小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

ダイヤモンド富士への挑戦 その1 富士五湖編

2016-02-27 19:47:38 | 旅行
ダイヤモンド富士への挑戦 その1 富士五湖編

2016-2-27 今日はCP+ 2016へ行ってきました。このレポートは後程。

2016-2-22
あるグループからダイヤモンド富士を撮りに行こうという誘いがありました。当方はそういう皆さんが好むメジャーな撮影対象は通常パスなのですが、雪と氷さえあれば、当方の撮影意欲は出てくるに違いないと思って参加しました。昨年のちょうどこのころは一人で中禅寺湖・しぶき氷を撮っていました(これは昨年のブログに書いてありますからご覧ください、面白かったですよ)。しかし、雪と氷の撮影は一人だと、一人で雪に埋まって遭難する恐怖があります。今年はこのグループに乗ってみようと思ったのです。結論は、富士五湖周辺は雪と氷まったく無しの空振りで、ダイヤモンド富士も撮れずに終わりました。しかし、この連中のメジャーな興味は鳥撮りですから、こちらにもかなりの時間をさくことになりました。当方は雪と氷に焦点を合わせた機材しか持って行きませんで、鳥撮りはただのお付き合い。
でも、色々面白かったですよ。それはぼちぼち書きましょう。

2016-2-22
一日目は河口湖までは高速バス、そこからレンタカーで忍野に向かいます。雪も氷も無しで、アジア系外国人の天下でした。富士山もお隠れになっており、よって、撮るものも無く一日目は終了。山中湖畔のホテルに泊まります。


2016-2-22 Sony alpha7RII + Sony FE 90mm macro ハリモミの純木

ハリモミ純木の森は以前から興味あるのですが、どうやって入りこんだらいいのかわかりません。今回も少々探したのですが、わからず。皆さんの探求心もあっというまに消えてしまったので、入口の外からたまたま顔を出した富士山をちょっと撮影。

2016-2-23
知らなかったのですが、ダイヤモンド富士というのは、このあたりの冬の客引きのメインテーマであるらしく、いつの日の何時にどこからダイヤモンド富士がみえるかという正確な一覧表があって、どこでも手に入ります。これに従って、今日は山中湖畔のあるポイントに朝5時起きで向かったのです。湖畔にはパラパラと撮影隊がいましたが、それほど多くはありません。千葉から富士をおいかけているカメラマンがいました。今日は曇りの予報に反して、富士山はよく見えています。しかし、肝心の山頂に傘雲がかかって、ついにダイヤモンド富士にはならずに日が昇ってしまいました。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE 16-35mm 山中湖


2016-2-23 Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm  山中湖

こういう、色調が時として出るので、Fujifilm X-T10+ Zeiss touit 32mmを買い戻したのです。以前はFujifilm X-T1 でしたが、Fujifilm X-T10でも同じ色調が出るようだし、小さくて軽いので、スナップカメラとしてはこちらの方が便利です。Sony α7RIIが一台ですから、レンズを替えたり、もたもたしている時にいつもFujifilm X-T10+ Zeiss touit 32mmを首からぶら下げておくと、邪魔にならずに、スナップショットが撮れて、チャンスを逃すことがありません。この白鳥のチャンスもそうやって撮りました。


ダイヤモンド富士を逃してから、河口湖を通り過ぎて西湖、精進湖、本栖湖へ向かいます。
富士山は相変わらず傘雲がとれませんが、それでも魅力的姿を見せています。

西湖は昔の記憶、山奥の隠れ湖という雰囲気ではなく、といって開けた観光地という感じでもなく、中途半端な印象です。ということで素通りする結果になりました。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 精進湖

となりの小さな湖、精進湖はグッドです。雪や氷があったら、とってもいい所だろうと思うのです。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro 精進湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 精進湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 精進湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE90mm macro 本栖湖

さらに隣の本栖湖もグッドです。精進湖よりはだいぶ大きめですが、これこそ山奥の隠れ湖。精進湖、本栖湖は一人で半日くらいかけてぶらつく価値があります。桜の季節もきっと素敵でしょう。


2016-2-23 Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm 本栖湖


2016-2-23 Sony alpha7S + coBORG (実質300mm) 本栖湖


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 田貫湖

白糸の滝に向かう途中に、田貫湖という知る人ぞ知る小さな湖があります。この湖畔の絶好のロケーションにある休暇村富士は部屋から湖越しに富士山が見えます。ここのダイヤモンド富士の日時が決まっていて、その周辺の予約は数か月前(一年前?)から満員です。
その日が上手く晴れるかは全く分からないのですが、とにかく満員です。


2016-2-23 Sony alpha7RII + Sony FE16-35mm 白糸の滝


2016-2-23 Sony alpha7RII + フォクトレンダー・ウルトラワイド・ヘリアー12mm


2016-2-23 Fujifilm X-T10 + Zeiss touit 32mm 山中湖

山中湖のホテルに戻って、ここからも富士山を見ることが出来ます。Fujifilm X-T10はかなり夜に強い所を見せます。


Sony alpha7S + Sony FE 16-35mm

わざわざ、相当暗くなってからSony alpha7Sで撮って見ました。ISO 12800,
1/125だったかな? 大して面白くない絵になってしまいました。いつまでたってもSony alpha7Sの使いかたはよくわからない?

