コロナ対策 2022-1-21
I オミクロン株は行動変容と集団免疫のコンビネーションにより2月中にピークアウトする
前回、オミクロン株がワクチン接種率の低い南アフリカで急激に増加して、急激にピークアウトした原因の仮説を書きました。低ワクチン接種率におけるオミクロン株の液性免疫と細胞性免疫に対する反応で説明しました。これはあくまで仮説です。その内、科学的報告により真偽が判明するでしょう。
その後、ワクチン接種率に高いニューヨークでオミクロン株が激増し、その後ピークアウトする方向にあるという報道がでてきました。そこで新たな仮説を追加しておかないといかんと思っています。
日本国民はかなりはっきりと2つの集団に分かれてきました。新型コロナに対して慎重集団と楽観集団であり、これは現状固定化している。慎重集団はワクチンを打ち、常にマスク、手洗いなどの防御態勢をとっており、感染者数や重症者数情報を見ながら、危険と判断するとさっと新型コロナ防御態勢にシフトする。自主的行動変容する。ワクチン接種はこの慎重集団の非感染性を大きく増強しました。
一方、楽観集団は新型コロナはインフルエンザと同等で、重症化しないから問題なしとして、行動抑制しない。この集団は固定化し、同じような考えの人がつるんで行動する。これは都内クリニックの話からヒントを得ました。デルタ株に感染した人が、またオミクロン株に感染するケースが少なくないという話です。つまり楽観的行動する人はいつまでたっても同じ行動をとり、同じような考えの仲間と行動を共にすると考えられるのです。
またワクチン接種できない子供や、十分感染症を理解できず、公園でワイワイ遊ぶような子供も楽観集団に属することになります。
(ザックリ2集団にまとめてしまいましたから、例外は色々あり気に障る方もいらっしゃるでしょう、それに対してはご勘弁をお願いします)
当然楽観集団で感染が急速に広がります。その内この集団には集団免疫が成立し、感染は終息に向かいます。
楽観集団から慎重集団に漏れ出る感染の波は家庭内感染です。この漏れがあるために感染はかなり広がります。しかし、慎重集団における感染は同居家族に楽観集団がいる場合に限定されます。 慎重集団は感染対応に真剣であるために、いずれはこの漏れ出る感染はブロックされます。するとウイルスは行き場が無くなりピークアウトします。
これは第5波の急速な収束にもあてはまるでしょう。第5波の時は子供同士の感染から家庭内感染に広がるケースが思ったより少なかったことと、慎重集団のワクチン接種が非常に有効であったことが急速な収束を招きました。
しかしオミクロン株の場合は子供同士の感染から家庭内感染に広がるケースが多い危険性があります。低学年の学校や保育園における感染ブロックが重要なポイントになります。
ワクチン効果の減少も大きなマイナス要因です。しかし、オミクロン株は感染速度が速いために楽観集団の中での集団免疫があっという間に出来上がるメリットがあります。
後述の感染者の入院に対するトリアージュをきっちり行えば、医療崩壊を何とか回避して第6波は収束するでしょう。
欧米と日本の総感染者数の大きな違いは、慎重集団と楽観集団の存在比が大きく違うことに起因します。日本は慎重集団が圧倒的に多いことがとても重要で、これが日本のファクターXと思われます。
以上から、ピークの高さとピークアウトタイミングは国民の慎重集団の行動シフトと家庭内感染ルート特に子供ルートのブロックが握っています。
蔓延防止措置とか緊急事態宣言とかを出すことは行動変容に役立ちます。効果無いとする意見が多いですが、警報的役割として意味があります。
II 次なる変異で新型コロナはインフルエンザ並みになる
オミクロン株はデルタ株とインフルエンザの中間にあります。
オミクロン株の感染力の高さと、重症化率の低さはワクチン接種が生み出した変異の方向です。よって次なる変異コロナをインフルエンザ並みになるでしょう。
この方向を早めるにはワクチン接種をやりまくることが肝要です。早く3回目のワクチン接種を行うことも2回目の接種率を9割近くまで上げることも重要です。政府はもっとスピードアップを真剣にやらないといけない。迫力が感じられない。菅政権の時の方が迫力があったといいいいますが、当方は専門家集団がきちんと計画的に動いたというよりは菅さんがたまたまワクチンが2刀流として都合がよく、もっともわかり易かったのでシンプルにそれに頼った結果と思います。やはり、専門家集団が先を読めないので、その勢いが続かなかった。
