小さな旅、大きな旅の写真物語(Virtual trips/travels)

京都や東京を本拠地として、自然の中や町を歩きながら、撮った写真をどんどん掲載します。いっしょに歩いているように。

Fujifilm GFX50Sで秋の裏磐梯・沼に抽象を探す 

2019-10-24 14:04:04 | 旅行
Fujifilm GFX50Sで秋の裏磐梯・沼に抽象を探す 
2019-20, 21




裏磐梯に小さな沼が点在しています。そのいずれかに当方の目的とする沼があるかもしれない。目的は水面撮影です。曲沢沼に写真ファンが集まるというので、曲沢沼を中心に撮影一人旅を計画してみました。

この旅には色々な失敗がありました。曲沢沼の近くのペンション、<おやど風来坊>に泊まることにして、宿に荷物を置いて1km弱離れた曲沢沼に向かって歩くとまず大沢沼が見えてきました。このあたりで、なんとなく以前ここを歩いたような気がしてきたのです。大沢沼で撮影して、曲沢沼に着くと、間違いなく以前ここで撮影したと確信しました。

そうなんです、数年前に白金自然写真クラブの仲間とこの付近のペンションに泊まって撮影旅行した時に、何と曲沢沼、大沢沼、五色沼を撮影したのでした。今回と全く同じ場所だったのです。その時はクラブの方の車に便乗して、写真家の運営するペンションに泊まって、この写真家の案内で撮影したので、どこで撮っているかを全く気にしていなかったのです。

その時の撮影旅行では全く気にいった写真が撮れませんでした。なんとまた、同じところに来てしまったアホか、と先行きに暗雲が立ち込めました。しかし、今回は一人なので自由に自分の目的をどこまでも追えること、カメラが中判カメラに進歩したことに期待して、以前とは違った絵を撮れるかもしれない。と無理やり慰めて撮影にはいりました。さらに、三脚を忘れてきたことに始まり、AF設定のミスとか、だいたい水面撮影にAFは向いていないのです、いろいろミスが重なりました。

最近撮影の目的を<自然の中から抽象を見つける>に集中しようとしています。他人がどう見るかはどうでもいい、<自然から見つけた抽象を陶芸に落とし込む>、どうしてもこの線を追求したい。

① 機材はFujifilm GFX50S+Fujifilm GF120mm macro, GF45mm, GF23mm
一部Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm
Fujifilm X-T3以外は特に何を使ったか記載しません。
② トリミング拡大して画面のごく一部を切り出して、自然を逸脱する限界まで、photoshopでモディファイして、抽象画を作った絵を載せます。いわゆるきれいな風景写真はありません。
③  今回の初めての試みとして、Fujifilm GF120mm macro,およびGF23mmにUVフィルターを付けて撮影。安物フィルターにケチったので、良かったか悪かったか微妙なところ。
④ 天候は20日、曇り、雨、晴れと目まぐるしく変化。21日晴れたり曇ったり、すっきりしない。それでも空が青いのはUVフィルターの影響。
④ 三脚を玄関に置き忘れてきてしまったので、すべて手持ち。
⑤ 大沢沼と曲沢沼をそれぞれ4回訪れて撮影。20日は天候がころころ変わるので、2つの沼を行ったり来たり。21日は5時半に起きて、早朝の沼を撮影。曽原湖でも撮影したが載せる写真は無し。

結論として、京都に比べると関東の紅葉撮影はなんとむずかしいのでしょうか。

大沢沼
大沢沼は人がいなくて、当方には曲沢沼よりベター。とっても限定されたポイントでなんどもトライする。人がいないのをいいことに、20回くらい古枝を放り込んで波紋を作って撮影。



















曲沢沼
望遠レンズと三脚をかかえた写真ファンが10人くらいいつもウロウロしていて、当方にはあまり好みでない環境です。

















五色沼













Fujifilm X-T3 + Zeiss touit 12mm

以上、2日頑張っても、使えそうな写真は2, 3枚しか無い。大沢沼や曲沢沼は沼岸のいいところは別荘やホテルが占拠していて、私有地だから入るなと書いてあります。キャンプ場に至っては、入るなら金を取ると書いてあります。カメラマンが荒らすから仕方ないですが、何とか共存の道はないのでしょうか? 五色沼も同様、ウォーキング道が決まっていて、これも撮影ポイントが極めて限定されてしまう。ぐるっと一周することが出来る沼が無いのです。同じ沼でもどこかに使えるポイントが見つかる可能性があるのですが。このあたりには、檜原湖や秋元湖、その他小さな沼がいっぱいあります、もっと当方の望むような場所があるのかもしれない。しかし、今のところ裏磐梯でこれ以上探しまわる意欲がわきません。
Fujifilm GFX50Sに決着をつけると意気込んで行ったわりには、フラストレーションが解消されるどころか、さらに増大しました。

どこかいい水面はないものか? 
もっと神秘的な
もっと幻想的な
もっと透明な
もっと美しい
本当に真剣なのです。

なにか、中判カメラの生っぽさが消えてしまっている。安物のUVフィルターが疑わしい。そもそもUVフィルターは生っぽさを消してしまうのか?  大体当方はもともとフィルターが嫌い。 余計な物なものは付けない方がいい気がする。まだまだ中判カメラの使い方がわかっていない。

感動が無ければ、先に進めない。陶器に絵が描けない状態で、いくつも机の上に並んでいる。

コメント
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