今日一日、よく晴れて、富士山を堪能できたと思います。写真的には真ん中に富士山の観光写真ばかりで、なんともやりにくい被写体です。写真はともかく、久しぶりに富士山と付き合えて、これだけで、今回の旅は満足です。

がんとして圧倒的な存在の富士山をどう絵にするか、これは結構挑戦する価値があるかもしれない。今回はグループ行動で、レンタカーを使ってぴょんぴょんと移動する撮影スタイルですから観光写真から逃れられませんが、一人ならなにか面白い絵が撮れるかもしれない。葛飾北斎風なアプローチは面白いかも。


真夜中、12時過ぎにやっと山頂の雲がとれたようですが、これをピークに一転して曇りに入り24日は曇り、小雨、小雪のモードに入ってゆくのです。
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新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その3 京都紅葉編-5~

2015-12-06 20:15:25 | 旅行
新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その3 京都紅葉編-5

2015-12-6
ここのところ、自然教育園のモミジもやっとこ一部赤くなってきました。 森の小道の大モミジは真っ赤に見事な見頃になりました。 京都もきっと今は、モミジらしいモミジになっているでしょう。 でも当方のブログは一週間前の京都ですから、残念ながら、みじめモミジの続きです。 当方の京都モミジを見て、今頃はどうなっているか予測して、うまい具合に京都を訪れてください。 今から京都に行けば、すいていて素敵なモミジが見られるかもしれません。

2015-11-30(月曜日)
次の日は北野天満宮から始まります。ここのモミジ苑は今年の<JRそうだ京都に行こう>で取り上げられたので、多くの方が訪れています。しかし、JRの写真は去年のもので、今年はみなさんの期待はむなしく、紅葉はみじめな状態でした。それでも頑張って、なんとか撮ります。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8

当方は初めて北野天満宮のモミジ苑に行ったのですが、以前訪ねた方の話では、だんだんモミジ苑が拡張されているようです。結構広く、モミジが健在ならば見ごたえある場所でしょう。


Sonyα7S + コシナ/Zeiss Distagon 18mm ZM F4.0


Sonyα7S + コシナ/Zeiss Distagon 18mm ZM F4.0

北野天満宮の前の<とようけ茶屋>で早めの昼食とおもったのですが、当方の前の人で満員となり、あと40分は待ってくれということで、あきらめてタクシーで龍安寺に向かいます。

龍安寺、鏡容池(きょうようち)の周りはなんとか紅葉をみることができました。


Sonyα7S + コシナ/Zeiss Distagon 18mm ZM F4.0


Sonyα7S + コシナ/Zeiss Distagon 18mm ZM F4.0


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8

石庭には紅葉が色をそえるはずだったのですが、今年は全くだめ。
石庭をでて、納骨堂のある西庭に向かう。いつもだと紅葉モミジのトンネルのはずですが、今年はまだ青モミジのトンネル。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8

鏡容池を一周しながら、撮影ポイントをさがす。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sonyα7S + コシナ/Zeiss Distagon 18mm ZM F4.0

龍安寺を出てバスで近くの仁和寺に向かいます。

また明日
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新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その3 京都紅葉編-3~ 

2015-12-04 18:31:30 | 旅行
新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その3 京都紅葉編-3~ 

再び真如堂にむかいます。いつものように岡崎神社の脇道から黒谷にはいると、なんと観光客の集団がこの細い道を使って、金戒光明寺へ向かってゆくようなのです。この道は、当方の真如堂へ向かう秘密の道だったのですが。 <JRそうだ京都に行こう>に取り上げられてから、金戒光明寺も有名になったもんだよ。 おかげで、静かな道が観光客ルートになってしまった。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8

これはなんの花でしょう。


Sonyα7S + Pentax FA31mm F1.8 limited

金戒光明寺の山門には観光客が上がっていました。ここからの眺めは結構いいかもしれない。
金戒光明寺を通り過ぎて、おそらく栄摂院と思われるお寺に出くわします。いつもは入れないのですが、この時期だけ入ることが出来ました。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4


