小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

コロナ対策 2022-1-21

2022-01-24 17:23:07 | 日記
コロナ対策 2022-1-21
I オミクロン株は行動変容と集団免疫のコンビネーションにより2月中にピークアウトする

前回、オミクロン株がワクチン接種率の低い南アフリカで急激に増加して、急激にピークアウトした原因の仮説を書きました。低ワクチン接種率におけるオミクロン株の液性免疫と細胞性免疫に対する反応で説明しました。これはあくまで仮説です。その内、科学的報告により真偽が判明するでしょう。
その後、ワクチン接種率に高いニューヨークでオミクロン株が激増し、その後ピークアウトする方向にあるという報道がでてきました。そこで新たな仮説を追加しておかないといかんと思っています。


日本国民はかなりはっきりと2つの集団に分かれてきました。新型コロナに対して慎重集団と楽観集団であり、これは現状固定化している。慎重集団はワクチンを打ち、常にマスク、手洗いなどの防御態勢をとっており、感染者数や重症者数情報を見ながら、危険と判断するとさっと新型コロナ防御態勢にシフトする。自主的行動変容する。ワクチン接種はこの慎重集団の非感染性を大きく増強しました。

一方、楽観集団は新型コロナはインフルエンザと同等で、重症化しないから問題なしとして、行動抑制しない。この集団は固定化し、同じような考えの人がつるんで行動する。これは都内クリニックの話からヒントを得ました。デルタ株に感染した人が、またオミクロン株に感染するケースが少なくないという話です。つまり楽観的行動する人はいつまでたっても同じ行動をとり、同じような考えの仲間と行動を共にすると考えられるのです。
またワクチン接種できない子供や、十分感染症を理解できず、公園でワイワイ遊ぶような子供も楽観集団に属することになります。
(ザックリ2集団にまとめてしまいましたから、例外は色々あり気に障る方もいらっしゃるでしょう、それに対してはご勘弁をお願いします)

当然楽観集団で感染が急速に広がります。その内この集団には集団免疫が成立し、感染は終息に向かいます。

楽観集団から慎重集団に漏れ出る感染の波は家庭内感染です。この漏れがあるために感染はかなり広がります。しかし、慎重集団における感染は同居家族に楽観集団がいる場合に限定されます。 慎重集団は感染対応に真剣であるために、いずれはこの漏れ出る感染はブロックされます。するとウイルスは行き場が無くなりピークアウトします。

これは第5波の急速な収束にもあてはまるでしょう。第5波の時は子供同士の感染から家庭内感染に広がるケースが思ったより少なかったことと、慎重集団のワクチン接種が非常に有効であったことが急速な収束を招きました。

しかしオミクロン株の場合は子供同士の感染から家庭内感染に広がるケースが多い危険性があります。低学年の学校や保育園における感染ブロックが重要なポイントになります。
ワクチン効果の減少も大きなマイナス要因です。しかし、オミクロン株は感染速度が速いために楽観集団の中での集団免疫があっという間に出来上がるメリットがあります。

後述の感染者の入院に対するトリアージュをきっちり行えば、医療崩壊を何とか回避して第6波は収束するでしょう。

欧米と日本の総感染者数の大きな違いは、慎重集団と楽観集団の存在比が大きく違うことに起因します。日本は慎重集団が圧倒的に多いことがとても重要で、これが日本のファクターXと思われます。

以上から、ピークの高さとピークアウトタイミングは国民の慎重集団の行動シフトと家庭内感染ルート特に子供ルートのブロックが握っています。

蔓延防止措置とか緊急事態宣言とかを出すことは行動変容に役立ちます。効果無いとする意見が多いですが、警報的役割として意味があります。

II 次なる変異で新型コロナはインフルエンザ並みになる

オミクロン株はデルタ株とインフルエンザの中間にあります。
オミクロン株の感染力の高さと、重症化率の低さはワクチン接種が生み出した変異の方向です。よって次なる変異コロナをインフルエンザ並みになるでしょう。

この方向を早めるにはワクチン接種をやりまくることが肝要です。早く3回目のワクチン接種を行うことも2回目の接種率を9割近くまで上げることも重要です。政府はもっとスピードアップを真剣にやらないといけない。迫力が感じられない。菅政権の時の方が迫力があったといいいいますが、当方は専門家集団がきちんと計画的に動いたというよりは菅さんがたまたまワクチンが2刀流として都合がよく、もっともわかり易かったのでシンプルにそれに頼った結果と思います。やはり、専門家集団が先を読めないので、その勢いが続かなかった。

