昨年終盤、相次いでリリースされたLIVE盤。
一枚目は1973年3月10日、ベルギーのゾンデルスコートの教会で開催されたコンサートの音源。
何でも500枚オンリー・プレスとか。
パーソネルは、Freddie Hubbard(tp)、Junior Cook(ts,fl)、George Cables(ele-p)、Kent Brinkley(b)、Michael Carvin(ds)。
収録曲はCTI盤でお馴染みのナンバー3曲と'Breaking Point’となっているけれど、'Breaking Point’は??? 入っているのかな?
これは要注意なレコード。LP仕様だから33rpmものと決め付けてはいけない。
インポートものだから仕方ないかもしれないが、センター・ラベルの45rpmを見落とすと間延びした演奏に聴こえる(笑)。
それはともかく、クックのtsも頑張っているけれど、ハバードの鮮やかなプレイ、絶好調ですね。
時間の関係で 'Sky Dive’に乱暴なハサミが入っていますが、ま、許せます。
二枚目はドイツ・ハンブルク'Onkel Pö's Carnegie Hall ’で収録された2枚組。
1978年とカヴァに記載されていますが、正確には1979年11月11日のようです。
パーソネルは Freddie Hubbard(tp, flh), Hadley Caliman(sax, fl), Billy Childs(p), Larry Klein(b), Carl Burnett(ds)
さすが2枚組、緩急、硬軟織り交ぜ、全6曲ハバードの当時の「実像」を克明に捉えている所が肝。
ステージならではのパフォーマンスも聴かせ、「大物ぶり」を発揮している。それに音もしっかり録られている。
この姿が内容を全て語っている。
2枚のレコード、ずっしり重い。
ハバードから影響を受けなかったtp奏者を見つけることは容易でない。