Sony α7S + Pentax FA31mm F1.8 limited


Sony α7RII + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4


Sony α7S + Pentax FA31mm F1.8 limited

栄摂院は静かで、紅葉もきれいで、とってもラッキーな気分になりました。


Sony α7RII + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4

さて、やっとこ真如堂に着きました。


Sony α7RII + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4


Sony α7S + Pentax FA31mm F1.8 limited


Sony α7RII + コシナ/Zeiss Distagon 18mm F4


Sony α7S + Pentax FA31mm F1.8 limited


Sony α7S + Pentax FA31mm F1.8 limited


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8

ここ真如堂はなにか落ち着く、お気に入りの場所です。桜も、青モミジも紅葉もいつでもやさしく迎えてくれます。


Sony α7S + Pentax FA31mm F1.8 limited

真如堂を後にして、哲学の道をちょっと歩いてから、夕方6時ころ、タクシーで青蓮院将軍塚に向かいました。
さて、ここからがSonyα7Sの驚くべき力が発揮される場面なのです。

また明日。

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新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その3 京都紅葉編~

2015-12-02 20:19:41 | 旅行
新しい写真への挑戦 ~超高感度カメラ、Sony α7Sの使い方を考える その3 京都紅葉編~ 

2015-11-29(日曜日)
京都紅葉の旅へちょっと出かけました。この旅で、Sony α7RIIとSonyα7Sの2台を持って行きました。 この性格の大きく違うSony α7の現場での印象はどうだったのでしょうか。Sonyα7Sの存在意義はどこにあるのでしょうか?

 朝早く東京を出て、京都には9時08分到着。すぐ上賀茂神社に向かいました。上賀茂神社へこれまでのお礼と、これからのお願いと決心を祈るのが、この旅の本来の目的です。


Sonyα7S + Pentax FA31mm F1.8 limited

いつも通りの上賀茂神社は、いつも通りに心を洗ってくれます。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8

今年の京都の紅葉は、ここ10年でもっとも出来の悪い紅葉で、現状は無残な状態です。ちょうどモミジが赤くなるタイミングで気温が上がったために、葉は赤くならずに枯れて落ちてしまいました。残った葉はいまだに青いまま。ここのところの気温低下で少し色付いてきたということです。残りのモミジは12月中旬に紅葉らしい赤になるのか、やはりだめ紅葉で終わるのか、いまのところ分からないということです。この惨憺たる状況のなかで、いかに撮影ポイントを探して、いかにうまく撮影するか。何年ぶりかの京都なのに、よりによって、こんな挑戦をしなければならなくなりました。
Sony α7RIIは基本的にPentax FA77mm limitedでボケボケ写真への挑戦です。一部Zeiss Distagon18mmZMを付けた時がありました。Sonyα7SはPentax FA31mm limitedあるいはZeiss Distagon18mmZMです。Pentax FA limited3兄弟を持って行ったのですが、予想通り43mmは使いませんでした。またPentax FA31mm limited一本で通すつもりでしたが、やはりZeiss Distagon18mmZMの広角がほしくなり、最後はZeiss Distagon18mmZMに固定されることになりました。Pentax FA77mm limitedは思った通りの良い面がでています。Pentax FA31mm limitedは広角としては充分でない為に、18mmの登場を余儀なくされるということで、広角領域をPentax FA31mm limited一本で行くというのは難しいところです。Sonyα7Sに関するコメントは最後に書きますが、今回の旅で、その存在意義はかなり明確になってきました。情報を記録し伝えるという写真の持つ重要な役割にとって、Sonyα7Sにしかできない事があるということは、Sonyα7Sの存在意義が確かに在ることを意味しています。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sonyα7S + Pentax FA31mm F1.8 limited


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sonyα7S + Pentax FA31mm F1.8 limited

Sonyα7RIIとSonyα7Sの比較を頻繁に載せてゆきます。ここで気が付くことが一つありました。紅葉が汚いので、しかたなくソフトで画像をくっきりさせています。これをやりすぎるとあくどい絵になるのですが、Sonyα7RIIは相当クレア―にシフトしても見られるのに対して、Sonyα7Sは不自然になるので大きくシフトできません。というのはSonyα7RII とSonyα7SのJPEGはもともとの設定はかなり異なっていて、Sonyα7RII はニュートラル、Sonyα7Sはクレア―ヘシフトしていると考えられます。いままで経験していた、Sonyα7Sの方が、ボケた風景をきれいに見せるという感触の理由がわかりました。


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Canon Ixy


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8


Sonyα7S + Pentax FA31mm F1.8 limited


Sony α7RII + Pentax FA77mm limited F1.8

上賀茂神社をでて、すぐきや六郎兵衛で<すぐき>を買って、今井食堂でサバ煮定食を食べて、いつものように賀茂川のほとりを歩きます。

また明日
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檜原湖の紅葉 その3

2015-10-29 16:53:18 | 旅行
檜原湖の紅葉 その3

檜原湖の紅葉も3日目に入ります。
ペンションくらんぼーんの続きからです。


Sony α7RII + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm


Sony α7RII + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm


Sony α7R + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm


Sony α7R + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

⑦五色沼自然探索路

Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7R + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