この中間的段階にあるオミクロン株感染者に対しては、これまでの新型コロナ対策を色々変更しなければならないことは世間の言うとおり。 

中間的、現実的対応をズバッと決めて実行することが正しい。経済活動に対する配慮のあまり、政府や分科会があいまいな表現をすることは経済活動に対してもマイナスとなります。中間段階にあることは、絶対的解答が無いためにマスコミのコメンテーターには視聴率稼ぎにいい材料になります。あーだこーだ井戸端会議が続きます。この状態はいけません。とっても醜い状態です。

この最たるものは、尾身会長が<人流より、人数制限だ>と言い出したことです。科学者の皮をかぶって政治家やコメンテーターのような発言を繰り返す、しかも政府の言っていることと異なる。第5波の時もおなじだった。これが政府の新型コロナ対策への不信感を増大させ、世の中にイライラ、ギスギスを蓄積させるのです。

この文を書いた次の日に尾身会長は謝罪して、コメントを変更しました。

これらの言動が分科会には科学が無いと思わせるのです。科学がない土台に政府が乗っているという恐怖が当方をイライラさせるのです。多くの国民が科学を十分理解しているとは思わないが、ただ状況に後追いで引きずられながら動いている政府の根拠のない、混とんとした、先の見えない状況をちゃんと察知してイライラ、ギスギスが蓄積してゆくのです。

人数制限だという尾身会長の意見が間違っているといっているのではありません。当方は当初から馬鹿の一つ覚えのように人流抑制に頼るのは科学的対策とは言えないといってきました。これまで感染症専門家集団は人流抑制しか頭にない対応をしてきことに対して、当方は現在の専門家集団と言われるものに対する不信感を蓄積してきました。この専門家集団の長が突然一転して人流抑制を否定し、その根拠を最近の感染経路の解析によるとしていることに不信感をもっているということです。デルタ株とオミクロン株を分別出来ていない時期の解析を理由に挙げて、オミクロン株だから方針を変えたというのは科学的でない。これは政治的発言でしょ。あるいは専門家集団の総入れ替えという危険を回避するための保身行動かもしれません。科学的根拠に基づいて発言したなら、簡単に撤回するのはおかしい。撤回するなら撤回する論拠をはっきりとすべき。

こんな一日にして撤回するような発言を他の分科会メンバーが抑えられないということは、分科会の人は尾身会長に逆らえない力関係に陥っているのではないかと絶望的恐怖を感じます。

それにしてもマスコミは政府に対しては遠慮なく批判するのに、専門家集団には全く甘いのはとてもいけない。

一方、各県の首長は病院に入院させる人を選別するトリアージュ基準を出してきた。この現実的対応に地域の首長の判断をたいしたものだと感心しています。正しいかどうかということでなく、はっきりとした方向を示すこと、必要に応じて変化させること、各地域でバラバラであることをいとわないことを評価します。首長が体を張っていることが感じられるからです。

もう少しなのです、あと一歩で新型コロナはインフルエンザ並みになります。ここは、オミクロン株が危険だ、危険でないと議論している場合ではなく、中間的、現実的対応をズバッと決めて実行することが正しい。

III免疫パスポート/抗体パスポートの勧め
当方は以前に免疫パスポートについて書きました。現在世の中はいつの間にか抗体パスポートからワクチンパスポートに置き代わってしまいました。ところがオミクロン株に対してはワクチン接種が感染しないこと等しくない状態になってしまい、再び抗体パスポートを考えたらどうでしょうか。 

免疫パスポートは抗体検査陽性と抗原検査又はPCR検査陰性より発行されます。有効期限1か月。新型コロナに対する高い抗体価(現在は正確にはオミクロン株への中和抗体に対応する抗体価)を示すことは感染しないことを保証し、抗原検査又はPCR検査陰性は現在感染してウイルスを放出していないことを保証します。免疫パスポートを持つ者はエッセンシャルワーカーとして優先的に働けます。また居酒屋で飲んだり、コンサートに参加したり、カラオケに行くことが出来ます。免疫パスポート保有者限定の各地域の物産居酒屋を東京ドームで開いてくれないかな。

抗体価が低い方は優先的にワクチン接種できます。これで経済活動を助け、感染者増加を抑制できる2刀流ということになります。これらの検査は無論100%正しいとはいえません。しかし世の中をベターな方向に動かすことが出来ます。

しかし、壁にぶちあたります。現在の抗体検査は診断法として承認されていない。比較的正しく測定できる方法は採血して、高度な機械で測定する必要があるのです。世の中抗体検査にあまりにも冷たい。企業は頑張って、精度の高い抗体検査キットを開発してください。

