jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

これって、どうなのよ!・・・・LONELY TOWN / TOMMY FLANAGAN

2013-05-03 | ジャズ・p

             Tf1

 

 

 

ジャズ喫茶‘Days’のご常連さんの一人に、あるジャズ倶楽部の会長さんが居られ、会報が‘Days’に置いてあります。その直近の会報に‘Days’のマスターがフラナガンについて書かれた「JAZZちょっといい話」という記事が掲載されている。

 

裏話を含め、フラナガンの魅力を語っており、その中で、70年代半ば、ちょうど「幻の名盤」ブーム真っ盛りでフラナガンの人気も急上昇の時、エラの歌伴として来日した際のおもしろい話が載っている。

 

N・グランツにしてみると、フラナガンは単なるエラの上手い歌伴以上のものではなく、どうして、日本でそんなに人気があるのか、理解できなかったそうです。

 

フラナガンだけでなく、例えば、S・クラーク等、同じようなケースは他にもありますね。ま、その逆もありますけど・・・・・・・・・・・・

 

 

それはそれとして、‘LONELY TOWN’。珍盤?ですね。

 

1980年ごろ、国内リリースされた未発表発掘盤(BN GP3186)です。一応、BN盤として発売されていますが、果して正規にBNが録音したのか、やや疑問が残ります。UAという説もあり、定かではありません。

 

パーソネルはTOMMY FLANAGANN (p)、JOE BANJANMEN (b)、ELVIN JONES (ds)

録音は1959年3月10日、プロデューサーはKenneth Karp。

 

 

内容はレナード・バーンスタインのミュージカル作品を素材にしているので、メンバーから期待する一般的なピアノ・トリオ作品とは趣を異なり、見識ある?我が国のジャズ・ファンはもとより、フラナガン・ファンの間でもそれほど話題に登っていない。否、無視されている、といったほうがいいだろう。

 

 

何故だろう?

エルビン・ジョーンズが入っているから、あの‘OVERSEAS’の第2弾を期待したのだろうか。

 

 

確かに、企画もの、異色作には違いないけれど、単なる「珍盤」扱いにしておくには、勿体ないと思う。

‘Lonely Town’や?Glitter And Be Gay’を始め、フラナガンならではの繊細な感性で美しいメロディを紡ぎだし、良い作品ではないでしょうか。

 

 

本国で長い間、未発表にされ、わが国でも、折角、リリースしておきながら・・・・・・・・・

 

ちょっと、考えさせられますね。