最近、年齢が上がったせいか、体の各部に経年劣化がみられます。定期健診は行っていますが、両親からの遺伝や、持病等もあり、悪化は避けるとして現状維持で行きたいと思っています。やはり若いころからの健康維持や、節制が大事だと思いますが、若いころは気が付いていませんでした。
バッテリー及び充電系不調とクラッチ不調でお預かりです。ただ、当店に来る前に一旦、某2輪館にレッカーで移動後、とりあえずバッテリー交換とクラッチフルード交換で応急作業を受け、それ以上の作業はできないとのことで再度修理になりました。バッテリー交換の際に、配線類を外していますが、戻し方はあまり良くないです。
クラッチフルードが減っていたとのことでしたので、クラッチレリーズを見ると漏れていますので、交換します。液式純正バッテリーが装着されていました。
一旦バッテリーを外して、配線のやり直しです。お約束のようにリアバンクのプラグコードが抜けています。
バッテリーを取り付け直し、ステーターの点検を行いました。レギュレータも点検しましたが、問題なかったです。(新品と出力を比較です。)
エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。液式タイプなので、始動前の電圧が低いです。充電は行っていますが、最初の電圧が低いので、始動後の電圧もプラス1Vぐらいなので、MFタイプよりは低めです。
クラッチレリーズと奥のプッシュロッド部のオイルシールを外しました。漏れたフルードが流れた関係で、周辺の塗装が剥がれています。
クラッチレリーズを交換し、新品フルードを入れました。お客様のご希望により、液式バッテリーをゲルバッテリーに交換しました。
エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。初期電圧が高いので、始動後も14Vを超えています。
今回交換した部品類です。シフトリンクのカバーも破れていたので、交換しグリスアップしました。この箇所をメンテナンスすると少しシフトがスムーズになります。
最終チェックと試乗です。やはり修理の際は、ヤマハ車は、ヤマハディーラーに持ち込んだ方が良いかと思います。用品屋さんの場合は、店によって違うようですが、部品交換が主目的ですので、修理は難しい場合があります。最近、ヤマハのYSPの方針が変わったようで、YSP自体の数が減少しているようです。国内市場は販売数も減少しているので、あまり重要視されていないのか、販売店の減少や、部品供給も以前より面倒になってきています。改善を望みます。
2020.08.19 作業担当 ヤダ(矢田)