PCR無料検査に長蛇の列が出来ているとのこと、この時に同時に抗体検査を組み合わせればかなり有効性の高い免疫パスポートを発行できるのにと思うのです。


IV 先取り対処には科学的対処が必須である

必要なことは必要なのです。必要であるが無いものは作り出さねば。解からないことは解らなくてはならないのです。これには科学的アプローチが必須です。

ワクチン接種が進んで、治療薬が認可されれば新型コロナは終わりと決めつけないでください。当方が主張するワクチン打ちまくりとさらに治療薬の使いまくりは、まかり間違うと強悪の変異株を生み出す可能性が0ではありません。そこまでゆかなくともオミクロン株の次の変異がまた負のゲームチェンジを引き起こす可能性は予想しておかねばなりません。

科学的対処とは
<科学的データ収集and/or検証実験→仮説→予見を立て手を打つ(準備する)/2案、3案は用意しておく→現実に対応して改良・変更する→結果を検証してトップに戻る>

データや必要なものはみな海外で生まれて、日本はそれをうまく使えばいいという根性が染みついている。必要なことは必要なのです。必要であるが無いものは作り出さねば。解からないことは解らなくてはならないのです。日本人みずからそれを行うことを当然と思うようにならなくては。これが出来ないのは、失敗をおそれる風潮が蔓延しているからで、それは失敗すると出世できない仕組みを作り上げてしまったからです。本当にこの仕組みは<日本の必然>なのですか? ただの<日本の甘ったれ>ではないですか?

現実に事が起きる→海外の情報と必要なものを集める→国内の力バランスに合わせて文句のないような方策を立てる→上手くゆけば成果を誇る、上手くゆかなければごまかす

この後追いサイクルを2年間繰り返し、少しも進歩していない。次なる感染症パンデミックの時も同じではどうするのですか。感染症だけでない、このサイクルが日本衰退の根本原因です。安倍時代はこのサイクルこそベストだといって反対派を蹴散らしてきた。岸田時代は蹴散らしはしないがヌルヌルと同じサイクルを回しているように見える。

バックの専門家集団をリニューすることを検討してください。


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コロナ対策 2022-1-8

2022-01-08 12:02:51 | 日記
コロナ対策 2022-1-8

これまでの情報を整理します。
1,オミクロン株は南アフリカで発生し、オミクロン株は南アフリカでは急拡大したが急激に減少した。
2,オミクロン株は感染スピードが速いが症状は軽い。肺炎になる確率が低い。

これからどうなるか、これからどうしたらいいか?

当方の仮説
1、オミクロン株は肺まで入らずに喉を感染の主戦場とすることで、ワクチンが誘導する液性免疫に抵抗性を得た。感染から短期間に発症し(喉でウイルスが大きく数を増やし)、しかし、その後誘導される細胞性免疫には抵抗性が高くない。よって、早く他人に伝染するが、大元のウイルスは早めに死滅する。
2,たまたま南アフリカでオミクロン株は発生したが、それが顕在化したのはワクチン接種が進んだアメリカやヨーロッパであった。南アフリカではオミクロン株の感染速度が速いために一時的に拡大したが、オミクロン株は細胞性免疫に弱く長生きしないので、ワクチン接種率が低い南アフリカでは他の新型コロナウイルスにはかなわず消滅する。咽頭は常に外敵にさらされる為に免疫の立ち上がりが肺より早いとすると説明がつく。
3,つまりウイルス変異の方向性はワクチンが握っている。ワクチンに対抗するためにウイルスは肺入り込む手数を省いて感染速度を増大させることにより、どんどん感染速度をはやめることで生き残る方向を選択した。

ではどう対抗するか?
1,このウイルスの方向は人にとって具合がいい。感染速度は速くてもかまわない、症状が軽くなる方向は歓迎である。つまりもっともっとワクチンを打つことがこの方を助長する。
次なる変異はさらに症状が軽くなり、飲み薬が浸透すれば新型コロナはインフルエンザなみのウイルスになる。
2,ワクチンをもっと打たねばならない。3回目の接種ばかりでなく、2回目までの接種率も9割を超えるまでやり続ける必要がある。なぜなら、低年齢の人がワクチンを打たないとウイルス変異の逃げ道がどんどん低年齢に向かう。小さい子供が狙われる。
3,しかしながら、ウイルスの変異の方向は全ての方向に向かう可能性がある。オミクロン株と正反対に人により深く入り込むウイルスが生まれてもおかしくない。さらに重症なウイルスである。つまり飲み薬耐性株ということだ。感染後すぐに飲まなければなければならない飲み薬に対抗するには、すぐに症状を出さずに深く潜航し、突然重症になればいい。症状が出ないときでもウイルスを放出して感染者をどんどん増やしてゆけばウイルスは生き残れる。これに対抗するにはワクチンの作り方を変えるしかない。これは可能である。
4,人間の科学は対抗手段を得た。しかし早く終息させるためには、一気にウイルスをつぶしにかかる必要があるのだ。岸田政権になって先手先手となったと言われており、それを否定するつもりはないが、問題はそのバックにいる専門家集団である。
専門家集団が先手先手でない。大胆に仮説をだし、即対策を実行し、間違っていたら即修正する。このサイクルがコロナの速い終息には必要である。感染症の専門家はどうも大胆な仮説を出す訓練が出来ていない。科学者・研究者というよりは政治家であり、失敗を恐れる出世指向の集団の傾向が強い。

