長期間にわたって、同じ車両を見ていると、各部の劣化ぐあいも把握できますが、難しいのが、どの時点で部品交換を行うかどうかで、いつも迷います。完全にダメになっていれば、即交換ですが、徐々に劣化していく場合、見極めがなかなか難しいです。まあ大体が、完全にダメになるいっぽ手前ぐらいで交換していることが多いです。
ユーザー車検に行かれる予定ですので、12か月点検整備と油脂類交換でお預かりです。オイルフィルターは、前回エンジンオイル交換時に交換しているので、今回は、そのままです。エンジンオイル、ギアオイル交換中です。
エアクリーナーは、DNA製ですので、洗浄です。ダイヤフラムは、回転や作動不良は無いので、平気そうです。
スパークプラグは、NGK製JR8Cですが、今回は、新品交換です。
クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等無いので、全量交換のみです。
キャリパーは、3カ所とも点検清掃のみです。パッドは、残量があるので、交換無しです。
フロントフォークオイル交換中です。フロントフォークは前期型なので、エアバルブ関連の取り外しが少し面倒です。
フルードは、フロント&リアブレーキ、クラッチの3カ所とも交換です。クラッチレリーズ側の漏れは無いです。
バッテリーは点検しましたが、エンジン始動後の電圧の写真を忘れましたが、充電状態に問題は無いです。今回交換した部品です。修理が無いと基本的に消耗部品と油脂類の交換になります。
最終チェックと試乗です。特に問題は無いので、納車可能です。この車両は、前勤務先時代から継続してみている車両ですが、1990年製造で、走行距離が8万キロに到達しているわりには、特に問題は出ていませんが、やはり消耗部品は劣化するので、整備のたびに、部品交換時期に迷う車両です。今回も、無事に納車になりました。
2019.09.28 作業担当 ヤダ(矢田)