南無煩悩大菩薩

今日是好日也

座頭の橋渡り。

2007-02-15 | なんとなく落書。


養生も 浮世も座頭の 丸木橋。

渡る心が よき手引きかな。

-白隠禅師-



「いやな渡世だなぁ」の座頭市は、勝新太郎さんのはまり役でございました。

座頭。つまり、眼の不自由な人に習え。ということでございます。

座頭が丸木橋を渡るように、まぁそうあわてず、そろりそろりと、慎重に驕ることなく渡ろうとする心構えが、世の中を渡る手引きとなりましょうぞ。

目明きは、それを当たり前と考え、座頭に情けをかけたりもいたしますが、過信していると、情けなくも高転びに転ぶことも多いもんでございます。

特に高所恐怖症の目明きであれば、すくんでしまう丸木橋も、座頭の心持なれば、眼に頼らず、平常心を保てますわな。

かっこつけてる場合やおまへん。

この世に生を受けた限りは、わたしらみんな渡生人。

一寸先は誰にもわかりゃしません。

へたりこんでも、座頭に習い、ちょびっとづつ渡りましょか。

コメント (2)
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