南無煩悩大菩薩

今日是好日也

情にあり。

2008-11-13 | つれづれの風景。

鮎は瀬になじみ、鳥は木に止まり、人は情に安らぐ。


子育てにおいて、その子を一番不幸にするのは、なんでも欲しがるものを与えてしまうことだという。

情(じょう)には棹差す気概も大事だと思われる。人はパンのみで生くるにあらず。


掛け値なしに発露する情というものもあろう。

憩う。という一時にしても、通じ合う情があってのこそ。


過分はよろしくないが、情の一分にかたじけのない勇気をもらうことは多い。


無骨に成り行く風景に、打ち振るうが如く、忽然と実りをむすんだ赤い果ひとつ。


幾ら取り繕うとしようが、理屈で無いものがある。

いわんや。

情にあり。


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