南無煩悩大菩薩

今日是好日也

茶畑の春。

2014-04-04 | 世界の写窓から
(photo/Tea Farm Spring)

この世は祝福に満ちている。

そうでないものならそうみえるはずはないように、そうであるものならそうではなくみえるはずもない。

この世は憂いに満ちている、がしかし憂いは人に情緒というものを教える。

この世は恐れに満ちている、がしかし恐れは人に自制というものを教える。

アインシュタイン博士が言ったように、「常識」とは、自らによる偏見の集合体である可能性がある。

この世は美しさに満ちている。がしかし美しさは人に偏見というものを教える。

処女は純潔の意味を理解しがたく、卑俗を知らない者に高潔さはみえず、人を恐れるものが人に優しくなることもない。

憂いも、恐れも、美も、自らの常識を疑い続けることで、そうであるものはそうみえ、そうでないものはそうはみえなくなってくるのではないか。。

・・そんなことを考えながら、ゆったりとした足取りでこんな小径を、歩いてみたい。
コメント (2)
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