この中間的段階にあるオミクロン株感染者に対しては、これまでの新型コロナ対策を色々変更しなければならないことは世間の言うとおり。
中間的、現実的対応をズバッと決めて実行することが正しい。経済活動に対する配慮のあまり、政府や分科会があいまいな表現をすることは経済活動に対してもマイナスとなります。中間段階にあることは、絶対的解答が無いためにマスコミのコメンテーターには視聴率稼ぎにいい材料になります。あーだこーだ井戸端会議が続きます。この状態はいけません。とっても醜い状態です。
この最たるものは、尾身会長が<人流より、人数制限だ>と言い出したことです。科学者の皮をかぶって政治家やコメンテーターのような発言を繰り返す、しかも政府の言っていることと異なる。第5波の時もおなじだった。これが政府の新型コロナ対策への不信感を増大させ、世の中にイライラ、ギスギスを蓄積させるのです。
この文を書いた次の日に尾身会長は謝罪して、コメントを変更しました。
これらの言動が分科会には科学が無いと思わせるのです。科学がない土台に政府が乗っているという恐怖が当方をイライラさせるのです。多くの国民が科学を十分理解しているとは思わないが、ただ状況に後追いで引きずられながら動いている政府の根拠のない、混とんとした、先の見えない状況をちゃんと察知してイライラ、ギスギスが蓄積してゆくのです。
人数制限だという尾身会長の意見が間違っているといっているのではありません。当方は当初から馬鹿の一つ覚えのように人流抑制に頼るのは科学的対策とは言えないといってきました。これまで感染症専門家集団は人流抑制しか頭にない対応をしてきことに対して、当方は現在の専門家集団と言われるものに対する不信感を蓄積してきました。この専門家集団の長が突然一転して人流抑制を否定し、その根拠を最近の感染経路の解析によるとしていることに不信感をもっているということです。デルタ株とオミクロン株を分別出来ていない時期の解析を理由に挙げて、オミクロン株だから方針を変えたというのは科学的でない。これは政治的発言でしょ。あるいは専門家集団の総入れ替えという危険を回避するための保身行動かもしれません。科学的根拠に基づいて発言したなら、簡単に撤回するのはおかしい。撤回するなら撤回する論拠をはっきりとすべき。
こんな一日にして撤回するような発言を他の分科会メンバーが抑えられないということは、分科会の人は尾身会長に逆らえない力関係に陥っているのではないかと絶望的恐怖を感じます。
それにしてもマスコミは政府に対しては遠慮なく批判するのに、専門家集団には全く甘いのはとてもいけない。
一方、各県の首長は病院に入院させる人を選別するトリアージュ基準を出してきた。この現実的対応に地域の首長の判断をたいしたものだと感心しています。正しいかどうかということでなく、はっきりとした方向を示すこと、必要に応じて変化させること、各地域でバラバラであることをいとわないことを評価します。首長が体を張っていることが感じられるからです。
もう少しなのです、あと一歩で新型コロナはインフルエンザ並みになります。ここは、オミクロン株が危険だ、危険でないと議論している場合ではなく、中間的、現実的対応をズバッと決めて実行することが正しい。
III免疫パスポート/抗体パスポートの勧め
当方は以前に免疫パスポートについて書きました。現在世の中はいつの間にか抗体パスポートからワクチンパスポートに置き代わってしまいました。ところがオミクロン株に対してはワクチン接種が感染しないこと等しくない状態になってしまい、再び抗体パスポートを考えたらどうでしょうか。
免疫パスポートは抗体検査陽性と抗原検査又はPCR検査陰性より発行されます。有効期限1か月。新型コロナに対する高い抗体価(現在は正確にはオミクロン株への中和抗体に対応する抗体価)を示すことは感染しないことを保証し、抗原検査又はPCR検査陰性は現在感染してウイルスを放出していないことを保証します。免疫パスポートを持つ者はエッセンシャルワーカーとして優先的に働けます。また居酒屋で飲んだり、コンサートに参加したり、カラオケに行くことが出来ます。免疫パスポート保有者限定の各地域の物産居酒屋を東京ドームで開いてくれないかな。
抗体価が低い方は優先的にワクチン接種できます。これで経済活動を助け、感染者増加を抑制できる2刀流ということになります。これらの検査は無論100%正しいとはいえません。しかし世の中をベターな方向に動かすことが出来ます。
しかし、壁にぶちあたります。現在の抗体検査は診断法として承認されていない。比較的正しく測定できる方法は採血して、高度な機械で測定する必要があるのです。世の中抗体検査にあまりにも冷たい。企業は頑張って、精度の高い抗体検査キットを開発してください。
