罪を犯した疑いのある者の扱い方に、書類送検と呼ばれる処置があります。
自白されずに証拠もなければ、疑いが濃厚のまま野放しになるので、犯罪の種類によっては危険極まりない状態が続きます。
捜査は続けられるといっても、世間に奇行の主は無限にいますから、見張り方には濃淡が出ます。
悪知恵と悪勘だけは優れている悪者は、必ず来る見張りの手薄になる時期を見計らってまたわるさを始めます。
ところが時期を待っていたいらいら状態では、思いどおりにことが運びません。
相手が憎いわけでもないのに我慢ができなくなり、手加減も忘れてしまったとき大きな悲劇が起こります。
性犯罪の再犯防止には、本人のためにも監禁が最も有効でしょう。
監禁中に発散をどうさせるか、体を使わせること、そこでの矯正労働こそ最も人権を重視した扱いと言えるのではありませんか。
どうしてよいかわからずにいる者を、ひとりにして放って置くことこそ、人権無視ではないでしょうか。