・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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教育の場を実験場にしてよいのか

2013年10月24日 | つぶやきの壺焼

市長の強力な政治主導で、11名の公募校長が民間から任用されました。
928人の応募者のうちから厳選された先生方です。
ところが、間もなく半数を超える6名に、校長としての適性問題を指摘される結果が出てしまったそうです。

決めるときには、任用した人とこの先生方に、何かしら共感があったのでしょう。
その共感には、任用決定者自身の「個性的な人間的資質」を反映しているのではないかという説もあります。
_______(「内田樹の研究室」 http://blog.tatsuru.com/ より)

公募校長の応募者数が、今年度は去年の15%にまで急減したそうです。
校長でもやってみるかと、気軽に実験台になるような人が近づかなくなったということでしょうか。

教育の成果を確かめるには、少なくとも10年以上の歳月を経なければなりません。
何年か後にどこの大学を卒業できたぐらいのことでは、まだまだ成果とはいえません。

そもそも教育という場に、第三者の思いつきのような実験的手段を持ち込んでよいのでしょうか。
直接でなければ結果が得られない、自分では試すことができない、そこが教育の問題のなきどころでもあります。

整形の場合なら、自分の顔への施術で確かめる立派な院長もいらっしゃるようですが。

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