PCR無料検査に長蛇の列が出来ているとのこと、この時に同時に抗体検査を組み合わせればかなり有効性の高い免疫パスポートを発行できるのにと思うのです。
IV 先取り対処には科学的対処が必須である
必要なことは必要なのです。必要であるが無いものは作り出さねば。解からないことは解らなくてはならないのです。これには科学的アプローチが必須です。
ワクチン接種が進んで、治療薬が認可されれば新型コロナは終わりと決めつけないでください。当方が主張するワクチン打ちまくりとさらに治療薬の使いまくりは、まかり間違うと強悪の変異株を生み出す可能性が0ではありません。そこまでゆかなくともオミクロン株の次の変異がまた負のゲームチェンジを引き起こす可能性は予想しておかねばなりません。
科学的対処とは
<科学的データ収集and/or検証実験→仮説→予見を立て手を打つ(準備する)/2案、3案は用意しておく→現実に対応して改良・変更する→結果を検証してトップに戻る>
データや必要なものはみな海外で生まれて、日本はそれをうまく使えばいいという根性が染みついている。必要なことは必要なのです。必要であるが無いものは作り出さねば。解からないことは解らなくてはならないのです。日本人みずからそれを行うことを当然と思うようにならなくては。これが出来ないのは、失敗をおそれる風潮が蔓延しているからで、それは失敗すると出世できない仕組みを作り上げてしまったからです。本当にこの仕組みは<日本の必然>なのですか? ただの<日本の甘ったれ>ではないですか?
現実に事が起きる→海外の情報と必要なものを集める→国内の力バランスに合わせて文句のないような方策を立てる→上手くゆけば成果を誇る、上手くゆかなければごまかす
この後追いサイクルを2年間繰り返し、少しも進歩していない。次なる感染症パンデミックの時も同じではどうするのですか。感染症だけでない、このサイクルが日本衰退の根本原因です。安倍時代はこのサイクルこそベストだといって反対派を蹴散らしてきた。岸田時代は蹴散らしはしないがヌルヌルと同じサイクルを回しているように見える。
バックの専門家集団をリニューすることを検討してください。
I オミクロン株は行動変容と集団免疫のコンビネーションにより2月中にピークアウトする
前回、オミクロン株がワクチン接種率の低い南アフリカで急激に増加して、急激にピークアウトした原因の仮説を書きました。低ワクチン接種率におけるオミクロン株の液性免疫と細胞性免疫に対する反応で説明しました。これはあくまで仮説です。その内、科学的報告により真偽が判明するでしょう。
その後、ワクチン接種率に高いニューヨークでオミクロン株が激増し、その後ピークアウトする方向にあるという報道がでてきました。そこで新たな仮説を追加しておかないといかんと思っています。
日本国民はかなりはっきりと2つの集団に分かれてきました。新型コロナに対して慎重集団と楽観集団であり、これは現状固定化している。慎重集団はワクチンを打ち、常にマスク、手洗いなどの防御態勢をとっており、感染者数や重症者数情報を見ながら、危険と判断するとさっと新型コロナ防御態勢にシフトする。自主的行動変容する。ワクチン接種はこの慎重集団の非感染性を大きく増強しました。
一方、楽観集団は新型コロナはインフルエンザと同等で、重症化しないから問題なしとして、行動抑制しない。この集団は固定化し、同じような考えの人がつるんで行動する。これは都内クリニックの話からヒントを得ました。デルタ株に感染した人が、またオミクロン株に感染するケースが少なくないという話です。つまり楽観的行動する人はいつまでたっても同じ行動をとり、同じような考えの仲間と行動を共にすると考えられるのです。
またワクチン接種できない子供や、十分感染症を理解できず、公園でワイワイ遊ぶような子供も楽観集団に属することになります。
(ザックリ2集団にまとめてしまいましたから、例外は色々あり気に障る方もいらっしゃるでしょう、それに対してはご勘弁をお願いします)
当然楽観集団で感染が急速に広がります。その内この集団には集団免疫が成立し、感染は終息に向かいます。
楽観集団から慎重集団に漏れ出る感染の波は家庭内感染です。この漏れがあるために感染はかなり広がります。しかし、慎重集団における感染は同居家族に楽観集団がいる場合に限定されます。 慎重集団は感染対応に真剣であるために、いずれはこの漏れ出る感染はブロックされます。するとウイルスは行き場が無くなりピークアウトします。
