旧型Vmaxも製造後20年以上になる車体が増えてきましたので、電気系の修理が多くなってきたように思います。
アイドリング不調と電気系トラブルでお預かりです。一旦外装を外し、主だったところを点検します。
バッテリーの点検から始めますが、電圧、容量とも平気そうです。
エンジン始動前と始動後(ヘッドライト消灯時)の電圧です。充電系は平気そうです。
スパークプラグは、NGK製JR8Cですが、全体的にカブリ気味で、3番気筒は、かなり黒いです。
一旦、現状確認で、試乗です。低回転でのレスポンスも悪く、時々アウターファイヤーも出ますが、キャブレターのスロー系統のつまりは無いので、電気系が不調のようです。
充電電圧は問題が無いので、イグニッションコイルの1次側にバイパス配線を加工します。分解しているついでに、メイン系統の各配線類の接続や接点を点検します。
スパークプラグは、修理前より燃焼するようになりましたが、新しくも無いので、新品交換です。
最終チェックと試乗です。低回転でのレスポンスも良くなり、アフターファイヤーも消え、アイドリングも落ち着きましたので、終了です。ただ、タイヤが古いので、トルクが増えた分滑るようになりました。タイヤは、要交換です。
2019.08.29 作業担当 ヤダ(矢田)