小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

中判カメラへの挑戦 Fujifilm GFX50S試写 その1

2018-11-26 17:45:57 | 日記
中判カメラへの挑戦 Fujifilm GFX50S試写 その1

2018-11-21 撮影場所:自然教育園

Fujifilm GFX50S を中古で60万円弱で購入しました。思い立ってから購入まで約1年かかりました。カメラ機材のかなり大きな入れ替えを伴っており、お金の収支が落ち着くまで、Fujifilm GFX50S用レンズはFujifilm純正を買わずに手持ちレンズで当座をしのぎます。ニコン・フルサイズFマウントを中判に適応させるLaowa マジックフォーマットコンバーターが約4.2万円、ペンタックス645レンズをFujifilm GFX50Sに適応させるKiponのレンズアダプタ―が約2.2万円、計6.4万円で、とりあえず実質(フルサイズ換算) 13mm, 22mm, 23mm, 72mm(手持ちレンズ12mm, 18mm, 21mm,120mm)のレンズを中判用に使えるはずです(この換算の仕方、特にマジックフォーマットコンバーターではどうなるかはよくわかりません)。


Fujifilm GFX50S + Kipon レンズアダプタ―+ Pentax 645 120mm macro F4
Total 1906g   レンズ+アダプター975g


Fujifilm GFX50S + Laowa マジックフォーマットコンバーター+Laowa 12mm F2.8 Zero-D
Total 1850g   レンズ+アダプター918g


ファースト・インプレッションは
1)ずっしりと重たい。1.5kgを越えてしまった。今後の中判への挑戦がずっしりと重くのしかかります。
2)生っぽい。こんな古い一時代前のペンタックスマクロを使っても生っぽくリアルに撮れる。まずはこのメリットを生かすべきだ。
3)Laowa マジックフォーマットコンバーターは使えそうだ。富士フィルムのレンズは超広角が無い。このコンバーターで超広角が撮れるなら、意義ありといえるかもしれない。しかし、まだ中判・広角でどう撮るかわからない。
4)以前、フジフィルムのPC+でのプレゼンテイターが絞り込んだ写真ばかり提示すると文句をいったが、今回の試写では絞りこまないとぼやけてしまって苦しい事がわかった。開放ではぼやけて、2段絞り込むととんでもなく鮮明に写るというギャップが不思議である。フジフィルム純正のマクロでは開放で使えるのか?
5)焦点の合ったポイントのすぐ隣はボケボケでその落差が大きい。遠景でも焦点リングを少し回すと、ズズズとピントとボケの落差が移動する。これは未だない感覚である。
6)今回は手持ち撮影でなんとか撮っている。しかし、やはり三脚が必要。手振れ補正を望む声が大きいが、手ぶれが問題ではない。ピントがずれることが問題なのだ。ちょっとした手振れ補正など付いたところで役に立たないかもしれない。

フジフィルムの中判レンズは20万円程度を中心として極めて高価。とりあえずレンズアダプタ―+手持ちレンズで中判の撮り方を探るという方針は悪くないようである。


Fujifilm GFX50S + Kipon レンズアダプタ―+ Pentax 645 120mm macro F4


Fujifilm GFX50S + Kipon レンズアダプタ―+ Pentax 645 120mm macro F4


Fujifilm GFX50S + Kipon レンズアダプタ―+ Pentax 645 120mm macro F4


Fujifilm GFX50S + Kipon レンズアダプタ―+ Pentax 645 120mm macro F4


Fujifilm GFX50S + Kipon レンズアダプタ―+ Pentax 645 120mm macro F4


Fujifilm GFX50S + Laowa マジックフォーマットコンバーター+Laowa 12mm F2.8 Zero-D


Fujifilm GFX50S + Laowa マジックフォーマットコンバーター+Laowa 12mm F2.8 Zero-D


Fujifilm GFX50S + Laowa マジックフォーマットコンバーター+Laowa 12mm F2.8 Zero-D


Fujifilm GFX50S + Laowa マジックフォーマットコンバーター+Laowa 12mm F2.8 Zero-D

今回の機材移動は、
センサーサイズの大型シフト、
1) 1インチサイズ(Nikon1)を全て売って、中判サイズを買う。つまり、
1インチサイズ(今回)、マイクロフォーサーズ(以前)を全て捨てて、APS-C、フルサイズ、645中判サイズの組み合わせに移行した。機動性より画質を明確に優先したということ。
2)色の好みから
ニコン、オリンパス、フォクトレンダーを捨てて、Leica, Zeiss, Sony/Zeiss, Canon Lレンズ, Pentaxに集中。当方の感覚ではレンズの色の特性が2手に分かれる。ミノルタ系のSony Gレンズは前者に位置する。フジフィムも前者という感じ。前者の特徴は真面目、北ヨーロッパ向き、後者の特徴は耽美的、芸術的、楽天的、南ヨーロッパ向きとでもいいましょうか。

さらに中判カメラを追求します。しかし、これは大変なことです。
コメント
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