これは第5波の急速な収束にもあてはまるでしょう。第5波の時は子供同士の感染から家庭内感染に広がるケースが思ったより少なかったことと、慎重集団のワクチン接種が非常に有効であったことが急速な収束を招きました。
しかしオミクロン株の場合は子供同士の感染から家庭内感染に広がるケースが多い危険性があります。低学年の学校や保育園における感染ブロックが重要なポイントになります。
ワクチン効果の減少も大きなマイナス要因です。しかし、オミクロン株は感染速度が速いために楽観集団の中での集団免疫があっという間に出来上がるメリットがあります。
後述の感染者の入院に対するトリアージュをきっちり行えば、医療崩壊を何とか回避して第6波は収束するでしょう。
欧米と日本の総感染者数の大きな違いは、慎重集団と楽観集団の存在比が大きく違うことに起因します。日本は慎重集団が圧倒的に多いことがとても重要で、これが日本のファクターXと思われます。
以上から、ピークの高さとピークアウトタイミングは国民の慎重集団の行動シフトと家庭内感染ルート特に子供ルートのブロックが握っています。
蔓延防止措置とか緊急事態宣言とかを出すことは行動変容に役立ちます。効果無いとする意見が多いですが、警報的役割として意味があります。
II 次なる変異で新型コロナはインフルエンザ並みになる
オミクロン株はデルタ株とインフルエンザの中間にあります。
オミクロン株の感染力の高さと、重症化率の低さはワクチン接種が生み出した変異の方向です。よって次なる変異コロナをインフルエンザ並みになるでしょう。
この方向を早めるにはワクチン接種をやりまくることが肝要です。早く3回目のワクチン接種を行うことも2回目の接種率を9割近くまで上げることも重要です。政府はもっとスピードアップを真剣にやらないといけない。迫力が感じられない。菅政権の時の方が迫力があったといいいいますが、当方は専門家集団がきちんと計画的に動いたというよりは菅さんがたまたまワクチンが2刀流として都合がよく、もっともわかり易かったのでシンプルにそれに頼った結果と思います。やはり、専門家集団が先を読めないので、その勢いが続かなかった。
この中間的段階にあるオミクロン株感染者に対しては、これまでの新型コロナ対策を色々変更しなければならないことは世間の言うとおり。
中間的、現実的対応をズバッと決めて実行することが正しい。経済活動に対する配慮のあまり、政府や分科会があいまいな表現をすることは経済活動に対してもマイナスとなります。中間段階にあることは、絶対的解答が無いためにマスコミのコメンテーターには視聴率稼ぎにいい材料になります。あーだこーだ井戸端会議が続きます。この状態はいけません。とっても醜い状態です。
この最たるものは、尾身会長が<人流より、人数制限だ>と言い出したことです。科学者の皮をかぶって政治家やコメンテーターのような発言を繰り返す、しかも政府の言っていることと異なる。第5波の時もおなじだった。これが政府の新型コロナ対策への不信感を増大させ、世の中にイライラ、ギスギスを蓄積させるのです。
この文を書いた次の日に尾身会長は謝罪して、コメントを変更しました。
これらの言動が分科会には科学が無いと思わせるのです。科学がない土台に政府が乗っているという恐怖が当方をイライラさせるのです。多くの国民が科学を十分理解しているとは思わないが、ただ状況に後追いで引きずられながら動いている政府の根拠のない、混とんとした、先の見えない状況をちゃんと察知してイライラ、ギスギスが蓄積してゆくのです。
人数制限だという尾身会長の意見が間違っているといっているのではありません。当方は当初から馬鹿の一つ覚えのように人流抑制に頼るのは科学的対策とは言えないといってきました。これまで感染症専門家集団は人流抑制しか頭にない対応をしてきことに対して、当方は現在の専門家集団と言われるものに対する不信感を蓄積してきました。この専門家集団の長が突然一転して人流抑制を否定し、その根拠を最近の感染経路の解析によるとしていることに不信感をもっているということです。デルタ株とオミクロン株を分別出来ていない時期の解析を理由に挙げて、オミクロン株だから方針を変えたというのは科学的でない。これは政治的発言でしょ。あるいは専門家集団の総入れ替えという危険を回避するための保身行動かもしれません。科学的根拠に基づいて発言したなら、簡単に撤回するのはおかしい。撤回するなら撤回する論拠をはっきりとすべき。
