。やはり、ジョー・モレノの変拍子ドラミングが如何に優れているか改めて認識させられますね。

 

 

 

本作の聴きものはボサノヴァものではなく、スタンダードもの、なかでもデスモンドの透明感溢れるasと絶妙にマッチする‘Alone Together’が素晴らしい。強かな‘The One I Love’もイイ。

それと、この輸入盤CDに追加された3曲(2曲はオルタネイト・テイク)の内の一曲、‘Out Of Nowwhere’がこれまた素晴らしい。もし‘Take Ten’と差し替えられ、タイトルも‘Alone Together’になっていたならば、本作の評価、人気はそれこそ倍増していただろう。そりゃ(差替えは)、ないか(笑)。

 

いずれにしても、デスモンドが唯一無比、天下の名アルト・サックス奏者には変りありません。