・・・・・・あわぞうの覗き穴・・・・・・

気が向いたときに、覗いてご覧ください。
何が見えるかは、覗く方々のお眼め次第です。

古歌顧裏:11 元寇

2018年05月28日 | つぶやきの壺焼

初めて外国軍に本土を攻め込まれた戦いの歌です。
大軍を追い返したのは、プラカードやスピーカーではありませんでした。

元寇
一、(鎌倉男児)
四百余州を挙る 十万余騎の敵
国難ここに見る 弘安四年夏の頃
なんぞ怖れん われに鎌倉男児あり
正義武断の名 一喝して世に示す

二、(多々良浜)
多々良浜辺の戎夷(えみし) そは何 蒙古勢
傲慢無礼もの 倶に天を戴かず
いでや進みて忠義に 鍛えし我が腕(かいな)
ここぞ国のため 日本刀を試しみん

三、(筑紫の海)
こころ筑紫の海に 浪おしわけてゆく
ますら猛夫(たけお)の身 仇を討ち帰らずば
死して護国の鬼と 誓いし箱崎の
神ぞ知ろし召す 大和魂(やまとだま)いさぎよし

四、(玄海灘)
天は怒りて海は 逆巻く大浪に
国に仇をなす 十余万の蒙古勢は
底の藻屑と消えて 残るは唯三人(みたり)
いつしか雲はれて 玄界灘 月清し

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