こんな一日にして撤回するような発言を他の分科会メンバーが抑えられないということは、分科会の人は尾身会長に逆らえない力関係に陥っているのではないかと絶望的恐怖を感じます。
それにしてもマスコミは政府に対しては遠慮なく批判するのに、専門家集団には全く甘いのはとてもいけない。
一方、各県の首長は病院に入院させる人を選別するトリアージュ基準を出してきた。この現実的対応に地域の首長の判断をたいしたものだと感心しています。正しいかどうかということでなく、はっきりとした方向を示すこと、必要に応じて変化させること、各地域でバラバラであることをいとわないことを評価します。首長が体を張っていることが感じられるからです。
もう少しなのです、あと一歩で新型コロナはインフルエンザ並みになります。ここは、オミクロン株が危険だ、危険でないと議論している場合ではなく、中間的、現実的対応をズバッと決めて実行することが正しい。
III免疫パスポート/抗体パスポートの勧め
当方は以前に免疫パスポートについて書きました。現在世の中はいつの間にか抗体パスポートからワクチンパスポートに置き代わってしまいました。ところがオミクロン株に対してはワクチン接種が感染しないこと等しくない状態になってしまい、再び抗体パスポートを考えたらどうでしょうか。
免疫パスポートは抗体検査陽性と抗原検査又はPCR検査陰性より発行されます。有効期限1か月。新型コロナに対する高い抗体価(現在は正確にはオミクロン株への中和抗体に対応する抗体価)を示すことは感染しないことを保証し、抗原検査又はPCR検査陰性は現在感染してウイルスを放出していないことを保証します。免疫パスポートを持つ者はエッセンシャルワーカーとして優先的に働けます。また居酒屋で飲んだり、コンサートに参加したり、カラオケに行くことが出来ます。免疫パスポート保有者限定の各地域の物産居酒屋を東京ドームで開いてくれないかな。
抗体価が低い方は優先的にワクチン接種できます。これで経済活動を助け、感染者増加を抑制できる2刀流ということになります。これらの検査は無論100%正しいとはいえません。しかし世の中をベターな方向に動かすことが出来ます。
しかし、壁にぶちあたります。現在の抗体検査は診断法として承認されていない。比較的正しく測定できる方法は採血して、高度な機械で測定する必要があるのです。世の中抗体検査にあまりにも冷たい。企業は頑張って、精度の高い抗体検査キットを開発してください。
PCR無料検査に長蛇の列が出来ているとのこと、この時に同時に抗体検査を組み合わせればかなり有効性の高い免疫パスポートを発行できるのにと思うのです。
IV 先取り対処には科学的対処が必須である
必要なことは必要なのです。必要であるが無いものは作り出さねば。解からないことは解らなくてはならないのです。これには科学的アプローチが必須です。
ワクチン接種が進んで、治療薬が認可されれば新型コロナは終わりと決めつけないでください。当方が主張するワクチン打ちまくりとさらに治療薬の使いまくりは、まかり間違うと強悪の変異株を生み出す可能性が0ではありません。そこまでゆかなくともオミクロン株の次の変異がまた負のゲームチェンジを引き起こす可能性は予想しておかねばなりません。
科学的対処とは
<科学的データ収集and/or検証実験→仮説→予見を立て手を打つ(準備する)/2案、3案は用意しておく→現実に対応して改良・変更する→結果を検証してトップに戻る>
データや必要なものはみな海外で生まれて、日本はそれをうまく使えばいいという根性が染みついている。必要なことは必要なのです。必要であるが無いものは作り出さねば。解からないことは解らなくてはならないのです。日本人みずからそれを行うことを当然と思うようにならなくては。これが出来ないのは、失敗をおそれる風潮が蔓延しているからで、それは失敗すると出世できない仕組みを作り上げてしまったからです。本当にこの仕組みは<日本の必然>なのですか? ただの<日本の甘ったれ>ではないですか?
現実に事が起きる→海外の情報と必要なものを集める→国内の力バランスに合わせて文句のないような方策を立てる→上手くゆけば成果を誇る、上手くゆかなければごまかす
この後追いサイクルを2年間繰り返し、少しも進歩していない。次なる感染症パンデミックの時も同じではどうするのですか。感染症だけでない、このサイクルが日本衰退の根本原因です。安倍時代はこのサイクルこそベストだといって反対派を蹴散らしてきた。岸田時代は蹴散らしはしないがヌルヌルと同じサイクルを回しているように見える。
バックの専門家集団をリニューすることを検討してください。