ここでも、色と形の収集に走る。実際はもっと広い場面を写しているのだが、その部分をトリミングで引き出している。これによって、説明としての写真情報が皆消えてしまうことが、いいことなのか悪いことなのか?少なくとも大きく引き伸ばした絵にしないと何の魅力も生まれないだろう。


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7R + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm

こういう写真を一杯撮りたかったのであるが、時間的余裕が無かった。4kmの行程を2時間という縛りで、ばらけて撮影していたので、みなさんはあっというまに先に消えてしまい、当方は一人大きく遅れながら、時間とにらめっこしながら撮ることになってしまった。


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8

当方の写真は紅葉というよりは水の表情におおくの関心がある。

⑧達沢不動滝

Sony α7R + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm


Sony α7R + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm

多くのカメラマンが滝にかかる虹を目当てに撮影している。


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7RII + Sony/Zeiss Sonnar 135mm F1.8


Sony α7R + Sony/Zeiss Vario Tessar FE16-35mm


くらんぼーんの黒原プロのセミナーで、2つのことを学びました。1)写真にストーリー性(あるいは詩的物語)を入れる 2)絵に合わせてハイキー/ローキー(アンダー)にシフトさせると効果があることがある。
さて1)が問題です。写真展や写真コンテストで受ける、すなわち見手に受けるためにはストーリー性が必要であることは明らかです。ストーリー性がある写真はだれにでも分かりやすい。当方の自然教育園に現在展示している3つの花の写真、<ヤマユリ>、<ユキワリイチゲ>、<キバナアキギリ/コトジソウ>はだれも立ち止まる人はいません。そうとう苦労して撮ったのに。ストーリー性のない、ただの花だからです。<ヤマユリ>は森の精と題しているので、奥深い森の中にポツンとヤマユリを小さめに配置すると題名のようなストーリー性がでるでしょう。霧の中ならもっといい。ユキワリイチゲは簡単で、雪のなかでユキワリイチゲがけなげに咲く様子を撮ればストーリー性がでるでしょう。コトジソウは誘惑の館という題ですから、虫が入るところをいれればストーリー性が出るでしょう。そうすれば少なくともいまよりは人が足を止めるでしょう。自然教育園の縛りのなかで、実際にこういう写真を撮るのは不可能に近い。しかし、それよりも、当方が求めているのは絵画性のある写真です。絵画にはストーリー性のあるものと、純粋に色と形を中心とするものがあります。当方はあきらかに後者を目指しており、ストーリー性を中心とする絵画はむしろ嫌っているのです。純粋に色と形を中心とするのは、写真が最終作品でなくて、その色と形から、絵や彫刻や焼き物を最終作品として作る為なのです。

色と形を中心とする絵画は作家の心に持っている何者かが色と形の中に表現されるのです。絵画は自由に色と形を作れるからそれが出来るので、写真でそれを行うのはとても難しい。それでも、色と形だけで、写真を作るプロは少なからずいます。色と形だけの写真でも人を惹きつけることができるはずなのです。今、当方が自然教育園に展示している写真は、それが出来ていない。どうすればいいか、いまだ手がかりはありません。しかし、色と形だけで、写真を作る方向を変えることはできません。今回の紅葉写真も同じことで、色と形の収集の段階まででストップしています。色と形だけで、それでも人を惹きつけるすべを考え出さなければなりません。<風景写真>と<色と形の写真>の中間をどっちつかずにウロウロしているのがわかります。もっと<色と形の写真>に吹っ切らなければ、人を惹きつけるすべを考え出すことが出来ない。

Sonyα7RはSony α7RIIの補佐になるかという命題の答えは、むしろSony α7Rの方がいい色をだしています。シャッターの感触さえ我慢すればSony α7Rは充分補佐の役割をはたすでしょう。今回、日の出、日の入りで相当暗い場面でも屋外であるなら、Sonyα7R、Sonyα7RIIいずれも十分な絵を作れます。とすると、売らずに残した超高感度Sony α7Sはどのような場面で使ったらよいのやら?

こうやって、振り返ってみると、当方は風景写真に慣れていないなと思う。どうしてももっと一か所に時間が必要になってくる。ガイドはあった方がいいのか、無い方がいいのか?車で移動した方がいいのか、歩いた方がいいのか? 団体行動がいいのか、一人がいいのか? ストーリー写真がいいのか、色と形の収集でいいのか? いろいろやってみるしかない。とにかく、今回の旅は、気に入った写真は無いけれど、一つのいい経験であった。
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