旧型Vmax の部品で、純正コピー商品や、社外カスタムパーツが販売されています。純正と違い、特に基準はなさそうなので、純正部品よりレベルの低いコピー商品、見た目は派手だが、純正より性能が低下するカスタムパーツがあることも事実です。コピーをするなら、純正同等以上、カスタムパーツも性能が純正同等以上にしてほしいです。部品交換の際、純正以下の部品を装着すると全体的な車両のレベルが下がります。機能部品を交換する場合は、純正部品の意味や役割を理解した上で、交換部品を選択した方が良いです。フェイスブックで社外品のレバー類の例(作動不良)が載っていましたが、今に始まったことではなく、バイクの場合は、外装(純正カウルを除く)以外の部品はほぼ機能部品で、足周りや制動装置関係は、事故につながりますので、要注意です。(偽ブランド品は論外です。)
エンジンオイル、オイルフィルター、水回りのホース類、メインハーネスの交換でお預かりです。エンジンオイル、オイルフィルター交換中です。
クーラントは、エンジンオイル混入や漏れ等は無いのですが、予防のためにホース類、Oリング類交換です。
クーラント全抜き中です。ラジエターキャップベース下のOリングも交換です。
セパレーターの変形Oリング(ガスケット)も交換しました。セパレーターをクランクケースに止めているボルトですが、隙間があるので、錆に注意です。特にクランクケースの型が古い年式(1J7品番のオイルフィルター仕様)の場合は、Vバンク間にへこみがあり水が溜まりやすいです。今回交換した部品類です。メインハーネスや、主なホース類、ゴム類の交換です。
以前から気になっていたのですが、車体が安定しないとのことですので、フレームを一部修正することになります。
グラブバーを装着している部分ですが、フレーム後端両側に溶接されていますが、写真の通り、溶接部が痛み角度が変わってきていますので、定位置に修正し、再溶接です。この部分の溶接の強度が落ちていると、補強キットを装着しても、効果が発揮できない場合があります。2枚の写真で、補強キット部の角度を比較すると曲がっているのが判ると思います。グラブバーを上から釣り上げた際になる場合があります。
最終チェックと試乗です。リアフェンダーの装着角度以外は、部品交換でしたので、動作確認のみです。セパレーター部を外した場合は、オイルラインの点検が必要です。無事納車になりました。フレームの溶接修正は後日別途作業になります。
2020.08.06 作業担当 ヤダ(矢田)