5、日本人全体が仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルに慣れていない。よって岸田政権も失敗できない。失敗すると参院選が窮地に追い込まれる。出世指向の専門家集団と、失敗できない岸田政権は協調して<古い対策>を先手先手といって行っていることになる。

6,当方はウイルスの変異の方向を2つの仮説として提示した。このように専門家集団はいくつかのシナリオを予測し、政府はその予測に対して行動計画を立てておく、出来ることは準備しておく必要がある。現実に起こって事に対してはすでに立てている行動計画に従って素早く動く。状況が変われば素早く立てておいた別の行動計画にシフトする。このためにはいくつかの<予測>を立てておかねばならない。それは製薬会社なら海外の情報や専門家の意見を集めて常にやっていることである。政府は頭の古い感染症専門家ばかりを集めずに、民間を含め広く情報をあつめる戦略チームを結成するべきだ。
為政者の中にはやたらと新しい事ばかりに入れ込む人がいるが、実際の行動自体は慎重でよい。先見性と現実性のバランスが重要である。しかし、先見性がなければバランスもあったものじゃない。起きてから追っかけるばかりだ。

7,日本人全体が仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルに慣れていないのが現状では、予測に向かって先に手を打つことが出来ない。間違えると袋叩きにあい政治が混乱してしまう。現状ではカードは用意しておき、現実に合わせて即、適切なカードを切ってゆくのがベストだ。これを先手というしかない。

8,では結局は、我々はどうするか。現状の日本人の性癖では、結論は毎日newsショウで言われているように、マスクをして、1密をさけ、飲食を自制するしかない。加えるにワクチン接種の推進を大声で叫ぶしかない。

9,予測にたいして本当の先手を打つには、日本人全体が仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルに慣させるしかない。 そのためには、政府は少なくとも先見性に基づいた準備を先走らないぎりぎりまで積み重ね、カードの即出しを重ね、仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクルの成功経験を日本人全体に浸透させてゆくしかない。これはコロナ対策に限らず、日本再生の最も重要なポイントなのである。


話は違うが、だいたい、ワクチンパスポートで実証実験するといった実験はどうなったのだ。オミクロンだから状況は違うといってうやむやにするのではなく、やった実験ははっきりと結果をオープンにするのが当然だ。その情報をもとにオミクロン対策を考えるのである。マスコミも日本人全体の性癖に合わせるしかないのでしょうがないが、先見性をもって、常にぎりぎりまでカードを用意しておく姿勢が必要だ。マスコミも先見性と<仮説、実行(検証)、結果解析、修正のサイクル>に慣れることが必要なのだ。
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年賀 2022-1-1

2022-01-01 17:55:10 | 日記
年賀 2022-1-1

明けましておめでとうございます。



今年の年賀状はシンプル。

今年はここに書いてあるように2つを追いかける事になりそうです。
今年の公募展用の陶絵画のアイデアは昨年末にずっと考えて、大体腹は決まりました。あとは技術的に思い通りの結果が得られるかが勝負の分かれ道。昨年末から年始にかけて陶絵画一本で動いています。昨年末にブログに書いたように、波の表現がその中心にあります。

トランスクリプトーム解析の自動化は昨年末にこれもいろいろ考えて、大体アイデアは決まりました。これは誰と組むかが勝負の分かれ道。昨年末から動き始めました。LifeSeq㈱は誰かに譲るつもりです。トランスクリプトーム解析の自動化を達成してLifeSeq㈱を運営してみる気のある方はご連絡ください。本気です。

陶絵画、トランスクリプトーム解析いずれも世間的にはなじみの薄い分野でしょう。<アリの一穴から世界を動かす>などと大それた考えはもっていません。心の声に従って淡々とやるだけです。

本年もよろしくお願い申し上げます。
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コロナ対策 2021-10-21

