・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

気持をわからせる方法

2013年10月27日 | つぶやきの壺焼

日本人は面と向かってはっきりものを言わない、それがつつましさのあらわれということが定説とされてきました。

ものの言い方はつつましそうでも、ほかのことには結構ずうずうしい人をよく見かけます。
もの言いのつつましさと言っても、それは、ことをわけて話すのが面倒なのなのかもしれません。

電車の中で3~4歩ごとに「バカヤロー」を連発しているおばあさんがいました。
どこまで続くのかと思っていたら、空席が見つかって座ったとたんにおさまりました。
何かわかって欲しい気持を抱えていて、それを誰かに話すのも面倒、そうなると捨て独白しかありません。
「バカヤロー」の連発は、捨て独白どころか撒き散らし独白です。

話は面倒で嫌でも、おしゃべりには別の空間ができますから、そちらは際限なく続きます。
この別空間は、時代劇によく見られる人払いのように、聞こえないかのようにしておいて立ち聞きさせるという、巧妙な手段にも利用されます。
聞かれないためには、人が近づきにくいように障子を開け放っておいたほうがよいのに、わざわざ閉めて、すぐ近くまで忍び寄れるようにしています。

話があると言わずに話をしたいとき、壁の耳で仕切られた別空間を活用すると、バラバラの話からでも、気持を伝えることができそうです。

まあ、あまり心地よいことではありませんが。

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