柵の向こうにまた柵がある、意地の張り合いから、こんなものも作られます。
これでいくらか助かるのは、たてる仕事ができた工事屋さんと、柵の上を歩くネコぐらいのものでしょう。
策をたてることは、ものごとの始まりでだいじなことですが、たてさえすればよいというのもでもありません。
何か具合の悪いことが起きると、謝罪儀式が行われ、「再発防止策を周知徹底いたします」という意思表明があったと、会見報道が流れます。
そこで再発防止策がどういうものかが追究されることはありません。
無効の策どころか、影も形もなく、事実解明に手も着いていないうちに、そんな策がたてられるわけもなく、無効の問答に終わることをお互いに承知の上だからでしょう。