2021-10-24 22:42:08 | 日記
コロナ対策 2021-10-21
最近コロナ対策を何度か書いてはボツにしています。どうせ読んでくれないか、読んでも賛成しないか、読んでも良くわからないか、であると思うとアップする気がなくなるのです。
ブログは日記と同じだと気楽に考えて、もういい加減に書いたものをいじくらずにそのままアップしましょう。

感染者数が急激に減っています。
専門家はその理由がわからないといっていますが、なさけない。
専門家は逃げてないで、理論的に仮説を出しなさい。

1,当方が考える、その理由とは
① ワクチン接種した者同士の感染率は接種していない者同士の感染率の1/10になる。
② ちゃんとしたマスクをした者同士の感染率はマスクをしていない者同士の感染率の1/10となる。
③ 子供同士の感染率は大人の感染率の1/10である。

この仮定でシミュレーションして、現状を説明できるのではないかと思っている。ウイルスの変異とか、自滅とかいう説も出ているが、上記仮定で十分ではないか。シミュレーションは専門家がやりなさい、できるはず。

2,当方の予想以上に感染者減少スピードが速かった原因は、①ワクチンの感染防止効果が予想以上だったこと、 ②子供同士の感染率が予想よりずっと低かったことの2点と考える。

ただし、ワクチンの感染防止効果が100%、子供同士の感染率が0と言っているわけではない。これは忘れてはいけない重要な点である。

3,さて第6波は来るかという問題は?
②にかかっている。マスクをはずせば、ゆっくりではあるが第6波は来る。マスクをはずさなければ、第6波は来ない。

4,ではマスクをはずすにはどうするか? 
ワクチン接種率を9割までもって行くことだ!
得意の日本人の同調圧力で、日本はここまで行ける。現在8割をこえる区や地域がすでにある。
5才以下の方は全人口の4.7%であるから、どうしてもワクチンが打てない方を入れても、打てる方がみんな打てば9割を超える。

ありとあらゆる手を使って、血眼になって9割ワクチン接種を達成せよ。世界一の接種率だ。
現為政者はぜんぜん甘いよ。合理的に仮説を出して、それに向かってトライする勇気がない。為政者も専門家も仮説が当たらないことを怖がって、安全運転している。
その根本原因は国民が合理的に仮説を出して、それに向かってトライすることの意義がわかっていないから。だから結果が悪いと為政者を袋叩きにする。またトライすればいいだけの話で、トライしなければ結局何もわからずに、ずるずると同じ苦労を引きずるだけの無意味さをわかっていない。

9割ワクチン接種までマスクで耐えることができれば、日本の新型コロナ対策は名実ともに世界一となる。同調圧力の勝利だ。日本の強みは最大限に利用しよう。同調圧力に文句を言う方は、言えばいい。

5,なぜ、9割を越えればマスクが外せるかという証拠は当然ないが、世界的仮説である。変異株で集団免疫の割合の世界的コンセンサスが上がって8割5分となり、安全係数を見越して9割とした。<5割おじさん>なら簡単にシミュレーションできるはず。これはエビデンスではなく、データだが説得材料にはなるはず。

現在のように感染者数が減ったら、周り中に感染者はほぼ0である。ワクチン接種した者同士の感染率は接種していない者同士の1/10になるなら感染者はほとんど生まれようがない。感染者は極めて急速に0に向かう。ウイルスはあるクリティカルポイントから存続できなくなるはずである。

