・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

古歌顧裏:5 雨降りお月さん

2018年05月22日 | つぶやきの壺焼

雪のあとは、はゆる野山か、それとも雨か、雨で思い出す歌は「雨降りお月さん」です。

雨降りお月さん
雨降りお月さん 雲の蔭
お嫁にゆくときゃ 誰とゆく
ひとりで から傘 さしてゆく
から傘 ないときゃ 誰とゆく
シャラシャラ シャンシャン 鈴付けた
お馬にゆられて 濡れてゆく

鈴の音のところで、どんな音だったか考えてしまうようでは、シャレになりません。
金属音から仲間外れになったような、湿った鈴の音、古い小さな神社の、色褪せた太い綱の上のほうに付いている鈴よりは、もっと軽い音でしょう。
耳の奥で想像はできても、カナ文字では言い当てにくい音です。

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