小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

風景写真へのミラーレスでの挑戦 その3

2013-01-04 18:02:53 | 日記
風景写真へのミラーレスでの挑戦 その3

富士フィルムX-E1 vs リコーGXR+マウントA12 の続きです。
明月院を出て建長寺にむかいます。 建長寺は北鎌倉と鎌倉の中間にあって、いずれの駅からも距離があるし、北鎌倉は円覚寺があり、鎌倉は鶴岡八幡宮があるということで、いつも建長寺はカットでした。実は建長寺は初めておとずれるのです。建長寺はとても印象的でした。 なんでいままで訪れなかったのだろうと、反省しています。禅寺の無駄をそぎおとしたストイックなダイナミズムがとてもうれしい。京都の東福寺を思い出させます。

<建長寺は鎌倉幕府5代執権北条時頼によって創建された禅宗寺院。当時の日本は、承久の乱(1221年)を経て北条氏の権力基盤が安定し、京都の中央政府の支配力は相対的に弱まり、鎌倉が事実上、日本の首府となっていた時代であった。北条時頼は熱心な仏教信者であり禅宗に深く帰依していた。>とネットで解説されています。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・三門

入口左の木像は直してもらいたい体の部分をなぜるのですが、当方、目は飛蚊症が治ってないし、指はバネ指が治ってないし、頭も心も直してもらいたいし、木像の全身をなでまわしました。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・法堂

いずれの建物も立派です。このお寺は、撮影禁止と書いてありません。<座禅中は撮影禁止>と書いてあります。これだけでも、とても素晴らしいお寺さんであると思ってしまうのです。<座禅中は撮影禁止>と必要最低限のことをビシッと書いて。あとはなんでも禁止、禁止という札を掲げない。お寺さんと訪ねてくる方が会話しているようで、うれしいのです。 こういう問題が起きたから――――を禁止するというセリフをどこの神社仏閣でも聞きます。<問題>→<禁止>では、なにか互いに会話をしている気がしない。明月院では三脚、一脚すべて禁止と張り紙がしてありました。こんな真冬に訪れる人にまで、禁止することもないでしょうにと思ってしまうのです。確かに、カメラファンはひどいマナーだし、どこも一律禁止だし、皆、心が無くて悲しい。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・仏殿

撮影禁止と書いてないと、こういう神聖な場所の撮影はかえって気がひけます。当方は撮影は御祈りと同じと考えていますので、そっと撮影させていただきます。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・法堂

小泉淳作(こいずみ じゅんさく、1924年10月26日 - 2012年1月9日 画家、陶芸家)の雲龍図が迫力。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・唐門

<唐門は、寛永5年(1628年)に徳川秀忠の夫人「お江(ごう)」の霊屋(みたまや=現建長寺仏殿)の門として東京の増上寺に建立の後、1647年に仏殿とともに建長寺に移築されました。>とネットに載っている。2011年に改修されて、金に輝く門に大変身したようです。


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro
建長寺・唐門

この唐門の細工はとても魅力的です。一枚しか載せませんが、全部収録しました。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・唐門

方丈 から撮影。方丈は「竜王殿」とも称する。総門と同じく、京都の般舟三昧院から移築したもの。庭園は夢窓疎石(むそう そせき:鎌倉時代末から南北朝時代、室町時代初期にかけての臨済宗の禅僧。名前がなんとも魅力的)の作といわれる



富士フィルムX-E1+ペンタックスSMC 28mm
建長寺・唐門


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro
建長寺・唐門

曲線のリズムを狙っているのですよ。こういうリズムは都会のビル街には無いのです。 解っていただけると有りがたい。これは当方の今年の陶芸テーマ<神々の曲線>に使おう。


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・庭園、得月楼


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro
建長寺・庭園


富士フィルムX-E1+ツアイス・ディスタゴン18mm 
建長寺・サザンカ


リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macro
建長寺・サザンカ

どうみても、リコーのほうがキリットした絵が撮れています。

建長寺を後にして、鶴岡八幡宮に向かいます。 しかし、予想通り、鶴岡八幡宮ものすごい人です。ロープをはって、入場制限して、一定の人数を入れては、あとはじっと待っている。この制限が何重にもある。今日は、建長寺へのお参りで十分、鶴岡八幡宮はあきらめて帰ります。
帰り際に鎌倉彫を見て回りました。鶴岡八幡宮の直ぐ前にある吾妻屋さんが特に参考になりました。









吾妻屋さんのネット販売からの写真です。さすがに吾妻屋さんはとてもいいですね。みなさんネットから注文してください。このお店は信頼できると感じます。

それ以外にも参考のためにネットから拾える図を探してみました。当方の陶芸は彫りがテーマですから、鎌倉彫の手法はまちがいなく使えます。











今年の陶芸のネタがいっぱい集まったのが、この小さな旅の大きな収穫でした。


富士フィルムX-E1+ペンタックスSMC 28mm

小町通り入口にある長崎屋で栗むし羊羹とねりきりを買ってほおばる。


富士フィルムX-E1+ペンタックスSMC28mm

万歩計は14480歩を達成、本日のテーマの第一は達成しました。
本日、もう一つのテーマ、富士フィルムX-E1のリベンジです。  富士フィルムX-E1と他社ズームの組み合わせをあきらめて、他社単焦点レンズで攻めてみました。ツアイス・ディスタゴン18mmとペンタックスSMC 28mmです。結果は単焦点でも不満。富士フィルムX-E1とツアイス単焦点でも相性悪いようだ。リコーGXR+マウントA12+ツアイス100mm macroのみせるキリッとしたツアイス感が出ない。トリミングすればちゃんとピンとは合っているのに、ポヨポヨ感が支配する。常に赤が全体の色を濁す。ベルビアにすると色が暴れるので、今日はスタンダードで通してのですが、問題は解決しません。 ペンタックスSMC 28mm オールドレンズの方がまだ色が暴れず、ましかもしれない。富士フィルムX-E1とツアイスの組み合わせは改良法が見つかるまで当分封印しよう。 リコーGXR+マウントA12は色補正を常にかけている。これで見られるようになった経緯がある。 富士フィルムX-E1も色補正をかけてみよう。今のところ、絵的に富士フィルムX-E1はリコーGXR+マウントA12に及ばない。本日はまた富士フィルムX-E1のリベンジはならなかった。困ったものだ。現状、本格撮影に使えるミラーレスは無いのか??



コメント
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