ただし、完璧に0とはならないことを認識することが重要だ。当分の間、例外が必ず存在する。

6、よって、<9割ワクチン接種でマスクをはずす及び規制完全撤廃>を行うには以下の条件を満たす必要がある。
① 海外からの変異株を出来る限りブロックする。100%ブロックは無理。下記と連動させ
てしのぐ。100%ブロックは無理を前提に下記を完備する。
② 万一感染が広がっても、患者を受け入れることができるフレキシブルな医療体制を構築しておく。リスクヘッジは必須。第5波程度がしのげればいい。
③ 感染者を見つけ出し、伝搬をブロックする追跡体制を完備する。専門のチームを作っておく。保健所から独立した専門のプロチームを作れ。
④ 軽症の感染者の後遺症がワクチン接種者では殆ど起きないことを確認しておくことが必須。ワクチン接種者のブレークスルー感染は無症状や軽症だから大丈夫と思われているが、軽症でも後遺症を生じることがわかっている。後遺症の中でも自己免疫疾患に類する疾患は、治療による改善が全く不透明で、看過できない。ワクチン接種者では後遺症が起きにくいことが言われているが、これをはっきりさせておかないとワクチン接種にすべてを賭けて全面規制解除というわけにはいかない。抗体医薬の使い方が上手くなりまた近々飲み薬が認可されれば、後遺症問題は大きく先進して、ほとんど問題なくなるはずである。
⑤ 抗体検査体制を整備し、抗体が下がった人にはワクチンの追加接種をする。抗体ができない人には<感染要保護者>のステッカーを用意する。3回目のワクチン接種をすべての人に行う方向で進んでいるが、抗体検査を重要視する方向に転換してほしい。何故なら、抗体が出来ない人を見出し、救う必要がある。抗体の減少速度をはっきりさせる必要がある。なんでもかんでもやたらワクチンを打つことには賛成できない、変異株発生を助長するからである。シンガポールは8割ワクチン接種でも感染者が増えている。抗体がどうなっているかを測定もしないで、やたら3回目ワクチンを打ってブレークスルー感染者が増加しても、理由を把握して対応法を見つけ出すことができない。またマスク生活に戻るだけである。当方は免疫の専門家だから、抗体価だけが免疫の指標にならないことぐらいわかっている。理想論をグチャグチャ言って何もしないより、完璧でなくとも、分かることできっちりデータを取ることにより次の手が分かる。

7,<9割ワクチン接種でマスクをはずす及び規制完全撤廃を行う>までの途中の道のりは<6項>とは別の話。途中の道をきっちりやらないと、<9割ワクチン接種でマスクをはずす及び規制完全撤廃>は失敗する。

まず実証実験が大切。現在行われている実証実験は研究者から見ると実験になっていない! 現状の実証実験は現場がスムースに動くかを見ることばかりが目的になっている。これは感染対策とその感染防止効果を見る<実験>でなければならない。もう日本中の頭がGoToキャンペーンでいっぱいになっている。当方がいくらわめいても、もう止めようがない。あいまいな実証実験がこの道のりを最初からダメにする。現在はなし崩し的にGoToキャンペーンに向かっている。

必要なのは経済界とオールド感染症専門家の駆け引きではない、科学的実証実験に基づくトライ&エラーの繰り返しなのだ。

モグラ叩きのパワーバランス政治から合理的・計画的政治へ誰が転換してくれるのか??

① withコロナ実証実験では、実験後の感染発生率に関して正しくデータを取るべし。自己申告では甘い。正しくデータが取れない場合は実験とならない、かえってマイナスとなる。
② withコロナ実証実験では、店、旅行、コンサート、球場等の感染対策条件を厳密に設定すべし、いい加減な幅広い曖昧な設定では実証実験にはならずかえってマイナスとなる。
③ 感染対策条件は容易に実行可能でなければ意味ない。例えば感染の有無は使いやすい抗原検査を多用すべし。陰性証明は完璧でなくてもいい。その場で他人に感染させない程度のウイルス保有量であればOKとする。100%の完璧性をグチャグチャ主張し続けるよりは、 70~80%の保証で先に進むべし。
④ 入り口はワクチン・検査パッケージの電子化とかチェック法とかではなく、感染対策を実用的かつ明確な設定とすること、出口は感染率測定を可能なかぎり完璧にすることが重要なのだ。感染率測定がハッキリしないのではやる意味がないではないか。 入り口であるワクチン・検査パッケージの電子化は別の話。これは感染対策とその感染防止効果を見る実証実験の本来の目的には関係ない。 

入り口でモタモタしないで早く正しいデータを出すべき。早くデータを出さないと、 経済界の圧力でGoToキャンペーンが先行し、また海外をマネするやからがマスクをはずし、<9割ワクチン接種でマスクをはずす及び規制完全撤廃を行う>は夢と消えてしまう。

すでに、北海道や沖縄では感染者が増加傾向に転じ始めている。当方は上昇に転じるのは地方から始まると予測している。地方の方が危機意識が低いからである。 遅かれ早かれ東京も下げ止まって、ゆっくりではあるが上昇に転ずるはず。 

<9割ワクチン接種でマスクをはずす及び規制完全撤廃を行う>までの道のりを達成するには今しかない。11月中がリミットだ。選挙で浮かれている場合か。

ウイルス撲滅のクリティカルポイントを越さなければならない。クリティカルポイントを科学的に探らなければならない。
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コロナ対策 2021-9-14

