わし鬼でっけどな。釜 背負わされてまんねん。万年。
見てわかりまっしゃろけど、重いんですわ。
同じ釜の仲間が、あとふたりおります。
三つ巴になっとりまして、ひとりでも欠けると釜こけますよってにな、抜けられんのですわ。
ところであんさん。わし写してますけど、なんぞたんねごとでっか。
えらい低姿勢で窮屈そうですけど。
ただよろしか。こないな状態やさかい、なんも力になってはやれまへん。
あ。それから、いうときますけどな。うんこずわりちゃいまっせ。こらえてまんねや。
・・・。
みえないめだたないところで鬼もがんばっている。
そういやぁ、暦の二十四節季では小満の時期。
たんねごと見つかりましたわ。おおきに。