南無煩悩大菩薩

今日是好日也

よのなごり。

2008-11-17 | 壹弍の賛詩悟録句樂帳。

あれ数ふれば暁の 

七つの時が六つなりて 残る一つが今生の

鐘の響きの聞き納め

寂滅為楽と響くなり。

-近松門左衛門「曽根崎心中」より-



一つの名文名調子のおかげで、小生たった一人の道行の、そのよの風景を又違ったものにしてくれる。

鐘が鳴るなり法隆寺 もまたよろしいが、行い見るその風景において去来する情念に、偏狭と確執を持ちこまないためにも、鐘のなり方は、いろんなほうがいい。と思うのでございます。


まだまだ続く、よのなごり。

まだまだ知らぬ、このよのなごり。

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