jazz and freedom and avenger

勝手気ままな戯事日記 暇つぶしに・・・・

こんな時は、季節外れのモブレーの‘SUMMERTIME’でも・・・・・

2014-03-08 | ジャズ・ts

         Bt01

 

 

昔から「三寒四温」と言われますが、このところ「五寒二温」ってところでしょうか。

そこで、モブレーの‘SUMMERTIME’でも聴いてみましょう。

まるで、ジャケ買い対象外の筆頭とでも、言える代物ですね。MUSEの再発盤ですが、オリジナルはCOBBLESTONE(CST 9011)。最近、オリジナル盤を見掛けなくなり、ぶらっと立ち寄った円盤屋でコレを見つけました。

 

BREAKTHROUGH ! / THE CEDAR WALTON ・ HANK MOBLEY QUINTET (MUSE MR 5132)

 

パーソネルは、

HANK MOBLEY (ts) CHARLES DAVIS (bs,ss) CEDER WALTON (p) SAM JONES (b) BILLY HIGGINS (ds)

 

録音は1972年2月22日。 

 

で、モブレーのプレイに絞って聴くと、ラスト2曲(SUMMERTIME、EARLY MORNING STOROLL)がイケル。

中途半端とか、無理してる、とネガティブな評を目にしますが、そんなことはありませんよ。

むしろ、「このまま引退してたまるか!」と言わんばかりにモブレーはミドル級チャンピオンとしての「意地」を聴かせます。時折、呻き声、奇声を上げるHOTなパフォーマンスに思わず「頑張れ!」と応援せずにはいられません。

 

この録音を最後に、体調を崩したモブレーはカムバックすることなく86年5月30日、この世を去った。享年55歳。この録音時は、まだ41歳。

 

ハード・バップ・ファンからずっと愛され続けているモブレー、最後の「雄叫び」がコレだ!