南無煩悩大菩薩

今日是好日也

驢馬。

2007-02-05 | なんとなく落書。

立春や 驢馬がにやりと お水取り。


節分も終わると、お水取りがあって、一気に春に向かう季節となりました。



人はパンのみで、生きるにあらず。

ロバはパン屋で名をはせ、顔を馳せ。


ロバのパン屋は、懐かしい風物詩でございましたが、近頃はとんと聞きません。

パンの耳は食えますけど、驢馬の耳をした王様は食えんようです。




羊ほどは、かわいらしくなく。

馬ほどは、かっこよくもない。

駱駝に似ているから、楽だ。なんて話でもございません。



なんていったって、ロバなんですから。

カバに見えようが、見えまいが、春になったら、にやりと笑うのでございます。


なんで、笑うかって?


そんなもん。驢馬に聞かなきゃ。あたしにはわかりゃしません。


ブルルルル!と。鼻をゆすぶり、歯をむき出して笑い歌うんですなぁ。


ブレーメンの音楽隊。




こないして書いてますけど、何処で落ちになるのか見当もつかず、一向に埒(らち)もあきしまへんので、埒が無い。


どなたさんかに、埒を開けてもらわな、なんともならしまへん。


昔は、遊郭何ぞで花魁なんかが年季を開けて、晴れて自由になる時に、埒を開けてもらって出て行ったそうでございますが、拉致されて、埒開けて出る、晴れ姿。てなもんで、見た目と気持ちじゃ、晴れ模様も替わるんでしょうなぁ。



埒も無い、春の驢馬の心持、晴れ渡る。

埒外の路場の夢。

コメント
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