jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

JACKIE McLEAN QUINTET

2010-12-26 | Aggressive Voyage of Jackie McLean

                                               boston acousticsで聴いた今日の一枚

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           Jackie Mclean Quintet / Jackie Mclean   (Blue Note 4116)

1962年の6月14日に録音されながら「お蔵入り」となり、後年、日本で初めてリリースされた所謂「幻の一枚」ですね。ただ、その時(LP)は、非売品扱いで、確か、BNのレコードを何枚か購入すると特典として配布される仕組みだったと思います。上手い商売を考えたものですよね。自分もダブリを承知で手に入れました(ムカッ)。

バカバカしい事に、この非売品はしばらくすると、中古店で9,800円位の価格で出ていた記憶があります。

その後、CDになってからは、ちゃんと販売品としてリリースされています。

personnelは、KENNY DORHAM (tp),JACKIE McLEAN (as),SONNY CLARK (p),BUTCH WARREN (b), BILLY HIGGINS (ds)

この作品は61年に結成され、評判となったドーハム=マクリーンの双頭コンボの一連作の三枚目。一枚目はPJの‘INTA SOMETHIN'’、次がUAの‘MATADOR’、そして本作となります。面白い事に、PJ盤は二人がリーダー、UA盤はドーハム名義、本作がマクリーン名義となっていますが、何故か?本作だけリアル・タイムでは発表されませんでした。その理由として、当時、マクリーンの演奏スタイルの変化の過渡期的演奏と見做されたようですね。

そうした事情を抜きにして、改めて聴き直してみると、いゃー、なかなかどうして、BNらしくしっかりした枠組みの中、充実した演奏が繰り広げられている。フロントの二管も好調ですし、リズム・セクションもさすがです。ソニ・クラの存在もうれしいですね。

ただ、重箱の隅を・・・・・・・・式で突っ込むと、ソツが無さ過ぎる感がしないワケではありません。

この辺り、ライオンが見送った主因かもね。

でも、車の中で聴くと、丁度、イイ塩梅なんですけどね~