・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

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無闇な分解が意味をわからなくする~日本語の理解を妨げるもの:3

2015年02月12日 | つぶやきの壺焼

「熟語は分解してしまうと意味を持たなくなる」と1月28日に書きましたが、文章に埋められた言葉も、文字の種類だけで分解してしまうと、わからなくなります。

昨日の「機先制される」も、その新聞見出しが、漢字とかなに分解されると「機先制」「される」となり、「機先制」という何かの制度のようなものがあって、それに無理やり引きずりこまれ実行させられるのか、と読んでしまうのです。

そこで「機先制」とはなんだろうという疑問が誕生し、それに捉われ続ける限り、永久不可解の呪縛に陥ってしまいます。


ローマ字を習いたての小学生が、書かれた文章を朗読させられました。
Harunoogawagasarasaratonagareteiru.
黒板に書かれた切れ目のない文に、生徒は面食らいながら読み上げます。
春のぉ、ガワがさ、ラサラとな、ガレている。

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