・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

車体と一緒に軽くなったもの

2013年10月10日 | つぶやきの壺焼

列車が脱線するのは、走行中に車体が浮き上がったりせり上がったりしてしまうからです。
浮き上がり、せり上がりは、車体が軽いと起こりそうです。
列車を速く走り出せるように作れば、軽い車体が出来上がります。
軽くできていると、列車の一時待機など、ゆっくり移動すればよいところでも、早く片付けてしまおうと速く動かすでしょう。

われわれ素人には、車体を軽くしすぎたのが、そもそもの原因のように思えるのです。

異常状態を放置したと言われても、それが異常であると思っていなければ、すぐに手当てしようとは誰もしません。

基準さえ決めておけば、それが守られて事故は起きないと、とかく思い勝ちですが、基準の効き目はその重みに左右されます。
基準の重みとは、そこに書かれている文字の数ではありません。

その基準をどう読むか、基準と現場の実態をどう照らし合わせるか、照合結果を現場の保全にどう反映させるか、それを考えていく人の脳の働きの重みです。

車体も軽く、頭も軽く、速く、早く、それだけではまたいつかどこかで同じような脱線事故が起きるでしょう。

にほんブログ村