2021-09-13 18:55:37 | 日記
コロナ対策 2021-9-14
日本感染者総数は8月20日をピークに減少し始めた。この時のワクチン2回接種率は36%で、海外の例では一般に40%を越えると感染者数減少に転じるとされている。一見、日本の感染者数減少に転じたのはワクチンのせいであると見える。しかし、アメリカ、イギリスではロックダウン効果でワクチン接種率40%に大きく先行して感染者数減少が顕著になっているために、ワクチン接種の影響がよくわからない。2回ワクチンを打ってから、2週間で免疫が成立すること及び感染者数は2週間前の状況を表していることなど考えると、8月20日の一か月前のワクチン接種率は20%で感染者減少要因としては不十分である。もう一つの視点は接種率36%というのは殆どが高齢者、高齢者は動き回らないから、感染者を増やす要因にはならない。高齢者自体の感染者はワクチンで減少したであろうが、感染者を増加させている大きな要因の年齢構成ゾーンではワクチン接種とは関係なくピークアウトしてきたと考えられる。

つまりワクチンが重症化を低下させることは全員が賛成するが、感染者総数からみると、ワクチン効果と人の行動のシーソーゲームとなる。ワクチンに過大に期待する人と、ワクチン効果を冷静に見る人の違いが政策の分かれ目になる。
実際、学校が始まっているこの時期にこのシーソーゲームがどうなるか微妙なゾーンに入っている。

こんな時に政策上、今がとても、とても重要な時期である。ほんとうに、為政者は選挙を離れて、真剣に頭を回してほしい。

1,現在感染者数が減少してきたのは、何らかの対策が功を奏したのでなく、ただ数字に恐怖を感じて、国民が防御反応したと考えると。すなわち数字が下がれば、国民は警戒を解いて、また感染者数が増加することを意味する。これは第3波と第4波でやってきたことそのものである。

2,数字が下がった時に政府は何をするかというと、足りなかった感染症対策を立て直すのではなく、gotoキャンペーンのような経済促進に転ずる。現在も同じことを準備している。
その結果は感染増大であることはすでに経験している。経済を回さないと困る人がいるから回すのだというが、こんなことを繰り返すことが、結局困る人を量産しているのだ。

3,政府も国民も何を期待しているかというと、ワクチン効果である。政府も国民もワクチン効果を正しく捉えているのか? まず、海外の例から、ワクチン接種していてもマスクなどの感染症防御の解除は感染者増加を再開させた。これは明らかな事実だ。
日本は海外とは違うとは言えない。国民のコロナに関する受け止め方はバラバラであることはネットのコメントがバラバラであることから明らかだ。数字に恐怖を感じて防御反応をとるという大きな流れは同じ方向を向くが、細部ではバラバラなのである。一旦、恐怖を感じなくなるとバラバラの行動が起きて、再び恐怖を感じるまで感染者増加に向かう。

4,もう一つの流れは、以前から当方が強調してきた、子供を中心とする感染拡大サイクルである。ワクチンを接種したから大丈夫といって動き始めるジイさんバアさんが後を絶たない。ジイさんバアさんというのは始末に悪い人がいっぱいいる。若者は無論動き回る。彼らの中で、無症状感染が広がる。みんな無症状ならいいじゃないかとまたまたなさけないことをいう人が多数存在する。その人が家に帰れば、ワクチンを打てない子供がいる。子供は感染して無症状かもしれないが、学校や保育園や習い事に出かけ子供同士で感染を広げる。それがまた家庭内感染を蔓延させる。その中には無症状では済まない人が少なからず出てくるし、重症化する人も出てくる。感染者数の増大と医療ひっ迫がまた起きる。

5,感染者総数からみると、ワクチン効果と人の行動のシーソーゲームと書いたが、それなら重症者数でみればいいという為政者がいる。ワクチンに過大期待派のオプティミストであるか、国民はその場をごまかせばいいと思っている厄介な人たちだ。新型コロナはインフルエンザと同じだと主張する連中がいまだ結構存在する。ワクチン接種くらいで、新型コロナはそんなこと言える段階ではない。このあたりが、政策がくるっている根本にある気がする。

5,まだ問題はある。変異株がどんどん置き換わることは明らかである。変異株の性質によっては、こまでの常識が覆されるとこは自明のことだ。3回目のワクチンをうてばいいという。3回目のワクチンを否定はしないが、その次はどうするのだ? ワクチンは確かに伝家の宝刀だ。しかし、伝家の宝刀というのは抜きっぱなしでは伝家の宝刀とは言わないのだ。
常にリスクヘッジを何重にも用意するのが勝つための当たり前の手段だ。

6,これまでやってきた為政者のやり方を根本的に変だとは思いませんか? 必死でやっている医療関係者や学校や保育園の先生や、店が開けない飲み屋や観光業など、収入が極端に減って困っている方だの、苦労が極端に偏っている。この状態を永遠に続けさせるなど、許されない。

