朝の7時半過ぎ、朝チャリで高速道路のガード下を潜り、少しカーブするといきなり解体現場が目に飛び込んできた。昔の建物の名残りはもう無い。以前と言っても、かなりだが時々、通っていたカフェがあった。ヨーロッパの山荘をイメージした外観と落ち着いたインテリアが気に入っていた。通勤途中らしき若い女性が通りすがりにスマホで撮り出した。何なんだろう?彼女もこの店に通った一人だったのだろう。
半年ほど前、久し振りに前を通った際、駐車場に車はなく、店内も灯りが点かず、入り口に随分黄ばんだ紙が貼ってあったので、いずれこうなるだろうと予測していたけれど・・・・・。裏に回ってみた。
今日も重機が遠慮なく破壊していくだろう。がれきの山が現実だ。フードを被った工事に携わるお兄ちゃんが一人現れたので、あまり期待せず「この跡はどうなるのですか」と尋ねると、片言の頓珍漢な日本語が返ってきた。
二年ほど前まではこんなカフェだった。開店して40年が経つそうで、逆算すると昭和~平成~令和の三代に渡り平成時代が一番長いけれど、自分の感覚では昭和の香り、そのものです。そして、また一つ姿を消した。
解体=新陳代謝、と言うけれど「寂しさ」は消えないなぁ。
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