7、答えはシンブルだ。まずグランドデザインを決める。それに従ってやるべきことを一つ一つ淡々と、きっちりとやる。やったことはキチンと検証する。必要なのはデータだ(我々研究者はエビデンスという言葉は気安く使わない)。データをとる。なんとしてもデータをとる、 データがとれないことはやるな、やっても無駄だ。データに基づいて検証し、改良すべきところはやり方を変える。国民にはデザイン、データ、検証、改良点を明示する。これが説得力だ。
デザイン、データ、検証という言葉をどうしても理解してほしい。

8,今の政府は、人により違うことを言っている。菅氏と尾身氏、田村氏と西村氏。田村氏は宣言は延長するが、その後の解除案を考える。しかし、感染が増加すればまた制限をかけるという。これでは何をいっているのかさっぱりわからない。ようするに最初のデザインがないから、強いメッセージにならないのだ。菅氏キャラとしてメッセージ力が無いのも一因だが、もともと政府のデザインがないから強いメッセージにならないのは当然だ。
まともな企業でこんな全体像/全体計画/ロードマップの無い企業運営をするところはない。

9,ではなにをやるか。その1は、何が何でも医療体制を改善せよ。野戦病院でも、酸素ステーションの改良でも、地域医療の連携でもどれでもいいから、こうやると現在程度の患者数なら二度と医療難民が起きないプランをきっちり提示せよ。いつまでに、どれくらいの予算で完成させるかを明示せよ。もう感染者がへったからやっても無駄だなどと言わせない。 その言は第3波のときも第4波のときも聞き飽きた。医療体制を改善は地方自治体がやることだ、いや国が指示を出すべきだなどと言っている場合か。国が自分で考えられないなら、地方自治体ごとにプランを出させて、国が審査して、予算を付ける。もう1.5年もたっているのだから1か月あれば出来るだろう。それが出来て初めて、規制緩和の実行プランを発表するべきだ。 
まず、特別区を設定して実証実験をやることが必須だ。データをとる。データがとれないことはやらない。漫然と、いいかげんな規制緩和してもデータが無ければ、感染者が増えたらまたやめるだけで、ちっとも前にすすまない。業者さんには迷惑なだけだ。実証実験に3か月かかってもしょうがない。これまでやってこなかったのだから我慢してもらうしかない。こことここは、こういう設定で緩和策の実証実験を行うときちんと公表する。データをもって、これはやってもいい、これはまだやるなと明確に指示を出すべきだ。たとえばある大規模フードコートでワクチンパスポートを持つ人対象にある決まった方法で、お酒を提供することを1か月やったら、0.1%の感染者が出た。それならその方法でやろうと決めればいい。10%の感染者が出たそれならその方法は出来ない。最初から茫漠とした全国規模の緩和策実施は賛成できない。お腹を減らした人に、いきなり御馳走を与えてはいけないのだ。
御馳走で票を買うなどもってのほかだ。

ワクチンを打ちまくることは当然やるべきだが、それ以外はこの2点に集中すればいい。

9,医療体制、規制緩和方法、ワクチン/治療薬がそろえば、ある感染者数以下になり、あるワクチン接種率になり、ある緩和体制がきちんとすれば、ある限界点から、驚くほどの速度で、国民が許容できるwithコロナの世界が開ける。ワクチンを打たない人が4割残っても大丈夫、変異株が来ても大丈夫な世界が間違いなく作れる。 総合的力で、ある時点からコロッと世界は変わるのだ。 道具はそろっている、あとは政策いかんなのだ。
危機管理の体制作りは後付けで粛々とやればいい。今は議論しなくていい。

10, マスコミは政局の話になると嬉々としている。責任を取らなくていい井戸端会議が楽しくてしょうがないようだ。

マスコミはワクチンの交差接種とかはどうでもいいのだ、そんなことは素人が何やかや言うことでなく厚労省に任せておけばいい。規制緩和の細かい方法なども議論する必要はない。井戸端会議を楽しんでいる場合ではないのだ。
ちゃんとしたデザイン、全体計画、ロードマップを出せ、きちんと実証実験をしてデータをだせとなぜ連呼しないのか。自分たちでデザインのたたき台を出して、朝まで生テレビをやったらいい。

家内はワクチン効果でこのまま感染者数は減少すると予測しています。当方は再増加すると予測しています。2人ともそうであろうがなかろうが医療体制をちゃんとしろといっています。当方の予想が間違いであればいいのですが。

為政者は同じ失敗を繰り返してはいけない。ワクチンに過大な期待をしてはいけない。岸田氏になろうが、河野氏になろうが、年末に第6波が来て同じことを繰り返す事態はかんべんしてほしい。


コメント
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